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養蜂カレンダー

あなたの気候帯に合わせた、月ごとの養蜂ガイド。

温帯 位置情報から自動選択 · JP

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Deep Wintering
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季節

この時期、温帯気候の深い越冬の核心に入る。これは最も寒く最も静かな時期である――蜂群は完全に閉じこもり、養蜂家は外から見守るほかない。季節を通じて備えたすべてが、ここで試される。

気温は最低点にある。日中は氷点前後かそれ以下、夜は深い凍結である。日長は最も短く、光は最も弱い。持続する雪があることもある。自然は完全に静まり、蜂にとって外の世界は脅威でしかない――寒さ、風、湿気である。

自然は眠る。開花はなく、蜜源はなく、採集もない。蜂群はもっぱら貯蜜で生き、数か月のあいだ外から何も得ない。これは純粋な消費の時期である。

この時期の性格は一文に集約される。蜂群は閉じ、触れられず、守られる。この時期にはいかなる誤りも正せない。貯蜜は補えず、換気は変えられず、蜂勢は強められない。冬に入ったままの姿で冬を出る。養蜂家の仕事は待つことであり、最大の必要(緊急給餌、雪のあとの巣門清掃)のときのみ最小限に介入することである。

地域差がこの時期の長さを定める。厳しい大陸性気候では長く鋭く、温和な海洋性気候では短く軽い。だがどの地域でも同じ原則が当てはまる。巣箱から手を離し、目を離すな。

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巣箱の状態

この時期、巣箱は数か月のあいだ砦のごとく閉じたままである。蜂球は形づくられ蜂群は閉じこもり、養蜂家は外から見守るほかない。

冬季蜂球

蜂球は形づくられ蜂群は閉じこもった。中心は約20~30℃(蜂児があれば34℃)、縁は約6~8℃である。働き蜂は筋肉を震わせて熱を生み、その熱を自らの断熱で保つ。女王蜂は中心にいる。蜂球は外の気温に応じて縮み、あるいは緩む――寒いほど蜂球は固く密になる。

貯蜜と消費

蜂球は冬の間ずっと貯蜜を食べながら動き、熱を生む。消費は外気温に依る。寒いほど暖房のために多く食べる。重量は指標として見られるが(秤か巣箱を持ち上げて)、もはや変えられない。貯蜜は今あるものがすべてである。

貯蜜への到達――生死の問題

この時期の最重要の問いは蜂球は貯蜜に届くかである。蜂球は冬の間ずっと貯蜜を食べながらゆっくり動く。隅で行き詰まり、前の貯蜜が尽きていることがある――たとえより遠くに蜜があっても、寒さのなか蜂球はそこへ動けない。結果、蜜に満ちた巣箱のなかで餓死する。これは深い越冬の最も痛ましい死の原因であり、その根は越冬入り時の誤った貯蜜配置にある。

湿気と換気

深い冬でさえ、殺し手は寒さでなく湿気である。蜂球の代謝は絶えず水蒸気を生む。この水蒸気は上から出ねばならず、蓋の下に結露してはならない。上部換気が必須である――湿った空気は上がって出て、蜂球に滴らない。ただし換気を調整するために巣箱を開けない。この調整は前もって整えてある。

物理的健全性と雪

厚い雪は蓋を潰し、巣門を塞ぎ、巣箱を倒しうる。蓋は固定され、雪が溜まらず、巣門が雪から守られているべきである。一方、雪は天然の断熱でもある――巣箱の周りに積もった雪は熱を安定させ、北の地域はこれを意図して用いる。ただし巣門が雪で塞がれてはならない。

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蜂群の勢い

この時期、蜂群の蜂勢は越冬の勢に落ち着き、いまはほぼ一定である。数はゆっくり減る。健全な蜂群は春に届くだけの数で越冬に入る。

務めに就く冬蜂

越冬する蜂はほぼすべて冬蜂である――長命(4~6か月)で、厚い脂肪体を持ち、蜂球を暖めることに特化している。この世代の質はすでに定まっており、いま変えられない。良い冬蜂で越冬に入った蜂群は越し、悪い蜂で入った蜂群は細る。

産卵停止――無蜂児期

多くの温和な地域で、この時期には女王蜂は産卵を完全に止め、蜂群は無蜂児となる。これは二つの点で重要である。第一に、蜂群は蜂児を暖める負担から解かれ、エネルギーを節約する。第二に、この無蜂児期はヘギイタダニ対処の黄金の窓である(この対処が前の時期に行われていれば)。深い冬にはしばしばシュウ酸の一回の対処でダニ管理を締めくくる。

自然な減耗の律動

着地板に数匹の死蜂を見るのは正常である――老いた蜂は自然に死ぬ。減耗は外気温とともに増える(厳寒で加速する)。健全な蜂群はこの減耗に耐える数で越冬に入る。減耗の度合いは、巣箱を優しく叩いて耳を澄ませても判る。健全な蜂群は短く力強い羽音で応える。弱い応えは警報である。

蜂勢と熱の均衡

蜂球は自らを暖めるのに最小限の質量を要する。ごく小さな蜂群(数枚の蜂)は蜂球を十分に暖められず、寒さのなか細る――貯蜜がどれだけあろうとである。ゆえに弱群は越冬前に合同すべきであった。深い冬の合同は不可能だからである。

女王蜂――触れない

蜂球の中心の女王蜂は蜂群の唯一の未来である。数か月のあいだ介入できない。良い女王で入った蜂群は希望に満ち、悪い女王で入った蜂群はおそらく失われた。この判断は去年の秋に下された。

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内検

この時期、内部の点検は完全に止まる。深い冬に巣箱を開けることは、一瞬で蜂球を散らすことを意味する。唯一の観察は外部である。

巣箱を開ける――絶対の禁

氷点かそれ以下で巣箱を開けることは、蜂球を一気に散らす。蜂群は数秒で破局的な量のエネルギーを失い、回復しない。好奇心で巣箱を開ける養蜂家は自らの手で蜂群を殺す。この時期、開いた巣箱=死んだ蜂群である。

外部の観察――数か月の忍耐

点検はもっぱら外から行い、深い冬の日課となる。

  • 雪のあとの巣門点検: 雪が巣門を塞げば清める。窒息を防ぐ。
  • 巣箱の周囲: 転倒、動物の跡(ヘラジカ、クマ)、雪の堆積。
  • 音: 優しく叩いて耳を澄ます――健全な蜂群は短い羽音で応える。沈黙は死の兆候。
  • 死蜂: 巣門に溜まったものを清める(蜂群はそれを為せない――外に出ないから)。
  • 重量: 秤か後ろから持ち上げて貯蜜の状態を知る。

稀な温暖な日――排泄飛行の機会

冬には稀に温暖な日(一時的に気温が零度を超える)が訪れる。これは蜂群が腸を空にする決定的な機会である。その瞬間に巣門が開いて澄んでいることを確かめる。稀な排泄飛行は越冬中のノゼマ圧を下げ、蜂群を春へ導く。

死群の発見

冬の終わりが近づくと、一部の蜂群が死んだことが判る。死群の巣門はただちに塞ぐ(盗蜂は今でなく春である)。原因の究明はあとに残す(飢餓、湿気、ノゼマ、ヘギイタダニ、女王の喪失)。来季への貴い教訓である。

低介入、限りない忍耐

深い越冬の黄金律――巣箱から手を離し、目を離すな。数か月何もしないことは、この気候で養蜂家が学ぶ最も難しい技である。慌ただしい、あるいは不安な介入は蜂群を終わらせ、忍耐強い観察は蜂群を運ぶ。

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給餌

この時期、液体の給餌は完全に止まる。固形給餌は救済として可能だが、それは準備の不足の印である。

液体給餌――固く禁じる

氷点下では蜂はシロップを処理できない。与えたシロップは未処理のまま残り、内部の湿度を破局的に上げ、蜂群を終わらせる。この時期にシロップは用いない――それで終わりである。

固形の緊急給餌

重量が危機的な貯蜜(冬の終わりに届かないほど)を示すなら、唯一の選択は固形給餌である。

  • フォンダン/砂糖ペースト/煮固めた砂糖: 蜂球の直上に置く――最短の介入で。
  • やり方: 可能な限り暖かい日に、可能な限り速く。巣箱を30秒以上開けたままにしない。

固形の餌は蜂球の直上に置かねばならない。遠くに置いた餌は無益である――蜂はこの寒さのなか遠くへ動けない。

なぜ固形給餌が準備不足の印か

良い越冬は、蜂群を15~20kgの天然の蜜と時機を得て与えたシロップで冬に入れる。この時期に固形給餌を要することは、前の時期の貯蜜が不足に計算されたことを意味する。一度は許される(救済)が、繰り返すなら準備の哲学を見直すべきである。越冬前の給餌は計画であり、深い冬の給餌は警報である。

冬、蜂群は結露した水蒸気と蜜から水の必要を満たす。この時期に水を与える必要はない。重要なのは巣箱内の湿度の均衡である。極端な乾燥(蜜の結晶)も極端な湿気(結露)もともに問題である。良い換気がこの均衡を保つ。

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病害虫

この時期、蜂群は物理的に閉じているが、なお長きにわたり幾つかの陰湿な脅威にさらされる。ノゼマ、長い便秘、ネズミである。また無蜂児期はヘギイタダニ対処の機会だが、その多くは前の時期に用いられた。

ノゼマ――深い冬の圧

数か月排便できない蜂の腸は満ちる。この環境でノゼマは容易に広がる。徴候は巣箱前や巣門の糞斑(蜂が中で排便し始める)、這う蜂、発達の欠如である。ノゼマひとつが越冬蜂群を終わらせる最も多い原因の一つである。

この時期に対処はない――物理的な予防のみである。良い換気、乾いた巣箱、排泄飛行の機会、強い蜂群である。ノゼマが見つかれば、対処と管理は春に残す。

ヘギイタダニ――無蜂児期の機会の延長

温和な地域の蜂群の無蜂児期はダニ管理に貴い。前の時期に施したシュウ酸の一回の対処は、この時期を通じてダニ数を極めて低く保つ。適切な条件(厳寒、開検の禁)がないため、この時期に別の対処は通常要らない。

ネズミと小型齧歯類

厳しい冬はネズミに巣箱を隠れ家と見出させる。入り込んだネズミは冬の間ずっと留まり、巣脾を荒らす。ネズミ返しは前の時期に付けるべきであり、いまは変えられない。巣箱の底に溜まった死んだネズミの残骸は、春の清掃の一部となる。

大型動物

地域によっては、養蜂場がクマなど大型動物の徘徊する場所にあることがある。クマは特に危険である――巣箱を倒して壊し、冬に目覚めて徘徊することもある。ヘラジカは巣箱を倒しうる。これらの脅威は冬にも続く。

シジュウカラやキツツキなどの鳥が冬に巣門に近づき蜂を狩る。キツツキは特に破壊的である――巣箱の前面を叩いて蜂を追い出す。巣門の保護や網が役立つことがある。

湿気とカビ――物理的脅威

不十分な換気はカビを養う。これは蜂群を直接殺しはしないが、その健康を蝕む。前の時期に整えた換気がここで働かねばならない。

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蜜源・花粉源

この時期、蜜源は事実上ゼロである。深い越冬に蜜源はほとんど存在せず、蜂群はもっぱら内部の貯蜜で生きる。

絶対のゼロ

地面は凍り、植生は雪の下か枯れ、気温は数か月氷点下である。花蜜も花粉もない。蜂はいずれにせよ飛べない。この時期、蜂群の外部収入は完全にゼロである。

内部貯蜜が定める

この条件では、内部貯蜜が唯一の決定要因である。巣箱に蓄えた量(越冬前の15~20kg)が蜂群の耐える期間を定める。貯蜜の位置も重要である。動く蜂球が届かねばならない。貯蜜の配置は前の時期に定まった。いま変えられない。

花粉の貯え

春に最初の蜂児を育てるため、蜂群は花粉の貯えを持たねばならない。この貯えは春に最初の蜜源が来るまでの橋である。花粉貯えの不足は力強い春の成長を不可能にする。この貯えも越冬前に定まった。

蜜の質と結晶の危険

越冬蜜は結晶が遅いことが望ましい(セイヨウアブラナ蜜のように速く結晶する蜜は越冬に理想的でない)。ひどく結晶した蜜は蜂球が溶かせず、貯蜜は事実上到達不能となる。一部の蜜(甘露蜜や松の蜜)は灰分が高く(腸の負担を増す)越冬に推奨されない。前の時期の継箱管理に連なる判断である。

地域の例外はない

熱帯や温和な気候では例外的な冬の蜜源を語りうる。深い越冬に例外はない――蜜源は完全にゼロである。これはこの気候の最も厳しい真理である。(ただし非常に暖かい地域では蜂群が完全な冬に入らず、冬に限られた蜜源が残ることもある。それは異なる気候である。)

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採蜜

これは採蜜の時期ではない。巣箱にあるものすべてが蜂群の越冬貯蜜であり、触れない。この時期の生産の側面は、前の時期の製品の処理と来季の準備のみである。

採蜜――除外される

この時期に巣箱から何も採らない。15~20kgの貯蜜は冬の間ずっとの蜂群の糧である。その一部を採ることは蜂群を直ちに死へ送る。

蜜蝋と季節の処理

巣箱の仕事が終わったため、養蜂家は前季の製品を処理する時間を持つ。採蜜した蜜、蜜蓋の蝋、清めたプロポリスをこの時期に瓶詰めし、処理し、販売に備える。蜜蝋の溶解、巣礎・型の作成、販売の準備は、この長い月に理想的な作業である。

記録と評価

長い冬は季節の結果を正直に評価する豊かな時間を与える。

  • 何群で季節を始め、何群が越冬に入ったか。(何群が越冬を越すかは春まで判らない。)
  • 総生産はどれだけか。(蜜、花粉、プロポリス、蝋、女王蜂。)
  • どの群が何を生産したか。最良と最悪の群の分析。
  • 越冬準備は十分だったか。(答えは春に判る。)

製品の保管

冬の気候は製品の保管に好適である(低湿度、低温、天然の冷蔵)。蜜は適した条件(無臭、涼しい14~18℃、暗所、密閉容器)で保つ。プロポリスは寒さで硬く、扱いやすい。蜜蝋は乾いた空気で清浄に保たれる。この気候の条件を活かすことは製品の質を高める。

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資材

この時期、資材の焦点は二重である。巣箱の越冬資材は数か月耐えねばならず、来季のために備える資材は冬に落ち着いて整え直す。

巣箱の越冬資材

  • 断熱: 地域に応じて――二重壁の巣箱、上部断熱、外包み/雪の層。
  • ネズミ返し: 所定の位置に、健全に、冬に変えない。
  • 上部換気: 深い冬の湿度管理の核。
  • 巣門縮小: 狭い位置に、ただし塞がない。
  • 蓋の固定: 重し/ベルトで風と雪の荷重に備えて。
  • 雪からの保護: 雪が巣門を塞がぬように。

採蜜と処理の資材

遠心分離機、貯蜜タンク、濾し器、蜜蓋掻き具を洗って乾かし保管する。この時期に蜜と蝋を処理し、資材を集中して使う。採蜜後の清掃と保守は冬に行う――春の慌ただしさを避けるためである。

来季の資材の準備

冬は資材の棚卸しと修理に理想的で、春の慌ただしさの遅れを防ぐ。

  • 空の巣箱と巣脾: 繁忙期に足る数。
  • 造った巣脾: 主要流蜜は継箱の需要を速く上げる。
  • 交尾箱: 女王養成のため。
  • 分割箱: 繁忙な分蜂期に備えて。
  • 継箱と隔王板。

資材の棚卸しと修理

壊れた巣枠、腐った巣箱本体、傷んだ給餌器、擦り切れた面布はこの時期に見定め、冬を通じて直し/替える。春の混雑で資材が不足しないことは、この棚卸しに懸かる。

重量計

深い冬、重量計は巣箱を開けずに貯蜜を判断する最も貴い道具である――この時期の最も危険な作業(巣箱を開けること)を不要にする。

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蜂場の管理

この時期、養蜂場は深い冬に委ねられている。手入れは、害を防ぎ、稀な観察/通行の条件を保つことにある。来季の準備はこの長い時期にわたる。

雪の管理

雪は脅威であり資源でもある。

  • 資源の側面: 巣箱の周りに積もった雪は天然の断熱を与え、内部の熱が安定する。北の養蜂ではこれが意図した技であることもある。
  • 脅威の側面: 雪は蓋を押し、巣門を塞ぎ、巣箱を倒しうる。小さな雪よけの庇が巣門を守り、固定した蓋が崩落を防ぐ。
  • 通行: 養蜂場への道をスコップで清め、巣門の雪の詰まりを取り除く。

風よけ

冬の風は寒く鋭い。天然の風よけ(生垣、斜面の縁、岩壁)あるいは人工の風よけ(柵、藁束)は越冬に決定的である。風は蜂群の熱損失を直接に速め、貯蜜の消費を増す。良い風よけは越冬の均衡全体を変える。

日射と稀な温暖な日

晴れた温暖な冬の日、蜂は排泄飛行に出る。巣箱の立地が稀な温暖な正午の日を受けられれば、排泄飛行に貴い。日の角度が低ければ、保護(風よけ)も併せて考える。

大型動物

クマ、オオカミ、ヘラジカ――地域によっては養蜂場がこれらの動物の経路にある。電気柵は多くの地域で必須で、冬にも働く(小さなクマが冬に目覚めて徘徊することもある)。巣箱を地面から上げてよい(クマと雪に備えて)。遠隔の養蜂場への定期の訪問を考えるべきである。

通行の計画

厳しい冬には、養蜂場を毎週見ることさえ難しいことがある。通行の道を前もって計画せねばならない(スコップ、そり、スノーモービル)。遠隔の養蜂場の毎週の点検が不可能なら、月次の点検計画を立てる。稀であっても、観察は蜂群の状態を早期に知る唯一の手段である。

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学習

この時期、学びと計画の数か月がある。長い冬の月をよく活かせない養蜂家は、春に不意を突かれる。

越冬の生理

この時期に深める主題は越冬に固有の生物学である。

  • 蜂球の働き: 貯蜜消費の曲線、熱の生産、蜂の動き。
  • ノゼマの力学: 便秘の役割、排泄飛行の決定的な重要性。
  • 冬蜂の生理: 長命な蜂を作る条件(タンパク質、ヘギイタダニ、齢)。
  • 断熱の勘定: 断熱の厚みと熱損失・貯蜜消費の関係。

季節の総括

長い冬は季節を正直に評価する豊かな時間を与える。

  • 何群で季節を始め、何群が越冬に入ったか。
  • 各群の成績――最良、最悪。
  • 越冬前の判断は正しかったか――何が効いたか。
  • どの遺伝/系統が地域の条件で最も良く働いたか。
  • 来季の戦略。

地域の伝統の学び

地域の越冬の伝統は、この気候に固有の貴い知識を蓄えている。この伝統は書物、協会、熟練養蜂家を通じて伝わる。冬はこの宝に至る理想の時期である――地域の経験は独りでは学びにくい。

来季の計画

春に活動期が突然始まるため、各項目を前もって計画せねばならない。最初の点検はいつか、継箱の追加はいつか、女王養成の計画、群数の目標、養蜂場の立地である。明確な計画をもって冬に入ることは、準備の整った状態で春に出ることを意味する。

長い冬を機会に変える

長い冬は重荷に見えるが、養蜂家には機会である。知識を蓄え、資材を備え、女王養成を計画し、施設の経営を整え、販売に着手する数か月である。この月を生産的に過ごす養蜂家は、短い活動期を最大限に活かす。

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Late Winter / First Stirring
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季節

この時期、真冬は過ぎたが春はまだ来ない、移行の段階である。深い越冬の終わりと最初の真の目覚めのあいだのこの狭い帯は、養蜂の暦で最も欺瞞的で最も肝心な時期の一つだ。外はなお冬に見えるが、巣箱の内部ではすでに大きな変化が始まっている。

気温はなお低いが、最低点から戻った。日中、穏やかな日がまれに8~12℃に達し、夜はなお凍る。昼は明らかに長くなる――そしてこの長くなることが、蜂群の目覚めを引き金する最も強い信号だ。最初の穏やかな日々に、蜂は排泄飛行をおこなう。

自然はなお眠るが、最初の兆しが現れた。ある早春の種(スノードロップ、ハシバミ、ヤナギ、一部地域ではアンズ)が咲くか花粉を供し始める。この最初の花粉が、蜂群の目覚めの肝心な信号だ。

この時期の性格は一言でいえる。蜂群は目覚めるが、貯えは尽きていく。女王蜂は産卵を再開し、育児が始まる――そして育児は貯えの消費を急に上げる。消費はまさに貯えが最も低いときに上がる。この落差がこの時期の最大の危険だ。春の飢餓。多くの蜂群が冬を耐えながら、まさにこの時期に、春まで数週間を残して死ぬ。

地域差がこの時期の時機を定める。温帯地域では早く始まり、過酷な気候では遅い。だがどこでも同じ危険が当てはまる。目覚めた蜂群 + 尽きた貯え = 春の飢餓の危険。

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巣箱の状態

この時期、巣箱は目覚めに入る。蜂球は緩み始め、蜂児圏が現れ、消費が加速する。だがこのすべては巣箱の内部で起こる――養蜂家は直接には見えない。この時なお開検は適さないからだ。

開けずに巣箱を読む

この時期の最も重要な技能は、開けずに巣箱の状態を読むことだ――天候がなお開検に適さないからである。外部から読めるもの。

  • 排泄飛行: 穏やかな日の密な飛行は、蜂群が生きて健全であることを示す。
  • 花粉を運ぶ蜂: 花粉を運んで巣門へ帰る蜂は、内部に蜂児がある確かな証だ――女王蜂が産卵している。
  • 巣箱の重量: 秤が加速する下降を示せば、育児が始まり貯えが速く融けている。
  • 聴診: 蜂球の音と密度。

春の飢餓――生死に関わる

この時期の最も肝心な巣箱の状態の問いは――蜂球は残る貯えに届くか。冬中、蜂球は貯えを食べながら動く。この時期、蜂球は巣箱の一隅にうずくまり、前の貯えを食べ尽くしていることがある――たとえより遠くに蜜があっても、寒さのなか蜂球はそこへ移って届けない。結果は――蜜に満ちた巣箱で餓死する。これは春の損失の最も多く、最も痛ましい原因だ。

緊急の秤量

巣箱を後ろからそっと持ち上げると重さが感じられる。羽のように軽ければ、貯えは限界に達し、緊急の介入が要る(蜂球の上に固形の餌を置く)。これはこの時期に巣箱への唯一正当な「介入」だ――それでも速く慎重に。

湿度と換気

育児が始まるや、蜂球はより多くの熱と湿気を生む。冬中に整えた換気の配置がなお働いているか確かめねばならない――この時期、結露の上昇はかびと病気の危険を上げる。だが換気を調えるために開けない。外部から点検する。

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蜂群の勢い

この時期、蜂群の群勢は転換点にある。冬中下がり続けた蜂数が再び上がり始める。だがこの移行は脆い――しくじれば、蜂群はこの時期に衰える。

女王蜂の産卵再開

昼が長くなり始め最初の花粉が来ると、女王蜂は産卵を再開する。これは冬の終わりの最初の生物学的信号だ。初めは遅い――小さな蜂児の一片――が着実に広がる。この最初の一片が、蜂群の春の群勢の種である。

越冬蜂と最初の春蜂の競走

これはこの時期の最も肝心な生物学的事実だ。蜂群を越冬させた越冬蜂は今や老いる――寿命の終わりに至る。蜂群を生かし続けるには、新しい春蜂がこれらの老いた越冬蜂の死ぬ前に生まれねばならない。これは競走だ。新しい世代が古い世代の尽きる際に成熟せねばならない。新しい世代が遅れれば、蜂群は衰える――群勢が臨界の閾値を割り、蜂球は自らを暖められず、蜂群は死ぬ。

花粉――新しい世代の燃料

最初の春蜂の成熟は花粉に依る――育児の原料は花粉だ。この時期、蜂群は越冬時に蓄えた花粉帯を用いるか、最初の早春の花(ヤナギ、ハシバミ)から新鮮な花粉を集めるかだ。花粉のない蜂群は育児できず、新しい世代が来ず、この競走に負ける。これが花粉がこの時期に極めて重要な理由だ。

群勢の侵食を観察する

この時期、群勢はしばらくなお下がり続けうる(老いた越冬蜂が死に、新しい蜂がまだ成熟しないとき)。これが最低点だ。健全な蜂群はこの最低点を越え、上昇へ転じる。飛行の往来が弱まり続けるのは、蜂群が競走に負けつつある兆しでありうる。

女王蜂の確認

女王蜂が冬を耐えたかは、花粉を運ぶ蜂と、(穏やかな日に速く確かめれば)蜂児の存在からしか判じられない。冬を無王で出た蜂群はこの時期に救えない――新しい女王を育てる条件(雄蜂、天候)がないからだ。無王群は強群との合同で救える。

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内検

この時期、点検はおおむね外部からおこなうが、極めて重要な例外がある。秤量だ。開検は最小限に保つ。天候がなお寒く、開いた蜂児は冷えるからだ。

原則――知りつつ開けない

矛盾に見えるが、これがこの時期の真髄だ。蜂群の状態を知らねばならない(目覚めているか、飢えているか、女王がいるか)、そして開検はなお危険だ。解決は、外部の読みと、必要なときの速い秤量である。

外部の点検

  • 穏やかな日の飛行: 密な排泄飛行 = 健全な蜂群。
  • 花粉を運ぶ蜂: = 内部に蜂児、女王蜂が産卵中。
  • 巣門の前: 死蜂の数、糞の斑点(ノゼマの兆し)。
  • 秤: 加速する下降 = 消費が上がり、飢餓の危険が近い。

肝心な内部の点検――重量

この時期の唯一正当な物理的介入は秤量、そして必要なときの緊急給餌だ。巣箱を後ろから上げて重さを感じる。軽ければ速く開け、蜂球の上に固形の餌(砂糖のフォンダン)を置く。これは数秒で済ませねばならず、蜂球を冷やさない。長引く点検は開いた蜂児を殺す。

最初の詳細点検の時機

最初の真の詳細な開検――蜂児圏を見、女王蜂を見、貯えを評価する――は、天候が着実に暖まるまで待たねばならない(ふつう14~15℃以上、晴れ、正午)。この条件はこの時期の末に現れうる。早すぎる詳細点検は益より害が大きい。

死群の発見

この時期、ある蜂群が冬を耐えなかったことが明らかになる。死群を見つけたら原因を調べる(飢餓、湿気、ヘギイタダニ、ノゼマ)――来年の教訓だ。死んだ巣箱は直ちに閉じ盗蜂から守り、その巣枠は評価するかスムシ/病気の対策下に置く。

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給餌

この時期は給餌が命を救う時期だ。春の飢餓は真の脅威で、時機よい給餌が蜂群と死のあいだの唯一の差でありうる。だが給餌の形は天候と密接に結ばれる。

春の飢餓――なぜこの時期か

仕組みは残酷で単純だ。育児が始まる → 消費が急上昇する → だが貯えは冬中下がった → そして外にまともな源はまだない。この三つの要因が交わるとき、蜂群は春まで数週間を残して餓死する。冬を耐えたことは何の意味もない。この時期に飢えれば死ぬ。

天候が寒ければ――固形給餌

持続する寒さが続くなら、液体の糖液を与えない(蜂群は処理できず、湿気を生む)。固形給餌に切り替える。

  • 砂糖のフォンダン/砂糖ペースト/煮詰め砂糖: 蜂球の真上に置く。冬、蜂は上へしか動かない。遠くに置いた餌には届かない。
  • これは緊急の飢餓の介入で、速くおこなう。

天候が暖まり始めれば――刺激的な液体給餌

この時期の末、穏やかな日が増え蜂群が活発になったら、刺激給餌(1:1の薄い糖液)が登場できる。その目的は二重だ。飢餓を防ぎ、女王蜂に産卵を促して春の発育を速める。薄い糖液は天然の花蜜の流れを模し、「春が来た、大きくなれ」という信号を発する。

刺激給餌の加減

刺激給餌は力ある道具だが、慎重に使う。早すぎるか強すぎる始め方をすると、蜂群は天候がなお寒いうちに暖め/哺育できないほどの蜂児を産みうる。理想は自然の最初の真の源と同期して始めることだ。

花粉/タンパク質――肝心

この時期、タンパク質は糖液よりさらに重要だ。新しい春蜂の成熟は花粉に依る。天然の花粉(ヤナギ、ハシバミ、スノードロップ)がなお薄く、蜂群の花粉の貯えが尽きていれば、一枚のタンパク質のフォンダンが新しい世代を救いうる。だが天然の花粉は常に優先で、可能なら蜂場を花粉源の近くに置く。

目覚めて育児する蜂群は水を要する(蜂児の餌、結晶した蜜を溶かすため)。最初の穏やかな日々に蜂は水を探しに出る。近く、日当たりのよい(冷たくない)水源がこの時期に蜂群を助ける――冷たい水へ行く蜂は冷えて帰れないことがある。

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病害虫

この時期、越冬の害敵の均衡が見え、ノゼマなど春の病気が現れうる。ヘギイタダニは今は背景にあるが、新しい蜂児とともに再び繁殖に備える。

ノゼマ――春の陰険な脅威

これはノゼマの危険が最も高い時期の一つだ。冬中ストレスに耐え腸を空にできなかった老いた越冬蜂は、ノゼマにかかりやすい。兆し。

  • 前壁と巣門の褐色の糞の斑点(下痢)。
  • 飛べず、這う蜂。
  • 衰え、発育できない蜂群。

ノゼマは蜂群の春の発育を壊し、治さねば衰えさせる。最良の予防――乾いた換気のよい巣箱、清潔な越冬の貯え(甘露蜜でない)、機会あるごとの排泄飛行(日当たりのよい地点)。ひどければ獣医の指導下で巣箱/巣枠の交換と治療を要しうる。

ヘギイタダニ――静かな再開

育児が再開するや、ヘギイタダニも再び繁殖を始める。今はダニ数が低い(無蜂児期に治療していれば幸い)が、繁殖の周期が新しい蜂児とともに建て直される。この時期はふつう治療しない(寒く、群は弱い)が、ダニの状況を監視する――とくに無蜂児期の治療の機会を逃したなら。

越冬損失の分析

この時期に死んだ蜂群は、来年に最も価値ある教訓を与える。死群を開けると、たいてい原因が読める。

  • 蜜に満ちて死に、蜂球が小さい: 飢餓でない――蜂球が貯えに届かなかったか、蜂球が小さすぎた(群勢不足)。
  • 空で、貯えが尽きた: 飢餓――越冬の貯えが不十分。
  • 糞の斑点、悪臭: ノゼマか湿気。
  • ダニが多く、翅の変形した死蜂: ヘギイタダニ/ウイルスの崩壊。

この分析が来年の準備を導く。

ネズミの害

冬中ネズミが入り込んでいれば、その害がこの時期に現れる。壊された巣枠、ネズミの巣、糞。ネズミ返しが働いたかがここで分かる。害を受けた蜂群は扶助し、巣枠は交換する。

🌸

蜜源・花粉源

この時期、自然が最初のわずかを差し出す。まともな流蜜はないが、最初の早春の花が供する花粉が、蜂群の目覚めの肝心な信号と燃料だ。

最初の花粉――目覚めの引き金

この時期の最も重要な源は花粉で、花蜜でない。最初の早春の花の新鮮な花粉が蜂群に「春が始まった」と信号し、女王蜂の産卵と育児を引き金する。この最初の花粉(または越冬の花粉の貯え)がなければ、蜂群は目覚めを遅らせるか、新しい世代を育てられない。

この時期の早春の蜜源

  • スノードロップとクロッカス: 最も早い花。花粉と少しの花蜜。
  • ハシバミ: 風媒だが、蜂には早く貴い花粉源だ。
  • ヤナギ: 早く、豊かな花粉と幾らかの花蜜――春の目覚めの古典的な蜜源。
  • サンシュユ、スモモ、アンズ: 温帯地域ではこの時期に咲きうる。
  • タンポポ(最も早いもの): 温帯地域で早く咲く個体。

これらの源は地域と年により数週間ずれる。養蜂家は自らの地域で最も早い開花を知らねばならない。

蜜源の脆弱さ

この時期の蜜源はとても脆い。穏やかな一日に花が開き、続く寒さが花も蜂の飛行も止める。ゆえに最初の蜜源は存在するがあてにならない。蜂群はそれに完全には頼れない。その内部の貯え(蜜 + 花粉の貯え)がなお主要な支えだ。

花粉の貯えの役割

十分な花粉の貯えを持って冬に入った蜂群は、その貯えで育児し、外部の花粉が来るまでつなぐ。貯えが尽き外部がなお薄ければ、新しい世代は成熟できない。これが、この時期に養蜂家が外部の花粉の流れ(花粉を運ぶ蜂)と蜂群の状態の両方を観察し、必要ならタンパク質のフォンダンで橋を架ける理由だ。

花蜜――まだ

この時期、まともな花蜜の流れはまだない。早春の花の少しの花蜜は維持の水準にある――蜂群を生かすが蓄えさせない。ゆえにこの時期、蜂群は明らかに貯えを消費し、生産しない。重量の下降は正常で、飢餓の危険はここから来る。

🍯

採蜜

この時期は決して収穫の時期でない。むしろ逆に、蜂群が最も脆く、最も扶助を要する時期だ。「生産」の側面は、次の季節への準備で完全に構成される。

収穫しない――むしろ逆

この時期、巣箱から何も取らない。むしろ与える(必要なら給餌)。残る貯えは、蜂群が春の飢餓に抗する唯一の保障だ。この時期は収穫の考えすら誤りである――蜂群はかろうじて自らを保っている。

巣枠の準備――次の季節のため

この時期は次の季節のために巣枠を準備するのに適する。冬中貯蔵した空の巣枠を点検し、清め、分類する。春の爆発のなか蜂群は速く拡張し造った巣枠を要する。この貯えを今準備する。古く黒ずんだ巣枠は選り分け蝋に溶かす(病気の貯蔵庫にならぬよう)。

蜜蝋と巣礎

冬中集めた蜜蝋はこの時期に巣礎に加工するか、加工の準備をする。春が来ると蜂群は巣枠を造る。十分な巣礎の貯えが春の発育を支える。

女王養成の計画

この時期、女王養成はまだできない(雄蜂なし、適した天候なし)が、計画は立てる。どの種群から、いつ、何匹の女王を。女王蜂を買うなら発注する――これらをこの時期に定める。春の発育が始まると、女王養成は速く登場する。

死群の資源の評価

冬を耐えなかった蜂群の巣箱、巣枠、貯えを評価する。健全に死んだ(飢餓/湿気)蜂群の蜜と巣枠は、健全な蜂群や春の分割の資源になる。だが病気で死んだ(とくにノゼマやアメリカ腐蛆病を疑う)蜂群の資材は慎重に扱う――必要なら病気を移さぬよう処分する。

🧰

資材

この時期、春の資材の最後の準備をおこない、緊急給餌の資材を備えておく。春の爆発が近づく。不意を突かれれば季節の始まりを逃す。

緊急給餌の資材――備えておく

春の飢餓はいつ蜂群を脅かしてもおかしくない。介入の資材を備える。

  • 固形の餌(砂糖のフォンダン、砂糖の塊、煮詰め砂糖): 蜂球の上に速く置ける形で備える。
  • 巣箱内給餌器: 清潔で漏れず、天候が暖まった後の液体給餌のため。
  • タンパク質のフォンダン: 花粉不足に備えて備える。

春の拡張の資材

蜂群はまもなく速く大きくなる。拡張の資材を備える。

  • 造った巣枠と巣礎: 蜂群の拡張に合わせ足す。
  • 追加の箱体/継箱: 春の発育のため備える。
  • 新しい巣箱: 春の分割のため。

点検の資材の準備

詳細点検はまもなく始まる。基礎の資材を点検する。燻煙器は働くか、燃料は備えたか、面布は清潔か、ハイブツールは健全か、標識筆と女王籠は備えたか。冬中修理/更新した資材が、この時期に使えるようにする。

換気と断熱の点検

天候が暖まるにつれ、冬の断熱と余分な縮小を徐々に緩める――だがまだだ。この時期は断熱がなお位置にあり乾いているか、換気が(増える蜂児の湿気に)十分かを点検する。早すぎる断熱の撤去は、来る寒波で蜂群を打つ。

秤――この時期の肝心な道具

春の飢餓を早く察する最良の方法は巣箱の秤だ。加速する下降は育児が始まり貯えが融けていることを示す――給餌の決定の早期の警告だ。この時期、秤は蜂群を飢餓から救いうる。

🌿

蜂場の管理

この時期、蜂場は冬からの脱出に備える。冬の損傷を修し、春の発育の条件を改善するが、過酷な天候への保護はまだ緩めない。

冬の日光と排泄飛行

この時期、巣箱が日光を受けることが極めて重要だ。穏やかで晴れた日に蜂は排泄飛行に出る――冬中溜めた糞を空にするのに欠かせず、ノゼマを防ぐ。巣箱の位置は冬の日光を受け、巣門の前は空けて、機会あるごとに蜂が出られるようにする。日光がなく日陰に置いた巣箱は排泄飛行を遅らせ、病気の危険を上げる。

風よけの維持

天候が暖まり始めても、硬い寒さはなお来うる。この時期、風よけ(障壁、位置)を撤去しない。目覚めて育児する蜂群は、突然の寒さに越冬中の蜂群より無防備だ――蜂児を暖めねばならない。風がこの負担を倍加する。

水源の再開

目覚めた蜂群は水を要する。冬中閉じた/凍った水源を最初の穏やかな日々に再開する。水は日当たりがよく近くあるべきだ――冷たい水へ行く蜂は冷えて帰れないことがある。近くの水は蜂を寒さのなかで遠く飛ばせずに済ませる。

地面と排水

雪解けと春の雨が地面を濡らす。巣箱の下に水が溜まってはならない。排水を点検する。雪解けでずれた/傾いた巣箱を直す。湿った地面は巣箱の湿度と病気の危険を上げる。

場所の清掃の始まり

冬中溜めた枯草、折れた枝、雪の損傷をこの時期に清掃し始める。巣門の前と巣箱の周りを空けて保つ。だが重い場所の作業(草刈りなど)は春の到来を待つ。

死んだ巣箱の撤去

冬を耐えなかった巣箱は蜂場から撤去する――開いた死んだ巣箱を残すのは盗蜂と病気の伝播への招待だ。死んだ巣箱は閉じて評価のため撤去し、その位置は清掃する。

📚

学習

この時期、冬の学びが実践へ転じ始め、春が計画される。越冬損失の分析が最も価値ある、最も正直な学びの機会を与える。

越冬損失の分析――最も価値ある一課

この時期に死んだ蜂群は、養蜂家に来年の最も具体的な教訓だ。どの死群も開け、その原因を判定する。

  • 飢餓か。(貯えが不足、または蜂球が貯えに届かない。)
  • 湿気か。(換気不良、結露、かび。)
  • ヘギイタダニ/ウイルスか。(翅の変形、ダニが多い。)
  • ノゼマか。(糞の斑点、悪臭。)
  • 群勢不足か。(蜂球がとても小さく、暖められない。)

この分析は感情的でなく技術的におこなう――「運が悪かった」でなく、具体的な原因を探す。原因が見つかれば、来年その誤りを繰り返さない。損失の分析をする養蜂家は、年ごとにより良く越冬する。

この時期の肝心な知識

  • 春の飢餓の仕組み: なぜこれが最も危険な時期か、どう防ぐか。
  • 刺激給餌: いつ、どう、どれだけ。早すぎ/強すぎる給餌の危険。
  • 開けずに巣箱を読む: 外部の観察の技能。
  • ノゼマの診断と予防。
  • 越冬蜂から春蜂への移行: 群勢の競走の生物学。

春の計画を固める

春は戸口にある。計画をこの時期に固める。どの群が強く出たか、どれが扶助を要するか。いつ女王養成/発注するか。蜂群の増殖(分割)の目標は。拡張の資材は備えたか。この計画が春の爆発が来たとき備えた状態を確かにする。

種群の観察の始まり

最もよく越冬した――最も強く、最も健全で、損失の最も少ない――群が種群の候補だ。越冬の能力は遺伝する形質だ。越冬のよい群から育種することが、耐寒の蜂場を築く方法だ。これらの群を今印す。

忍耐の訓練

この時期に最も「学び」にくいものは忍耐だ。最初の穏やかな日に養蜂家は開けたく、春の作業を始めたくなる――だが早すぎる介入は蜂群を打つ。熟練養蜂家は自然と蜂群の律動を待つ。冬は遅れて来る寒波で性急な初心者を罰する。いつ介入しないかを知ることが、この時期の技だ。

3

Early Spring
🍃

季節

この時期、春が真に始まり、蜂群は目覚めから発育へ移る。冬は後ろに去り、最初のまともな開花が始まった。これは養蜂の年で最も希望に満ち、最も速く変わる時期だ。蜂群は毎週、目に見えて大きくなる。

気温は着実に上がる。日中12~20℃、穏やかな日が増え、遅霜はなお可能だがまれになった。昼は明らかに長くなる。蜂は今や規則的に採餌できる。雨は春の性質を帯びる――蜜源を潤し、適度だ。

自然は蘇る。最初のまともな開花――果樹、タンポポ、春の草原の花――が始まる。花蜜と花粉は今や維持の水準を超え、蜂群に真の収入がある。これは主要流蜜の前の最初の真の豊かさだ。

この時期の性格は――速い発育が始まり、それを導くのが養蜂家の仕事だ。蜂群は爆発に備える。女王蜂は密に産卵し、群勢は倍増する。養蜂家の務めはこの発育を支え(空間を与え、必要なら給餌し)、強い群で主要流蜜に備えることだ。よく管理すれば、この時期が豊かな主要流蜜の収穫を作る。

地域差がこの時期の時機と速さを定める。温帯の平原では早く速く、高地では遅い。早春の暖かい年には発育が速まるが、遅霜の危険も上がる。養蜂家は発育を支えつつ、遅れて来る寒波を警戒せねばならない。

🏠

巣箱の状態

この時期、巣箱は目覚めから全面の活動へ移る。蜂球は解け、蜂児圏は速く広がり、蜂群は拡張する。巣箱は今や規則的に開けて点検できる――天候が許せば。

最初の詳細点検

これは今季最初の全面的な開検をおこなう時期だ。天候が着実に暖まったら(14~15℃以上、晴れ、正午)、開けて状況を評価する。

  • 女王蜂: いるか、産卵しているか、蜂児の様式は健全か。
  • 蜂児圏: 広がっているか、密で整っているか。
  • 貯蜜: 春の飢餓は過ぎたか、蜜/花粉は足りるか。
  • 群勢: 何枚の蜂か、発育の速さはどうか。
  • 病気: 蜂児の様式に乱れはないか、病徴はあるか。

蜂児圏の拡大

この時期、蜂児圏は速く広がる。健全な蜂児圏は密で整い、封蓋が均一だ。不揃いで散らばった蜂児圏は病気(ヘギイタダニ、腐蛆病)の兆しで、直ちに検査を要する。蜂児圏が広がる速さが、どれほどの群勢で蜂群が主要流蜜に入るかを定める。

拡張の必要

大きくなる蜂群は空間を要する。育児箱が満ち始めたら空間を与える。造った巣枠を足し、必要なら第二の箱体/継箱を足す。時機よく空間を与えねば、後(分蜂期)に詰まりと分蜂を生む。だが早すぎる過大な空間は、蜂群が暖められない空の容積を作る――この均衡は蜂群の群勢で定める。

越冬装備の撤去

天候が着実に暖まったら、越冬の配置を徐々に撤去する。ネズミ返しを外し(ネズミの害は過ぎ、今や返しが採餌を遅らせる)、巣門を広げ(増える往来のため)、余分な断熱を緩める。だが遅霜の危険が残るなら急がない――徐々に。

湿度と換気の均衡

密集した育児は熱と湿気を生む。蜂群はもはや自らを暖めるのに苦労しないが、換気は蜂児の健康に重要だ。越冬の換気の配置を、増える採餌と育児に合わせて調える。

🐝

蜂群の勢い

この時期、蜂群の群勢は爆発の様式に入る。越冬蜂は春蜂に道を譲り、女王蜂は満産へ近づく。この速い成長が季節全体の土台を据える。

指数関数的成長の始まり

女王蜂は産卵の速度を上げ、最初の春蜂が哺育を始め、蜂群は指数関数的に成長する。生まれる働き蜂一匹ごとにより多くの蜂児を哺育でき、より速い成長を意味する――正の循環だ。この指数関数的成長が、強い群で主要流蜜に入る唯一の道である。

世代交代の完了

この時期、冬を耐えた最後の越冬蜂が死に、蜂群は完全に春蜂で構成される。この移行が完了すると蜂群は「若く」活力ある姿になる――春蜂は精力に満ち、健全で、勤勉だ。健全に世代交代を終えた蜂群は速く大きくなる。

女王蜂の評価

この時期、女王蜂の質が見える。良い女王蜂は広く密で整った蜂児圏を築き、蜂群を速く大きくする。悪い女王蜂(老いた、交尾不良、病んだ)は散らばり小さく不揃いな蜂児圏を産み、発育は遅い。この時期に悪い女王蜂に気づけば換王を計画する――悪い女王蜂は悪い主要流蜜を意味するからだ。

蜂群の均等化

蜂場の各群は発育の速さが異なる。強群から封蓋蜂児を一枚抜き弱群へ(均等化)与えれば、弱群を大きくし強群の分蜂圧を和らげる。この技術は蜂場を均等に強く主要流蜜へ導く方法だ。だが病気を運ばぬよう、健全な群からのみ巣枠を抜く。

分蜂圧の最初の兆し

速く大きくなる強群は、この時期の末に分蜂圧を示し始めることがある(とくに早春の暖かい年)。早期の王台と育児箱の混雑を観察する。分蜂期はまだ来ないが、強群は早くそれを起こしうる。空間を与えて予防する。

雄蜂の出現

この時期、雄蜂の育成が始まる――蜂群は繁殖の季節に備える。雄蜂の出現は女王養成と交尾にも要る。これは健全で季節に即した発育だ。

🔍

内検

この時期、点検は規則的で全面的になる。天候は今や開検を許す。蜂群が速く変わるので、規則的な監視は欠かせない。

頻度と時機

10~14日ごとに全面点検するのが適する。蜂群が加速し分蜂期が近づくにつれ頻繁になる。点検は一日の暖かく晴れた時間(正午前後)におこなう。遅霜の危険のある地域では、急に冷えた日に点検を延ばす――開いた蜂児を冷やしてはならない。

何を点検するか

  • 女王蜂と産卵: 蜂児圏の秩序、成長の速さ、女王蜂の質。
  • 発育: 蜂群はどれだけ大きくなったか、空間が要るか。
  • 貯蜜: 春の飢餓の危険は過ぎたか、蜜/花粉は足りるか。
  • 病気: 蜂児の様式、ノゼマの痕、ヘギイタダニの状況。
  • 分蜂の先触れ: 早期の王台、育児箱の混雑。

蜂児圏を読む――健康の鏡

この時期、蜂児圏は蜂群の健康の最良の指標だ。健全: 密で、整い、封蓋が均一で、域が広い――封蓋が「毛布のように」平らだ。病的: 散らばり、不揃い(「まだら/斑」の姿)、陥没または穿孔。病的な蜂児圏はヘギイタダニ、腐蛆病、悪い女王蜂、または栄養の問題の兆しで、直ちに調べる。

女王蜂の評価

この時期、女王蜂の働きは目に見え、後の決定の根拠になる。良い女王蜂は残り種群の候補になる。悪い女王蜂は換王を計画する。換王はこの時期か春の発育のなかでできる――早い換王は蜂群を良い女王蜂で主要流蜜に入れる。

点検の規律

点検は速く完全であるべきだ。巣箱を長く開けない(開いた蜂児は冷え、蜂群は冷える)。各巣枠を慎重に上げる――春の巣枠は重くないが、女王蜂は混雑のなか押し潰されうる。点検後はすべてを正しい順序で戻す。蜂児圏を解体してはならない。

🍯

給餌

この時期、発育を速め、遅れて来る飢餓を防ぐため、的を絞って給餌する。天然の源は上昇中だが、春の爆発のエネルギー需要は高い。均衡が重要だ。

天然の源か給餌か

多くの地域で、この時期には天然の花蜜と花粉が上昇し始めた。強く貯えの良い蜂群は今や自らの源で発育でき、給餌が要らないこともある。だが発育を速めたり遅れた群を扶助したりするため、的を絞った給餌は続けてよい。

刺激給餌――発育を速める

刺激給餌(1:1の薄い糖液)は天然の花蜜の流れを模し、女王蜂により多く産ませ、蜂群の成長を速める。これは主要流蜜に強く入りたい養蜂家の道具だ。とくに主要流蜜が早く来る地域では、これで蜂群を時機よく頂点に達させる。

刺激給餌の危険――分蜂

用心。強群では刺激給餌が分蜂を早く起こすことがある。すでに速く大きくなる群に余分な刺激を与えると、混雑によって分蜂へ押しやる。ゆえに刺激給餌は選んで使う。遅れた群を速めるのは是、すでに爆発中の群を押すのは否だ。

花粉/タンパク質

密集した育児は多くのタンパク質を要する。この時期、天然の花粉はふつう上昇中だ(果樹、タンポポ)が、早期や悪天候では乏しいことがある。花粉帯が薄く発育がタンパク質で制限されれば、タンパク質のフォンダンを与えてよい。天然の花粉は常に優先だ。

給餌の終了

主要流蜜が近づいたら給餌を止める。流蜜に入るとき巣箱に糖液があってはならない――さもなくば糖液が収穫する蜜に混じる(偽装)。ゆえに刺激給餌は主要流蜜の前に十分に終える。

密集した育児と増える採餌が水需要を上げる。近く、日当たりがよく、溺れを防ぐ面のある水源が蜂群の発育を支える。この時期、水は給餌よりずっと頻繁に要る資源だ。

🦠

病害虫

この時期、蜂群が大きくなるにつれヘギイタダニが再び繁殖を始め、蜂児の病気も現れうる。健全な蜂児圏の監視がこの時期の最も重要な健康の仕事だ。

ヘギイタダニ――繁殖の再開

育児が上昇するにつれ、ヘギイタダニは繁殖の周期を建て直す。この時期、ダニ数はなお低いかもしれない(無蜂児期に治療していれば)が、上がり始める。監視が重要だ。

  • 月に一度ダニを測り、蓄積を追う。
  • 化学治療: この時期、主要流蜜の前、継箱を足す前にできる。流蜜が始まり継箱が載れば治療は難しくなる(蜜を汚せない)。ゆえに必要なら春が治療の窓になりうる。
  • 雄蜂児の除去: ヘギイタダニは雄蜂房を好むので、除去は機械的な減少法だ。

蜂児の病気

春は蜂児の病気が現れうる時期だ。健全な蜂児圏の監視で早期に見つける。

  • チョーク病(蜂児の石灰化): 冷たく湿った天候の真菌病。巣箱前に白い石灰色の幼虫(ミイラ)。換気のよい巣箱、強群、良い女王蜂が最良の防御。
  • 腐蛆病(アメリカ/ヨーロッパ): 重い細菌病。散らばった蜂児、陥没/穿孔した封蓋、悪臭、糸引き試験。アメリカ腐蛆病を疑えば直ちに専門家/獣医に相談――極めて伝染性が高く破壊的で、法的な届出を要しうる。

ノゼマ

ノゼマは早春になお危険でありうる。とくに冬を弱く出た群で。糞の斑点、這う蜂、発育の不能に注意する。排泄飛行(日光)の機会、乾いた巣箱、強群が最良の予防だ。

盗蜂

早春、天然の源がまだ十分に豊かでないため、悪天候の日に盗蜂の危険が現れうる――とくに弱群と給餌のさなか。巣門を群勢に応じて縮め、給餌は夕方におこない巣箱を閉じる。

早期発見の原則

この時期の健康の理念は早期発見だ。蜂群が速く成長すると病気も速く広がる。規則的で丁寧な蜂児圏の点検が問題を小さいうちに捉える。早春に捉えた病気は治せる。同じ病気が主要流蜜で爆発すれば、季節全体を断つ。

🌸

蜜源・花粉源

この時期、自然が真に寛大になり始める。最初のまともな開花が蜂群を養い速く大きくする――これは主要流蜜の前の最初の真の豊かさだ。

最初の真の流蜜

維持の水準から真の収入への移行がこの時期に起こる。最初のまともな花蜜と花粉の源が開く。蜂群はもはや生き延びるだけでなく、大きくなり蓄え始める。巣箱の秤は下降から上昇へ転じうる。これは季節が勢いを得る瞬間だ。

この時期の主要な蜜源

  • 果樹: リンゴ、ナシ、サクランボ、スモモ、アンズ――果樹園と果樹地域で強く、花蜜も花粉も豊かだ。蜂はこれらの木を受粉もする(相互の益)。
  • タンポポ: 早春の古典的な豊かな蜜源。花蜜も花粉もあり、蜂群を速く大きくする。
  • ヤナギ(継続): より早い地域でなお花粉を供する。
  • セイヨウアブラナ(早期): 一部の地域で強い春の流蜜が始まる。
  • 春の草原の花: さまざまな野生種。
  • カエデ、ナラ(花粉): 木の花粉が蜂群を養う。

花粉の決定的な役割

この時期、花粉は直接に蜂群の成長の速さを定める。豊かで多様な花粉 = 速い育児 = 強い主要流蜜の蜂群。ゆえに果樹やタンポポのような花粉に富む蜜源が春の発育の原動力だ。厚みを増す花粉帯は、蜂群が主要流蜜へ力強く備えている兆しである。

早期の単花の機会

一部の地域ではこの時期に強い単一蜜源の早期流蜜がある(セイヨウアブラナ、柑橘、一部地域の最も早い森林の源)。これは早期の単花蜜の機会でありうる――蜂群の発育を乱さない限り。ふつうこの早期の源は収穫でなく蜂群の発育へ向けられる。

遅霜の危険

この時期の蜜源は遅霜に脆い。遅霜が咲く果樹を打ち、流蜜を突然に断ちうる――蜂にも果樹農家にも損失だ。養蜂家は源に頼りつつこの危険を忘れず、蜂群に内部の貯えを完全に使い切らせない。

🍯

採蜜

この時期は通例、主要な収穫の時期でない。集めた源は蜂群の発育と主要流蜜への準備に向けられる。だが一部の早期の源には限られた収穫があり、より重要なのは「製品」としての蜂群の増殖である。

なぜ主要な収穫をしないか

この時期に集めた蜜は、蜂群が主要流蜜まで大きくなるのに要する燃料だ。早すぎる収穫は蜂群を弱く主要流蜜に入れ、真の大収穫(主要流蜜の蜜)を危うくする。この時期の忍耐は主要流蜜で収益として返る。規則は――この時期は蜂群を築く、収穫しない。

限られた早期収穫の例外

強い早期の単花流蜜があり(セイヨウアブラナなど――速く結晶するので時機よく取らねばならない)、蜂群が十分に強ければ、継箱から限られた収穫ができる。セイヨウアブラナ蜜はとくに注意を要する。巣枠の中で速く結晶し分離できなくなるので、時機よい収穫が肝心だ。それでも育児箱は動かさない。

真の製品――蜂群の増殖

この時期の最も価値ある産出は蜜でなく新しい蜂群だ。強群は人工分割で増やす。春の分割は、季節を通じて発育し来年に生産群となる新しい群を意味する。群数を増やしたい蜂場にとって、この時期は増殖の始まりだ。

女王養成の始まり

この時期の末、群勢が強まり雄蜂が現れたら、女王養成を始められる。種群からの養成(移虫、王台の管理)が分割と換王のための若い女王蜂を供する。女王蜂はこの時期の最も価値ある製品の一つだ。

巣枠の造成

この時期、蜂群は蝋を分泌し巣枠を造る。巣礎を与えれば造った巣枠が得られる――主要流蜜の継箱の需要のために蓄える貴い資源だ。強く発育中の蜂群は巣枠を盛んに造る。この機会を活かす。

🧰

資材

この時期、春の拡張と蜂群の増殖の資材が大量に使われる。蜂群は速く大きくなり分割される。資材は備え、十分でなければならない。

拡張の資材――十分でなければならない

大きくなる蜂群は空間を要する。空間を与える資材は備えておく。

  • 造った巣枠と巣礎: 蜂群の拡張に合わせ足す。造った巣枠は蜂群が造る時間を費やさずに済む。
  • 追加の箱体/継箱: 育児箱が満ちたとき空間を与える。
  • 隔王板: 継箱の配置のため備える。

分割と増殖の資材

蜂群の増殖はこの時期に始まる。資材を備える。

  • 空の巣箱と交尾群の箱: 春の分割のため。
  • 女王籠: 分割へ女王蜂を導入する。
  • 女王養成の資材: 移虫針、王台碗、交尾箱。

点検の資材――繁い使用

規則的な点検が始まった。基礎の資材を常に備える。燻煙器(燃料は十分か)、清潔な面布、健全なハイブツール、女王蜂の標識筆。頻繁な点検では良い資材が仕事を速め蜂の乱れを減らす。

越冬資材の撤去

越冬の配置を徐々に撤去する。ネズミ返しを外し、巣門を広げ、断熱を緩める。撤去した越冬資材は洗い乾かし来冬のため貯える。だが遅霜の危険が過ぎるまで、すべてを一度に撤去しない。

給餌の資材

刺激給餌をするなら、巣箱内給餌器は清潔で漏れず、タンパク質のフォンダンは備える。給餌は主要流蜜が近づくと止まるので、給餌の資材は洗い収める準備をする。

この時期、秤は源が始まった(上昇)ことを見るのを助け、発育の監視も助ける。参照箱の秤は蜂場の春の勢いを示し、いつ空間/継箱を足すかを定める。

🌿

蜂場の管理

この時期、蜂場は全面の活動に備える。冬の保護を撤去し、大きくなる蜂群と増える仕事のため空間を作る。だが遅霜への警戒は保つ。

冬の保護の段階的な撤去

天候が着実に暖まったら、越冬の配置を徐々に撤去する。風よけを緩め、余分な断熱を外し、巣箱を全日照/適切な地点へ置く。だが段階的が鍵の言葉だ――遅霜が来れば、無防備の発育中の蜂群は打たれる。硬い寒さが予想されるなら、いくらか保護を残す。

水源の確立

密集した育児と採餌が水需要を上げる。水源を完全に確立する。近く(100~200m)、日当たりがよく、溺れを防ぐ面があり、途切れない。良い水源は蜂を近隣の(望まぬ)水源から遠ざけ、発育を支える。

空間と拡張の配置

蜂群は大きくなり分割される。蜂場の空間をこの拡張に備える。新しい分割のため水平で堅固な地点を用意する。巣箱の間隔と飛行方向は増える往来と新しい群を考える――窮屈な配置は迷い込みと盗蜂を増す。

日光と熱の均衡

早春、朝の光を受ける位置は利点だ――蜂群は早く暖まり早く採餌に出る。時期が進み正午の熱が上がるにつれ、正午の日陰を与える位置(朝の光を受けつつ)が理想の均衡だ。

場所の清掃

春の草は速く伸びる。巣箱の周りと巣門の前を空けて保つ――丈高い雑草は飛行を妨げ湿気を留める。冬の損傷(折れた枝、ずれた資材)を片づける。地面を均し、排水を点検する。

移動養蜂の準備

主要流蜜を追う移動を計画するなら、地点と時機をこの時期に定める。早期の源(セイヨウアブラナなど)への移動はこの時期にできる。移動の条件(夜/夜明け、換気)は常に守る。

📚

学習

この時期、養蜂家の技能が集中的に用いられ、主要流蜜の前の最後の準備が計画される。冬に学んだすべて――蜂群の評価、分割、女王養成――がここで田畑に降りる。

この時期に用いる技能

  • 蜂群の評価: 群勢、女王蜂の質、発育の速さを読む。
  • 蜂児圏の診断: 健全な蜂児と病んだ蜂児の見分け――この時期の最も肝心な技能。
  • 蜂群の均等化: 強群から弱群へ巣枠を移す。
  • 人工分割: 春の増殖。
  • 女王蜂の評価と換王。
  • 女王養成の始まり。

病気の診断――肝心な技能

この時期、蜂児の病気の早期診断は極めて肝心な技能だ。チョーク病、腐蛆病(アメリカ/ヨーロッパ)、ノゼマ――それぞれの病徴を実践で学び見分けねばならない。とくにアメリカ腐蛆病(極めて伝染性が高く破壊的)は早く診断し直ちに専門家に相談する。この技能は蜂場を救いも断ちもする。

主要流蜜の時機を予測する

この時期の最も価値ある地域の知識は、自らの地域で主要流蜜がいつ来るかだ。あらゆる春の管理(発育を速める、分蜂を防ぐ、継箱を備える)がこの日を軸に計画される。目標は蜂群を頂点で、分蜂せず、蜜域を備えた状態で主要流蜜に入れることだ。この時機の予測は経験と地域の知識を要する。

種群の選択

これは種群が明らかになる時期だ。最も速く発育し、最も健全で、最も越冬がよく、最も穏やかな群が種群の候補だ。女王蜂はこれらの群から育てる。養蜂の進歩の道は最も良い群から増やすこと――この選択がこの瞬間に下される。

記録

  • どの群がどれだけ速く発育したか。
  • 女王蜂の働き――どれが換王されるか。
  • 冬を出た群勢――どれが種群か。
  • おこなった分割、育てた女王蜂。

時間と優先の管理

この時期、仕事が増える。点検、拡張、分割、女王養成、病気の監視。熟練養蜂家は優先を分ける――どの群が急ぎ、どの仕事が待てるか。この順序の技能がこの時期に育ち、主要流蜜の忙しさへの備えになる。

4

Spring Build-up
🍃

季節

この時期、春の発育が加速し、蜂群は流蜜前の頂点へ登る。早春の目覚めは後ろに去り、分蜂期の張りつめはまだ来ない。これは養蜂の暦で最も生産的で希望に満ち、しかし最も人を試す移行期の一つだ。蜂群は週ごとに目に見えて大きくなり、この力をよく管理しなければ分蜂に転じる。

気温は蜂の理想の作業域に安定する。日中15~24℃、夜はより穏やかで、遅霜の危険は下がるが消えない。昼は明らかに長くなる。蜂は今や規則的に、長時間採餌できる。雨は春の性質を帯びる――蜜源を潤し、適度だ。

植生は全面の発育のなかにある。果樹の花期が頂点に達し、野花が開き、最初の大宗の開花が始まる。花蜜と花粉は今や維持の水準をはるかに超え、蜂群に真の収入がある。これは主要流蜜の前の最初の真の豊かさだ。

この時期の性格を一言でいえば――蜂群は爆発に備え、この備えを管理せねばならない。女王蜂は頂点の産力で産卵し、群勢は倍増し、蜂群は主要流蜜に強く入る備えをする。養蜂家の務めはこの成長を支え(空間を与え)、分蜂圧を早く察し、強い群を主要流蜜の時機に頂点に達させることだ。よく管理すれば、この時期が豊かな主要流蜜の収穫の土台を据える。

地域差がこの時期の時機と速さを定める。温帯の平原では早く速く、高地では遅い。暖かく早く来る春には発育が速まるが、遅霜の危険も上がる。養蜂家は発育を支えつつ、遅れて来る寒波に警戒を保たねばならない。

🏠

巣箱の状態

この時期、巣箱は全面の運転に入る。蜂児圏は速く広がり、蜂群は大きくなり、貯蜜と花蜜が積もり始める。巣箱は今や規則的に開けて点検できる――天候が許せば。

拡張の必要――この時期の核心

この時期の最も重要な物理的仕事は、大きくなる蜂群に空間を与えることだ。蜂児圏が満ち始めたら空間を与える。造った巣枠を足し、必要なら第二の箱体か継箱を足す。時機よく空間を与えねば、次の時期に詰まりと分蜂を生む。だが蜂群の群勢が守れる以上の空間を与えれば、暖められない空の容積を作る――この均衡は蜂群の群勢で定める。

蜂児圏の拡大

この時期、蜂児圏は速く広がる。健全な蜂児圏は封蓋され、整い、均一だ。粗く散らばった蜂児圏は病気(ヘギイタダニ、腐蛆病)の兆しで、直ちに調べる。蜂児圏が広がる速さが、どれほどの群勢で蜂群が主要流蜜に入るかを定める。

継箱と蜜の空間

この時期、上昇する源が蜜として貯えられ始める。蜂児圏が蜜で圧迫される(蜜が蜂児圏に入る)前に、時機よく継箱を置かねばならない。早く置く継箱は分蜂圧を和らげ、流蜜が来たとき蜂群を備えた状態に保つ。この時期は「早く開けるが、遅く圧迫しない」という原則が当てはまる。

越冬装備の撤去

天候が着実に暖まったら、越冬の配置を徐々に撤去する。ネズミ返しを外し(ネズミの害は過ぎ、今や返しが採餌を遅らせる)、巣門を広げ(増える往来のため)、余分な断熱を緩める。だが遅霜の危険が残るなら急がない――徐々に。

換気の均衡

密集した育児は熱と湿気を生む。蜂群はもはや自らを暖めるのに苦労しないが、換気は蜂児の健康に重要だ。越冬の換気の配置を、増える採餌と育児に合わせて調える。

🐝

蜂群の勢い

この時期、蜂群の群勢は爆発の様式に入る。越冬蜂は完全に春蜂に道を譲り、女王蜂は満産へ近づく。この速い成長が季節全体の土台を据え、管理を誤れば分蜂を起こす。

指数関数的成長の継続

女王蜂は産卵の律動を頂点近くへ押し上げ、春に生まれた蜂が哺育と採餌を始め、蜂群は指数関数的に成長する。生まれる働き蜂一匹ごとにより多くの蜂児を哺育でき、より速い成長を意味する――正の循環だ。この指数関数的成長が、強い群で主要流蜜に入る唯一の道である。

世代交代の完了

この時期、冬を耐えた最後の越冬蜂が死に、蜂群は完全に春蜂で構成される。この移行が完了すると蜂群は「若く」活力ある姿になる――春蜂は精力に満ち、健全で、勤勉だ。健全に世代交代を終えた蜂群は速く大きくなる。

分蜂圧の最初の兆し

速く大きくなる強群は、この時期の末に分蜂圧を示し始めることがある(とくに暖かく早く来る春)。早期の王台と育児箱の混雑に注意する。分蜂期はまだ来ないが、強群は早くそれを起こしうる。空間を与えて予防する。

蜂群の均等化

蜂場の各群は発育の速さが異なる。強群から封蓋蜂児を一枚抜き弱群へ(均等化)与えれば、弱群を大きくし強群の分蜂圧を和らげる。この技術は蜂場を均等に強く主要流蜜へ導く方法だ。だが病気を運ばぬよう、健全な群からのみ巣枠を抜く。

雄蜂の(顕著になる)出現

この時期、雄蜂の育成が顕著になる――蜂群は繁殖の季節に備える。雄蜂の出現は女王養成と交尾にも要る。これは健全で季節に即した発育だ。

女王蜂の評価

この時期は女王蜂の質が明らかになる時期だ。良い女王蜂は広く封蓋され整った蜂児圏を築き、蜂群を速く大きくする。悪い女王蜂(老いた、交尾不良、病んだ)は散らばり小さく粗い蜂児を産み、発育は遅い。この時期に悪い女王蜂に気づけば換王を計画する――悪い女王蜂は悪い主要流蜜を意味するからだ。

🔍

内検

この時期、点検は規則的で綿密になる。天候は開検を許す。蜂群が速く変わるので、規則的な監視は欠かせない。

頻度と時機

7~10日ごとに綿密に点検するのが適する。蜂群が加速し分蜂期が近づくにつれ頻繁になる。点検は一日の暖かく晴れた時間(正午前後)におこなう。遅霜の危険のある地域では、急に冷えた日に点検を延ばす――開いた蜂児を冷やしてはならない。

何を点検するか

  • 女王蜂と産卵: 蜂児圏の秩序、成長の速さ、女王蜂の質。
  • 発育: 蜂群はどれだけ大きくなったか、空間が要るか。
  • 貯蜜: 春の飢餓の危険は過ぎたか、蜜/花粉は足りるか。
  • 病気: 蜂児の様式、ノゼマの痕、ヘギイタダニの状況。
  • 分蜂の先触れ: 早期の王台、育児箱の混雑。

蜂児圏を読む――健康の鏡

この時期、蜂児圏は蜂群の健康の最良の指標だ。健全: 封蓋され、整い、均一で、域が広い――封蓋が「毛布のように」平らだ。病的: 散らばり、粗く(「まだら/斑」の姿)、陥没または穿孔。病的な蜂児圏はヘギイタダニ、腐蛆病、悪い女王蜂、または栄養の問題の兆しで、直ちに調べる。

女王蜂の評価

この時期、女王蜂の働きは目に見え、後の決定の根拠になる。良い女王蜂は残り種群の候補になる。悪い女王蜂は換王を計画する。換王はこの時期か以後の発育のなかでできる――早い換王は蜂群を良い女王蜂で主要流蜜に入れる。

点検の規律

点検は速く完全であるべきだ。巣箱を長く開けない(開いた蜂児は冷え、蜂群は冷える)。各巣枠を慎重に上げる――春の巣枠は重くないが、女王蜂は忙しさのなか押し潰されうる。点検後はすべてを正しい順序で戻す。蜂児圏を解体してはならない。

🍯

給餌

この時期、発育を速め、遅れて来る飢餓を防ぐため、的を絞って給餌する。天然の源は上昇中だが、春の爆発のエネルギー需要は高い。均衡が重要だ。

天然の源か給餌か

多くの地域で、この時期には天然の花蜜と花粉が上昇し始めた。強く貯えの良い蜂群は今や自らの源で発育でき、給餌が要らないこともある。だが発育を速めたり遅れた群を扶助したりするため、的を絞った給餌は続けてよい。

刺激給餌――発育を速める

刺激給餌(1:1の薄い糖液)は天然の花蜜の流れを模し、女王蜂により多く産ませ、蜂群の成長を速める。これは主要流蜜に強く入りたい養蜂家の道具だ。とくに主要流蜜が早く来る地域では、これで蜂群を時機よく頂点に達させる。

刺激給餌の危険――分蜂

用心。強群では刺激給餌が分蜂を早く起こすことがある。すでに速く大きくなる群に余分な刺激を与えると、混雑によって分蜂へ押し入れる。ゆえに刺激給餌は選んで使う。遅れた群を速めるのは是、すでに爆発中の群を押すのは否だ。

花粉/タンパク質

密集した育児は多くのタンパク質を要する。この時期、天然の花粉はふつう上昇中だ(果樹、タンポポ)が、早期や悪天候の時間には乏しいことがある。花粉帯が薄く発育がタンパク質で制限されれば、タンパク質のフォンダンを与えてよい。天然の花粉は常に優先だ。

給餌の終了

主要流蜜が近づいたら給餌を止める。流蜜に入るとき巣箱に糖液があってはならない――さもなくば糖液が収穫する蜜に混じる(偽装)。ゆえに刺激給餌は主要流蜜の前に十分に終える。

密集した育児と増える採餌が水需要を上げる。近く、日当たりがよく、溺れを防ぐ面のある水源が蜂群の発育を支える。この時期、水は給餌よりずっと頻繁に要る道具だ。

🦠

病害虫

この時期、蜂群が大きくなるにつれヘギイタダニが再び繁殖を始め、蜂児の病気も現れうる。健全な蜂児圏の監視がこの時期の最も重要な健康の仕事だ。

ヘギイタダニ――繁殖の回復

育児が増えるにつれ、ヘギイタダニは繁殖の周期を建て直す。この時期、ダニ数はなお低いかもしれない(無蜂児期に治療していれば)が、上がり始める。監視が重要だ。

  • 月に一度ダニを測り、上昇を追う。
  • 化学治療: この時期、主要流蜜の前、継箱を置く前にできる。ひとたび流蜜が始まり継箱が載れば治療は難しくなる(蜜を汚せない)。ゆえに必要なら春が治療の窓になりうる。
  • 雄蜂児の除去: ヘギイタダニは雄蜂房を好むので、除去は機械的な減少法だ。

蜂児の病気

春は蜂児の病気が現れうる時期だ。健全な蜂児圏の監視で早期に見つける。

  • チョーク病(蜂児の石灰化): 冷たく湿った天候の真菌病。巣箱前に白い石灰色のミイラ。換気のよい巣箱、強群、良い女王蜂が最良の防御。
  • 腐蛆病(アメリカ/ヨーロッパ): 重い細菌病。散らばった蜂児、陥没/穿孔した封蓋、悪臭、糸引き試験。アメリカ腐蛆病を疑えば直ちに専門家/獣医に相談――極めて伝染性が高く破壊的で、法的な届出を要しうる。

ノゼマ

ノゼマは早春になお危険でありうる。とくに冬を弱く出た群で。糞の斑点、這う蜂、発育の不能に注意する。排泄飛行(日光)の機会、乾いた巣箱、強群が最良の予防だ。

盗蜂

早春、天然の源がまだ十分に豊かでないため、悪天候の日に盗蜂の危険が現れうる――とくに弱群と給餌のさなか。巣門を群勢に応じて縮め、給餌は夕方におこない巣箱を閉じる。

早期発見の原則

この時期の健康の理念は早期発見だ。蜂群が速く成長すると病気も速く広がる。規則的で丁寧な蜂児圏の点検が問題を小さいうちに捉える。早春に捉えた病気は治せる。同じ病気が主要流蜜で爆発すれば、季節全体を断つ。

🌸

蜜源・花粉源

この時期、自然が真に寛大になる。最初の大宗の開花が蜂群を養い速く大きくする――これは主要流蜜の前の最初の真の豊かさだ。

最初の真の流蜜

維持の水準から真の収入への移行がこの時期に起こる。最初のまともな花蜜と花粉の源が開く。蜂群はもはや生き延びるだけでなく、大きくなり蓄え始める。巣箱の秤は下降から上昇へ転じうる。これは季節が勢いを得る瞬間だ。

この時期の主要な蜜源

  • 果樹: リンゴ、ナシ、サクランボ、スモモ、アンズ――果樹園と果樹地域で強く、花蜜も花粉も豊かだ。蜂はこれらの木を受粉もする(相互の益)。
  • タンポポ: 早春の古典的な豊かな蜜源。花蜜も花粉もあり、蜂群を速く大きくする。
  • セイヨウアブラナ(早期): 一部の地域で強い春の流蜜が始まる。
  • 春の野花: さまざまな野生種。
  • カエデ、ナラ(花粉): 木の花粉が蜂群を養う。
  • ヤナギ(なお): より早い地域でなお花粉を供する。

花粉の決定的な役割

この時期、花粉は直接に蜂群の成長の速さを定める。豊かで多様な花粉 = 速い育児 = 強い主要流蜜の蜂群。ゆえに果樹やタンポポのような花粉に富む蜜源が春の発育の原動力だ。厚みを増す花粉帯は、蜂群が主要流蜜へ力強く備えている兆しである。

早期の単花の機会

一部の地域ではこの時期に強い単一蜜源の早期流蜜がある(セイヨウアブラナ、柑橘、一部地域の最も早い森林の源)。これは早期の単花蜜の機会でありうる――蜂群の発育を乱さない限り。ふつうこの早期の源は収穫でなく蜂群の発育へ向けられる。

遅霜の危険

この時期の蜜源は遅霜に脆い。遅霜が咲きほこる果樹を打ち、流蜜を突然に断ちうる――蜂にも果樹農家にも損失だ。養蜂家は源に頼りつつこの危険を忘れず、蜂群に内部の貯えを完全に使い切らせない。

🍯

採蜜

この時期は通例、主要な収穫の時期でない。集めた源は蜂群の発育と主要流蜜への準備に向けられる。だが一部の早期の源には限られた収穫があり、より重要なのは「製品」の形での蜂群の増殖である。

なぜ主要な収穫をしないか

この時期に集めた蜜は、蜂群が主要流蜜まで大きくなるのに要する燃料だ。早すぎる収穫は蜂群を弱く主要流蜜に入れ、真の大収穫(主要流蜜の蜜)を危うくする。この時期の忍耐は主要流蜜で収益として返る。規則は――この時期は蜂群を築く、収穫しない。

限られた早期収穫の例外

強い早期の単花流蜜があり(セイヨウアブラナなど――速く結晶するので時機よく取らねばならない)、蜂群が十分に強ければ、継箱から限られた収穫ができる。セイヨウアブラナ蜜はとくに注意を要する。巣枠の中で速く結晶し分離できなくなるので、時機よい収穫が肝心だ。それでも育児箱は動かさない。

真の製品――蜂群の増殖

この時期の最も価値ある産出は蜜でなく新しい蜂群だ。強群は人工分割(分蜂の制御)で増やす。春の分割は、季節を通じて発育し来年に生産群となる新しい群を意味する。群数を増やしたい蜂場にとって、この時期は増殖の始まりだ。

女王養成の始まり

この時期の末、群勢が強まり雄蜂が現れたら、女王養成を始められる。種群からの養成(移虫、王台の管理)が分割と換王のための若い女王蜂を供する。女王蜂はこの時期の最も価値ある製品の一つだ。

巣枠の造成

この時期、蜂群は蝋を分泌し巣枠を造る。巣礎を与えれば造った巣枠が得られる――主要流蜜の継箱の需要のために蓄える貴い資源だ。強く発育中の蜂群は巣枠を盛んに造る。この機会を活かす。

🧰

資材

この時期、春の拡張と蜂群の増殖の資材が大量に使われる。蜂群は速く大きくなり分割される。資材は備え、十分でなければならない。

拡張の資材――十分でなければならない

大きくなる蜂群は空間を要する。空間を与える資材は備えておく。

  • 造った巣枠と巣礎: 蜂群の拡張に合わせ足す。造った巣枠は蜂群が造る時間を費やさずに済む。
  • 追加の箱体/継箱: 育児箱が満ちたとき空間を与える。
  • 隔王板: 継箱の配置のため備える。

分割と増殖の資材

蜂群の増殖はこの時期に始まる。資材を備える。

  • 空の巣箱と交尾群の箱: 春の分割のため。
  • 女王籠: 分割へ女王蜂を導入する。
  • 女王養成の資材: 移虫針、王台碗、交尾箱。

点検の資材――密集した使用

規則的な点検が始まった。基礎の資材を常に備える。燻煙器(燃料は十分か)、清潔な面布、健全なハイブツール、女王蜂の標識筆。頻繁な点検では良い資材が仕事を速め蜂の乱れを減らす。

越冬資材の撤去

越冬の配置を徐々に撤去する。ネズミ返しを外し、巣門を広げ、断熱を緩める。撤去した越冬資材は洗い乾かし来冬のため貯える。だが遅霜の危険が過ぎるまで、すべてを一度に撤去しない。

給餌の資材

刺激給餌をするなら、巣箱内給餌器は清潔で漏れず、タンパク質のフォンダンは備える。給餌は主要流蜜が近づくと止まるので、給餌の資材は洗い収める準備をする。

この時期、秤は源が始まった(上昇)ことを見るのを助け、発育の監視も助ける。参照箱の秤は蜂場の春の勢いを示し、いつ空間/継箱を足すかを告げる。

🌿

蜂場の管理

この時期、蜂場は全面の運転に備える。冬の保護を撤去し、大きくなる蜂群と増える仕事のため備える。だが遅霜への警戒は保つ。

冬の保護の段階的な撤去

天候が着実に暖まったら、越冬の配置を徐々に撤去する。風よけを緩め、余分な断熱を外し、巣箱を全日照/適切な位置へ置く。だが段階的が鍵の言葉だ――遅霜が来れば、無防備の発育中の蜂群は打たれる。硬い寒さが予想されるなら、いくらか保護を残す。

水源の確立

密集した育児と採餌が水需要を上げる。水源を完全に確立する。近く(100~200m)、日当たりがよく、溺れを防ぐ面があり、途切れない。良い水源は蜂を近隣の(望まぬ)水源から遠ざけ、発育を支える。

空間と拡張の配置

蜂群は大きくなり分割される。蜂場の空間をこの拡張に備える。新しい分割のため水平で堅固な地点を用意する。巣箱の間隔と飛行方向は増える往来と新しい群を考える――窮屈な配置は迷い込みと盗蜂を増す。

日光と熱の均衡

早春、朝の光を受ける位置は利点だ――蜂群は早く暖まり早く採餌に出る。時期が進み正午の熱が上がるにつれ、正午の日陰を与える位置(朝の光を受けつつ)が理想の均衡だ。

場所の清掃

春の草は速く伸びる。巣箱の周りと巣門の前を空けて保つ――丈高い雑草は飛行を妨げ湿気を留める。冬の損傷(折れた枝、ずれた資材)を片づける。地面を均し、排水を点検する。

移動養蜂の準備

主要流蜜を追う移動を計画するなら、地点と時機をこの時期に整える。早期の源(セイヨウアブラナなど)への移動はこの時期にできる。移動の条件(夜/夜明け、換気)は常に守る。

📚

学習

この時期、養蜂家の技能が集中的に用いられ、主要流蜜の前の最後の準備が計画される。冬に学んだすべて――蜂群の評価、分割、女王養成――がここで田畑に降りる。

この時期に用いる技能

  • 蜂群の評価: 群勢、女王蜂の質、成長の速さを読む。
  • 蜂児圏の診断: 健全な蜂児と病んだ蜂児の見分け――この時期の最も肝心な技能。
  • 蜂群の均等化: 強群から弱群へ巣枠を移す。
  • 人工分割: 春の増殖。
  • 女王蜂の評価と換王。
  • 女王養成の始まり。

病気の診断――肝心な技能

この時期、蜂児の病気の早期診断は極めて肝心な技能だ。チョーク病、腐蛆病(アメリカ/ヨーロッパ)、ノゼマ――それぞれの病徴を実践を通じて学び見分けねばならない。とくにアメリカ腐蛆病(極めて伝染性が高く破壊的)は早く診断し直ちに専門家に相談する。この技能は蜂場を救いも断ちもする。

主要流蜜の時機を予判する

この時期の最も価値ある地域の知識は、自らの地域で主要流蜜がいつ来るかだ。あらゆる春の管理(発育を速める、分蜂を防ぐ、継箱を備える)がこの日に従って計画される。目標は蜂群を頂点で、分蜂せず、蜜の空間を備えた状態で主要流蜜に入れることだ。この時機の予判は経験と地域の知識を要する。

種群を選ぶ

この時期は種群が明らかになる時期だ。最も速く発育し、最も健全で、最も越冬がよく、最も穏やかな群が種群の候補だ。女王蜂はこれらの群から育てねばならない。養蜂の進歩の道は最も良い群から増やすこと――この選択がこの瞬間に下される。

記録

  • どの群がどれだけ速く発育したか。
  • 女王蜂の働き――どれが換王されるか。
  • 冬を出た群勢――どれが種群か。
  • おこなった分割、育てた女王蜂。

時間と優先の管理

この時期、仕事が増える。点検、拡張、分割、女王養成、病気の監視。熟練養蜂家は優先を分ける――どの群が急ぎ、どの仕事が待てるか。この順序の技能がこの時期に育ち、主要流蜜の忙しさへの備えになる。

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Swarming Season
🍃

季節

この時期、春の成長は頂点に達し、蜂群は爆発の点に至る。主要流蜜の直前に来るこの時期は、養蜂の暦で最も張り詰めた時期である。蜂群は強く、その強さは、制御されなければ養蜂家に牙をむく。

気温は蜂に理想的である。日中は18~26℃、夜は温和である。日長は急速に伸びる。自然は緑に花咲き、主要流蜜の前の最初の大きな開花が始まっている。雨は均衡し、蜜源は増える。

植生は最大の速度で育つ。花粉と花蜜は豊かさを増すが、主要流蜜の爆発はまだ来ない。この中間の時期――豊かな蜜源+強い蜂群+まだ満ちない蜜の空間――が分蜂の化学式である。

この時期の性格は次の通りである。蜂群は分かれたがり、養蜂家は決めねばならない。分蜂は蜂群の自然な繁殖の本能であり、この時期に頂点にある。養蜂家の選択は二重である。分蜂を防いですべての力を主要流蜜へ向けるか、あるいはこの力を制御された分割で群数の増加へ変えるか。決してしてはならぬ唯一のことは、何もしないことである。そのとき蜂群は自ら決め、養蜂家は蜜の半分を失う。

地域差が分蜂の時機をずらす。温和な平地では早く、山地では遅い。暖かく早い春の年には分蜂圧が強い。養蜂家は暦でなく蜂群の兆候を見るべきである。

🏠

巣箱の状態

この時期、巣箱はぎっしりと満たされ、この満杯こそが分蜂の引き金である。巣箱の状態を読むことは、分蜂の判断を読むことである。

混雑と空間の圧

この時期、蜂群は巣箱を満たした。蜂は多く、蜂児圏は広く、蜜と花粉が溜まる。問題は、蜂自身が混みすぎと感じることである。この感覚――特に育児箱の空間の窮屈さ――が分蜂の本能を引き起こす。

育児箱の詰まり――主な引き金

これは分蜂の最も具体的で多い原因である。蜜と花粉が、女王蜂が産卵する領域を侵す。女王蜂は産卵する空の巣房を見つけられない。蜂群はこれを「場所が満ちた、分かれる時だ」と読む。この詰まりを見て開くことが、分蜂防止の核である。

王台

巣箱の状態における分蜂の最も明白な兆候は王台である。この時期、巣脾の下縁や隙間に王台の建設が始まる。王台の段階が時機を示す。

  • 空の王台碗: まだ意図の段階、数日先。
  • 中に卵/幼虫: 分蜂の過程が始まり、時計が刻む。
  • 蓋のかかった王台: 分蜂は極めて近い――最初の有蓋王台から1~2日で、旧女王と分蜂群が飛ぶ。

巣脾を伸ばす必要

この時期、蜂群はまだ巣脾を造れる(蜜蝋を分泌できる)。これは養蜂家の機会である。巣礎を与えれば混雑を散らし、将来のための造った巣脾を得る。巣脾を造る時機を逃せば、造った空の巣脾を与える。

蜜の空間の早期の開放

主要流蜜の到来前に継箱を足すことは、混雑に空間を与える手段である。早く開いた蜜の空間は分蜂圧を和らげ、流蜜が来たとき蜂群を備えさせる。これは「早く開けるは、遅れて詰まるに勝る」の原則の適用である。

🐝

蜂群の勢い

この時期、蜂群の蜂勢は一年で最も速い成長を見せ、この速さこそが分蜂を引き起こす。この時期の蜂勢の管理は、そのまま分蜂の管理である。

指数関数的成長

女王蜂は最大の力で産卵し、春に生まれた働き蜂が採餌を始め、蜂群は倍々に育つ。この成長は健全であり主要流蜜に必要である――だが制御されなければ分蜂に転じる。

分蜂の本能の生物学

分蜂は蜂群の繁殖の仕方である。一つの蜂群が二つに分かれる。旧女王が働き蜂の約半分とともに新しい住処を求めて飛び(分蜂群)、残る半分が新しい女王を育てる。これは蜂群の成功である――一群が二群になる。だが養蜂家にとっては採餌力の半分と潜在的な蜜の半分の喪失であり、しかも主要流蜜の直前である。

分蜂の引き金

蜂勢の水準で、分蜂を引き起こす要因は次の通りである。

  • 過度の混雑: 蜂の密度が一定の閾値を超えるとき。
  • 育児箱の詰まり: 女王蜂が産卵する場所のないこと。
  • 老いた女王: 女王フェロモンが弱まると蜂群は更新/分割へ傾く。
  • 手余りの若い蜂の過剰: 育てる蜂児も造る巣脾もなければ、若い蜂は分蜂へ向かう。
  • 換気と温度の悪さ: 巣箱内の快適さが崩れるとき。

制御された分割――力の転換

分蜂の力は抑えられないが向け変えられる。養蜂家は蜂群の分かれる傾きを人工分割で自らのために転じる。制御された仕方で新群を作り、分蜂を防ぎつつ群数を増やす。これは分蜂の力の最も賢い使い方である。

  • 蜂児脾による分割: 有蓋蜂児+蜂を新しい巣箱へ取り、女王を与えるか王台から育てる。
  • 女王による分割: 旧女王を新しい分割へ取り、母群は王台から新女王を育てる。

若い女王の利点

若い女王の群は分蜂が少ない――若い女王は蜂群をまとめる強いフェロモンを分泌する。ゆえに定期の女王更新が分蜂管理の長期の解である。

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内検

これは一年で最も点検が頻繁で、最も時間に敏感な時期である。分蜂の時計は速く進み、遅れた点検は分蜂群が飛んだことを意味する。

頻度――7日を超えない

分蜂の周期は容赦なく速い。王台への産卵から最初の有蓋王台まで約8日、有蓋から分蜂群の飛翔まで1~2日である。ある点検で清浄に見えた蜂群が、9日後には分蜂しているかもしれない。ゆえにこの時期の点検は7日ごとに、妥協なく行う。これは一年で最も厳格な点検の間隔である。

時機と条件

温和で晴れた穏やかな天候の正午ごろ、採餌蜂が外にいる時である。この時期の蜂群は混雑して張り詰めており、悪い条件での点検は蜂群を刺激し、誤った読みを招く。

点検で探すもの――王台

この時期の点検の第一の目標は王台を探すことである。探索は徹底的であるべきである――巣脾ごとに、下縁と隙間を含めて。一つの見逃した王台が分蜂を意味する。王台はしばしば巣脾の下縁や巣脾の空いた部分に隠れる。

王台の種類の見分け

見えるすべての王台が分蜂王台ではなく、介入の種類はそれによる。

  • 分蜂王台: 多く、巣脾の下縁に → 蜂群は分かれたがる。空間/分割の介入が要る。
  • 変性王台: 少なく、巣脾の中央に → 蜂群は老いた/弱い女王を更新する。これを壊すと蜂群を無王にしうる。

他の点検事項

  • 育児箱の詰まり: 産卵領域が蜜/花粉で狭まっていないか。
  • 混雑: 巣箱は満ちているか、空間が要るか。
  • 女王蜂: いるか、産卵しているか。
  • 巣脾の造成: 蜂群はまだ蜜蝋を分泌するか(巣礎を与えられるか)。

点検の帰結――判断

この時期、どの点検も判断で終わらねばならない。空間を与えよ、分割せよ、あるいは(変性王台なら)残せ。ためらう点検――「見たが何もしなかった」――が分蜂の最も多い原因である。王台を見たら、その点検で介入する。次に延ばさない。

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給餌

この時期、給餌は慎重に、目的をもって行う。誤った給餌は分蜂を引き起こし、正しい給餌は弱群を流蜜へ備えさせる。

強群――給餌しない

分蜂圧の下、混雑して育つ強群は給餌しない。この群にシロップを与えることは、すでに満ちた育児箱の詰まりを増し、分蜂を早める。この時期に強群にするのは、砂糖でなく空間を与えることである。

弱群――目的をもった給餌

越冬から弱く出て、まだ流蜜に備わらない群は給餌してよい――目標は流蜜へ引き上げることである。ここでは刺激給餌を用いる。少量の薄いシロップ(1:1)が女王蜂の産卵を促す。目標は貯蜜を築くことでなく成長を速めることである。

刺激給餌の精度

刺激給餌(1:1のシロップ)は「流蜜が始まった、育て」の合図で蜂群を動かし、天然の流蜜を模す。だが注意――この技は強群では分蜂を引き起こし、遅れた群にのみ用いる。差は明確である。弱群を起こすには是、強群を押すには非。

花粉・タンパク質

春は花粉が概して豊かだが、早期や悪天候で不足が生じうる。タンパク質は集中した蜂児の生産に必要である。花粉帯が痩せていれば代用花粉が成長を支える。ただし天然の花粉が優先である。

蜜の空間が開いていれば給餌は要らない

この時期、多くの地域で天然の蜜源はすでに増えている。継箱を足して蜂群に空間を与えれば、蜂群は自らの蜜源で主要流蜜に備える。この時期の真の「給餌」は、しばしば砂糖でなく空間であり、天然の蜜源への道を開くことである。

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病害虫

この時期、蜂群は強く、害敵は比較的背景にある。だがヘギイタダニは静かに蓄積し始め、この時期の分割/分蜂の動きはダニ管理の隠れた機会を与える。

ヘギイタダニ――蓄積の始まり

集中した蜂児の生産はヘギイタダニの繁殖期の始まりである。ダニはこの時期に静かに増える。蜂群が混雑しているため比率は低く見えるが、絶対数は上がり始めた。この蓄積は数か月後の流蜜の終わりに請求書を出す。

分割のダニにおける利点

これがこの時期の隠れた機会である。人工分割や分蜂は自然に蜂児の中断を作る。新しく作った群や分蜂群には一時的に有蓋蜂児がないため、ダニは隠れる場所を見出せず相寄性(蜂の上)となる。この短い窓での無薬の対処(無蜂児の状態でのシュウ酸など)は極めて有効である。分割の際にこれを計画すれば、群数を増やしダニを下げることが同時に叶う。

監視

  • 月一度のダニ測定が蓄積を追うのに足りる。
  • この時期に化学的対処は通常しない――流蜜が近く、継箱を足すため、蜜を汚してはならない。
  • 雄蜂児の除去(ダニは雄房を好む)など機械的な方法を用いてよい。

他の主題

チョーク病: 春の冷たく湿った天候がこの真菌病を引き起こしうる。換気された巣箱、強い蜂群、良い女王が最良の防御である。巣箱前の白いチョーク状のミイラが徴候である。

盗蜂: この時期は低い――自然に蜜源がある。ただし悪天候が流蜜を断つと危険が上がりうる。弱い分割や新しい分蜂群は守るべきである。

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蜜源・花粉源

これは主要流蜜の前の準備の時期である。蜜源は増えるがまだ頂点に達しない。この増加こそが蜂群の爆発と分蜂圧を養う燃料である。

上昇する流蜜

春の開花はこの時期に広がり強まる。花蜜と花粉が着実に増え、蜂群を速く育てる。これは主要流蜜の前触れである――まだ爆発ではなく、それへの急な上昇である。

この時期の典型的な蜜源

  • 果樹: リンゴ、サクランボ、モモ、アーモンドは開花を終えたか、遅い種がまだ流蜜中である。
  • セイヨウアブラナ/菜種: 多くの地域で強い春の蜜源。
  • マメ科: クローバー、シャジクソウなどが開き始める。
  • 春の野草: 草地と牧草地の豊かさ。
  • ヤナギ、カエデ: 早い花粉源、蜂群を育てる。

花粉の重要性

この時期、花粉は花蜜より決定的である。蜂群が集中して蜂児を生産し、育児の原料が花粉だからである。豊かで多様な花粉は、強く健全な働き蜂の世代を意味する。花粉帯の厚みが、蜂群が主要流蜜に入る強さを定める。

蜜源と分蜂の関係

上昇する蜜源は蜂群を育て、育つ蜂群は分蜂へ傾く。ゆえにこの時期の豊かさは二面である。一方で主要流蜜への強さを備え、他方で分蜂圧を作る。養蜂家はこの力を主要流蜜へ向ける(空間を与えて)か、分割で群数を増やすかを選ぶ。

主要流蜜の予測

この時期の養蜂家の仕事は、地域で主要流蜜がいつ爆発するかを予測することである。分蜂管理のすべてがこの時機に懸かるからである。目標は、蜂群を完全な強さで、分蜂させず、蜜の空間を備えて主要流蜜に入れることである。地域の開花の暦を知ることがこの時期に決定的である。

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採蜜

これは原則として採蜜の時期ではない。主要流蜜はまだ来ておらず、集めた蜜源は蜂群の成長と主要流蜜への備えに向かう。ただし一部の早い蜜源に限定的な例外がある。

なぜ採蜜しないか

この時期に溜まる蜜は、蜂群が主要流蜜まで消費し、その強さを築く貯蜜である。この時期の採蜜は、蜂群を弱く主要流蜜に入れることを意味する――これは真の大きな収穫(主要流蜜の蜜)を危険にさらす。要するに、この時期の忍耐は主要流蜜で報われる。

例外――早い単花蜜

地域によっては、この時期に強い単一源の早い流蜜があることがある(セイヨウアブラナ、柑橘、あるいは一部の地域の早い森の蜜源)。この場合、その源の蜜が単花の性格を保つよう、流蜜が終わったら直ちに採ってよい。ただしこれは継箱からの採蜜であり、育児箱からではなく、蜂群の主要流蜜への備えを損なってはならない。

真の産物――蜂群そのもの

この時期の真の「産物」は蜜でなく蜂群そのものである。人工分割で作った新群は、分蜂の力を産物に変えたものである。一群から二群、三群を得ること――特に群数を増やしたい施設にとって――が、この時期の最も貴い成果である。

女王養成

この時期はまた女王養成に理想的な時期である。蜂群は強く、雄蜂は豊かで、天候は好適である。系統群からの女王養成(王台の移植、移虫)に条件は絶好である。生産した若い女王は分割と更新に用いる。女王はこの時期の最も貴い「産物」の一つである。

巣脾/蜜蝋

この時期、蜂群は巣脾を造る(蜜蝋を分泌する)。巣礎を与えれば造った巣脾を得る――今後の継箱の需要のための貴い貯えである。この時期に「収穫」される別のものは、将来のための造った巣脾である。

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資材

これは分蜂と分割の資材を整えておく時期である。分蜂はいつ起きてもおかしくなく、備えのない養蜂家は分蜂群と機会をともに逃す。

分割と分蜂の資材――整えておく

この時期の資材の第一則は空の巣箱と巣脾の貯えを整え満たしておくことである。分蜂群が出たり分割を決めたりしたとき、資材を探す暇はない。

  • 空の巣箱: 巣脾を備えて、人工分割と出た分蜂群の受け入れに。
  • 分蜂群捕獲の袋/箱/棒: 枝から分蜂群を取るため。
  • 造った巣脾と巣礎: 新しい分割と拡大する群のため。
  • 女王籠: 分割で女王を導入/保護するため。

女王養成の資材

この時期は女王養成に理想的である。養成するなら資材を整えておく。

  • 移虫具、王台碗、王台桟。
  • 育成群/仕上げ群の配置。
  • 交尾箱(核群): 若い女王が交尾し産卵を始めるため。

蜜の空間の資材――主要流蜜への備え

主要流蜜は戸口にあり、継箱と巣脾の貯えをいま整えねばならない。分蜂期に継箱を足すことは混雑に空間を与え(分蜂を防ぎ)、流蜜に備える。継箱が足りずに主要流蜜に入れば、流蜜が来たとき蜂群が詰まる。

  • 継箱と空の巣脾: 各群への予備。
  • 隔王板: 蜜の空間を清浄に保つため。

点検の資材

この時期は頻繁な点検を行うため、基本の資材(燻煙器、面布、巣箱の梃子)は常に整い使える状態であるべきである。燻煙器の燃料、清潔な面布、鋭い梃子――これらが頻繁な点検を速く容易にする。

標識の材料

この時期は若い女王が多く養成/羽化する。塗料筆で女王を標識すれば、どの女王がどの年、どの群かを追える。標識した女王は点検で速く見つかり、齢が判る。

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蜂場の管理

この時期、養蜂場は速く育つ蜂群と、集中した蜂の作業(点検、分割、継箱の追加)を同時に支えねばならない。

空間と広がりの必要

群は育ち、分割が行われ、群数が上がる。養蜂場はこの拡大に場所を空けねばならない。新しい分割のため、平らで健全な適した場所を前もって備える。窮屈な養蜂場は作業を妨げ、迷い込みと群間の盗蜂の危険を上げる。

集中した蜂児の生産は水の需要を上げる――育児と巣箱の環境制御のためである。水源は途切れず、近く、溺れ防止の面を持つべきである。この時期、水は蜂群の成長の速度に直接に影響する。

飛翔の動き

蜂勢が上がるにつれ飛翔の動きは激しくなる。飛翔路は前が澄んでいるべきで、巣箱は互いの飛翔を妨げぬよう置く。新しい分割を置くとき、飛翔の向きを考えるべきである――交差する経路は迷い込みと病気の拡散を増す。

巣箱の立地と日射

春、朝日を受ける立地が利点である――蜂群は早く暖まり、早く採餌に出て、多く働く。ただし時期が進むと正午の熱が上がるため、午後の日陰を供する立地が理想の均衡である。

雑草と地面

春は雑草が速く育つ。巣箱の周りと巣門の前を澄んで保つ――伸びる雑草は飛翔を妨げ、湿気を閉じ込め、齧歯類を宿す。地面は健全で平らであるべきで、育つ群(より重い)は安定して立つべきである。

移動養蜂の準備

主要流蜜を追う移動を計画するなら、この時期が準備の時である。目標地の確認、許可の手配、移動資材の準備である。群を主要流蜜へ運ぶなら、目標は完全な強さで、分蜂させず運ぶことである。

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学習

この時期、おそらく養蜂で最も難しい技術――分蜂管理、分割、女王養成――が実践される。これらの技術を学ぶことが、初心者を熟練の養蜂家に変える敷居である。

この時期に習得する技能

  • 王台を読む: 分蜂か更新か。この見分けは分蜂管理の基礎であり、実践でしか育たない。
  • 人工分割の技術: どう分割し、どう女王を導入し、どう新群を作るか。
  • 分蜂群の捕獲: 出た分蜂群を安全に取り収容する。
  • 女王養成: 移虫、王台の管理、交尾。
  • 女王の導入(合同): 蜂群に新しい女王を受け入れさせる。

なぜこの時期が決定的か

分蜂管理はおそらく養蜂の最も難しく最も決定的な技能である。よく管理された分蜂期=強群に満ちた養蜂場+制御された増群+良い主要流蜜の収穫。悪く管理された分蜂期=飛んだ分蜂群、弱った群、逃した主要流蜜。この差を作るのが、この時期に学ぶ技能である。

系統選抜の観察

これはどの群が系統に値するかを見る重要な時期である。分蜂の少ない群は貴い――分蜂の傾きは遺伝的で、分蜂の少ない群はより多く蜜を作る。最も穏やかで健全で分蜂の少ない群を標識し、女王養成に用いるべきである。

記録の保持

  • どの群が王台を造り、いつか。
  • どの群で分割を行い、どう帰結したか。
  • 養成した女王――どの系統から、いつ交尾したか。
  • 一度も分蜂しなかった群はどれか。(系統の候補。)

地域の暦の学び

この時期に学ぶ最も貴い「地域の」知識は、地域で主要流蜜がいつ来るかである。分蜂管理のすべてがこの日付を中心に計画されるからである。この知識は書物にはない。地域固有であり、経験と地域の他の養蜂家との対話で学ばれる。

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Main Nectar Flow
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季節

この時期、自然は一年で最も張りつめ、最も生産的で、最も人を疲れさせる段階に入る。頂点にある。蜜源は豊かで、天候は適し、蜂群は群勢が強い。養蜂の暦の他のあらゆる時期は、この時期への準備か、その結果である。

気温は蜂の理想の作業域にある。日中はふつう20~30℃、採餌に最適だ。夜は穏やかだが涼しさを保つ。昼は長く日照は十分で、蜂は早朝から夕まで働ける。雨は適度――土を潤すに足り、流蜜を断つほど多くない。

植生は爆発の状態にある。主要流蜜を与える大宗の種が同時に密集して咲く。蜂にとってこれは絶対の豊かさだ。花蜜は多く、花粉は多く、天候は適する。巣箱の秤は日々上がり、時に急激に上がる。

この時期の性格は――機会の窓は大きく開くが、狭い。主要流蜜は短い――地域により数週間だ。この窓から捉える一日一日が蜜を意味し、逃す一日は二度と来ない。これは養蜂家が一年で最も集中し、最も速く動かねばならない時期である。

地域差は流蜜の時機長短に現れる。平原では早く始まり、高地では遅い。単一蜜源の地域では流蜜は鋭く短く、多蜜源の地域では波が続き、長く保つ。この時期、巣箱の秤は暦よりずっと確かな案内である。

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巣箱の状態

この時期、巣箱は生産の工場になる。すべては流蜜の上に築かれる。空間、空気、労働力だ。養蜂家の仕事は、この機械を詰まらせずに動かすことである。

重量――日々の勝利

巣箱の秤はこの時期、一年で最も速い上昇を示す。強群は良い流蜜で日々2~5kgを入れうる。特別な日にはさらに多い。この上昇はこの時期の脈だ。秤が上がれば流蜜は続き、平らになれば流蜜は終わりに近い。

この時期、秤は指標であるだけでなく決定の道具である。いつ新しい継箱を足すか、いつ採蜜を始めるかを告げる。

蜜域の管理――この時期の核心

この時期の最も重要な物理的仕事は蜜の空間を供することだ。蜂群が貯える場所を見つけられなければ、二つの悪いことが起こる。流蜜を捨てるか(採餌蜂が空しく飛ぶ)、蜜による蜂児圏の圧迫が生じる――蜜が蜂児圏に侵入し、女王蜂に産卵の場がなくなり、蜂群は分蜂へ転じる。

規則は――蜂群が最後に足した継箱を三分の二満たしたら、新しい継箱を足す。遅れれば圧迫し、早すぎれば暖められない空の容積だ。この均衡は秤と観察で共に定める。

継箱を足す方法

  • 上足し: 最も多い。新しい継箱を満杯の継箱の上に置く。
  • 下足し(底入れ): 空の継箱を満杯の下に置き、蜂群を上へ働かせる。
  • どちらでも、隔王板は女王蜂の継箱への上昇を止める――さもなくば蜜域に蜂児が生じ、採蜜が汚れる。

巣枠の均衡

育児箱では女王蜂が密に産卵し、継箱では蜜が積もる。理想の姿は――育児箱が密で整った蜂児に満ち、継箱が速く封蓋される。育児箱が蜜で圧迫され始めたら(産卵域が狭まる)、介入はすでに遅い。

換気

密集した花蜜の処理は巣箱内に多くの水蒸気を生む――蜂は花蜜の水を蒸発させて蜜を熟成させる。この水蒸気を排することは欠かせない。換気不足は蜜の熟成を遅らせ、蜂群を暑熱ストレスに陥れる。この時期、巣門は広く保ち、上部の換気を開ける。

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蜂群の勢い

この時期、蜂群は一年で最も群勢が強く、蜂数も多い。この強さそのものが、この時期の最大の危険――分蜂――の根源である。

女王蜂の頂点

この時期、女王蜂は最大の産力で産卵する。日々1500~2000個、強い女王ならさらに多い。育児箱は蜂児で満ちる。これは流蜜を担う採餌蜂の軍勢を産む唯一の道だ――今日の卵が三週間後の採餌蜂である。

群勢と空間の緊張

混雑した群勢 + 限られた空間 = 分蜂圧。蜂群は過度に混んだと感じると分裂したがる(分蜂)。これは蜂群には繁殖の成功、養蜂家には労働力の半分と蜜の半分の損失である。

ゆえにこの時期の群勢管理 = 分蜂管理。両者は一つのことだ。

分蜂圧を読む

この時期、蜂群が分蜂に備える兆しを注意深く観察する。

  • 王台: 巣枠の下縁と両側に築かれる――最も明白な兆し。
  • 育児箱の圧迫: 蜜が産卵域に侵入するとき。
  • 巣門口の群がり: 手余りの若蜂が箱前に積もる。
  • 雄蜂の多さ: 蜂群が繁殖に備える。

分蜂の予防

分蜂は一度始まれば止められない。予防せねばならない。方法。

  • 空間を与える: 継箱を時機よく足し、混雑の感覚を和らげる。
  • 蜂児/蜜脾を抜く: 強群から一枚抜き弱群へ(均等化)。
  • 分割: 養蜂家が制御しておこなう人工分割――分蜂の力を養蜂家の利に転じる。
  • 王台の除去: それだけでは足りない。根本原因(混雑/圧迫)を除かねば、蜂群は再び王台を築く。

雄蜂

この時期、雄蜂の数は頂点に達する。これは正常だ――繁殖の季節である。地域の女王蜂の交尾にも十分な雄蜂が要る。この時期に雄蜂を減らそうとするのは誤りだ。

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内検

この時期、点検は頻繁で速く、的を絞る。問いは一つ――この群は分蜂へ向かうのか、空間が要るのか。どの点検もこの二つを測る。

頻度――一年で最も頻繁な時期

分蜂の周期は速い――王台の建設から分蜂群の飛び出しまで約8~9日。ゆえに点検は7~10日ごとでなければならない。間の空いた点検は分蜂を見逃す。これは一年で最も頻繁な点検を要する時期だ。

時機

一日の暖かく晴れた時間に――多くの採餌蜂が外にいて、巣箱がより静かで混雑が少ないときだ。雨や風や曇りの点検は蜂群を苛立たせ、読みを誤らせる。

何を見るか

  • 王台: あるか。いくつか。開いているか封蓋か。これが分蜂の決定の中心だ。
  • 産卵域: 女王蜂は産卵しているか、域は圧迫されているか。
  • 蜜域: 最後の継箱はどれほど満ちたか。足す要があるか。
  • 女王蜂: いるか、健全か。(分蜂していれば老女王はもう去ったかもしれない。)

王台を読む

王台の型が意図を示す。

  • 分蜂王台: 巣枠の下縁に、数が多い ← 蜂群は分裂したい。
  • 変性王台(交替王台): 巣枠の中央に、少ない ← 蜂群は女王(老いた/病んだ)を替える。
  • 緊急王台: 突然の無王の後、既存の巣房から改造 ← 蜂群は無王だ。

この三つを混同すると誤った介入を招く。変性王台を壊せば蜂群を無王にしうる。

点検の規律

密集した流蜜のなか、巣枠は重く脆い(蜜に満ち、新しく造られた)。巣枠を落とさぬよう慎重に点検せねばならない。この混雑のなか女王蜂は容易に押し潰されうる――各巣枠を慎重に上げ、女王蜂の位置を知らねばならない。

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給餌

この時期は絶対に給餌しない時期である。自然が豊かな源を供するときに糖液を与えるのは、要らず、害がある。

なぜ与えないか

  • 必要がない: 天然の花蜜は豊かで、蜂群は要る以上に集める。
  • 蜜の質を損なう: この時期に与えた糖液は収穫する蜜に混じる。糖液から作った「蜜」は純粋でも合法でもない。蜜の偽装は犯罪だ。故意でなくとも、糖液が収穫に混じればこの結果を生む。
  • 空間を占める: 糖液は蜜を入れるべき巣房を占める。

唯一の例外――新しい/極めて弱い群

流蜜を利用できぬほど弱い群(新しい分蜂群、新しい分割、衰えた群)があり、その群の蜜が収穫されないなら、育成のため給餌してよい。だがこの群は収穫する群と分けておかねばならず、混同してはならない。

この時期はが給餌より重要だ。密集した花蜜の処理と暑い天候が水需要を上げる。近く途切れない源が蜂群の生産に直接に影響する。渇いた蜂群は花蜜を処理できず、流蜜を十分に活かせない。

花粉

主要流蜜期は花粉もふつう豊かだ。だが一部の単一蜜源の流蜜(ある樹種など)では、花蜜が豊かでも花粉が乏しい。そのとき花粉不足で育児が途切れうる。気づけば花粉源のある地点か扶助を考える。ただし天然の花粉は常に優先だ。

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病害虫

この時期、蜂群は強く抵抗力がある。害敵は比較的背景にある。だが二つを見過ごせば、この時期の末に重い代償を払う。密かに蓄積するヘギイタダニと、蜜を脅かす化学の危険だ。

ヘギイタダニ――静かな蓄積

この時期、ヘギイタダニは目に見える問題でない――蜂群は混雑し、ダニの比率は低く見える。だが罠はここだ。密集した育児 = ヘギイタダニの無限の繁殖の温床。この時期、ダニ数は静かに、指数関数的に上がる。見えないのは蜂数も高いからで、比率は低いままだ。だが絶対数は倍加する。

この蓄積の請求書は流蜜末期に清算される。流蜜が終わり蜂児が減ると、蓄積したダニが突然に見え、越冬蜂の育成を直撃する。

この時期のヘギイタダニ管理

  • 監視: 流蜜期でも月に一度測り、蓄積を追う。
  • 化学治療はしない: 継箱に蜜がある。殺ダニ剤は蜜を汚す。治療は採蜜後に延ばす。
  • 機械的な方法: 化学を用いない方法、雄蜂児の除去など(ヘギイタダニは雄蜂房を好む)を使ってよい。

蜜の安全と化学の危険

この時期の最も重要な「害敵」の課題は、害敵そのものでなく、それへの時機を誤った介入だ。蜜がある限り、いかなる化学品も巣箱に入れない。この規則はヘギイタダニの治療にも、アリ/スムシの対処にも当てはまる。蜜に移る残留は製品を販売不能にし、消費者の健康を危うくする。

盗蜂――低いが零でない

流蜜の進むあいだ盗蜂はまれだ――蜂に盗む必要がなく、自然に豊かな源がある。だが流蜜の途切れる日(急な冷え、雨)には盗蜂の危険が急に上がる。弱群と露出した巣枠は常に危険だ。

スズメバチと鳥

この時期、スズメバチはまだ頂点に達しないが、現れ始める。一部の地域では蜂を食う鳥がこの時期に採餌蜂を害しうる。強群はおおむね耐える。時期が進むにつれ(流蜜末期、夏の蜜源枯渇期)、真の防除がいよいよ重要になる。

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蜜源・花粉源

この時期は、一年の花蜜と花粉の豊かさの頂点である。一年全体がこの数週間へ向かう。越冬の貯え、収穫、来年の群勢が、大部分ここで定まる。

主要流蜜の性質

主要流蜜は、地域の優勢な蜜源が同時に密集して咲くことで形づくられる。これは散らばった「維持」の流蜜でなく、爆発的な豊かさだ。巣箱の秤は日々キロ単位で上がる。蜂はこの窓で自らの能力の限界まで働く。

地域ごとの主要な蜜源

主要流蜜を与える種は地域により全く異なり、これが養蜂家に自らの地域を知ることを要する。

  • 平原と農業地域: ヒマワリ、セイヨウアブラナ、ムラサキウマゴヤシ、クローバーなど広い作物。
  • 森林と山地: クリ、シナノキ、ニセアカシア――強く短い流蜜。
  • 高地と草原: 高地の開花。平原で流蜜が終わるころ山で始まる。
  • 地中海の低木林: タイム、セージ、ラベンダーなど芳香の種。

この多様性が移動養蜂の基盤だ。養蜂家は流蜜を追い、巣箱を地域から地域へ運ぶ。

単一蜜源と多蜜源の流蜜

一部の地域では流蜜が単一の優勢種から来る(ヒマワリなど)――鋭く密集し短い。これは単花蜜の生産に理想的だが、時機が肝心で窓は狭い。多蜜源の地域では流蜜が波のように続き、長く保ち、混合(多花)蜜を出す。

花粉

主要流蜜期は花粉もふつう豊かで多様だ。密集した育児を養い、蜂群のタンパク質の貯えを満たす。この時期に集めた余りの花粉は、蜂群が後続の時期へ持ち越す貯えの一部だ。花粉を生産する(採取器で)なら、この時期は源が豊かなので蜂群を害さぬ程度に適する。

巣箱の秤――唯一の真の案内

この時期、暦は誤り導く。流蜜の時機が年ごと、地域ごとに異なるからだ。唯一の確かな案内は巣箱の秤である。上がれば流蜜があり、平らになれば終わった。この時期、養蜂家は空や花でなく秤を見る。

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採蜜

この時期、一年の主要な収穫が始まるか頂点に達する。一年の労苦がここで製品に変わる。だが急ぎと忍耐の均衡が収穫の質を定める。

収穫の時機――熟成は必要条件

基本の規則は変わらない。巣枠の少なくとも75~80%が封蓋されたら採蜜する。封蓋蜜は「この蜜は熟し、水分が下がった」という蜂の封印だ。未封蓋の蜜はふつう水分が高く、生蜜で、発酵する。

流蜜が速いと養蜂家は焦れる――巣枠は満ちて見える。だが満ちると熟すは別だ。屈折計があれば目標は水分18%未満。20%を超える蜜は発酵の危険がある。

流蜜のなかで採蜜する

強い流蜜では、満杯の継箱を流蜜が終わる前に取り、空のものと替えうる――蜂群は絶えず働き、流蜜から最大の産出を得る。これは熟練の蜂場が流蜜を十分に活かす方法だ。

採蜜の方法

  • 脱蜂板: 24~48時間前に置くと継箱の蜂が散る。蜂に最も優しい。
  • 払い落とし: 小規模向け。蜂を驚かせる。
  • 送風機: 速く、大規模向け。

隔王板を使っていれば継箱に蜂児がなく採蜜は清潔だ。隔王板がなければ継箱に蜂児がありうる――これらの巣枠は取らない。

分離と処理

可能な限り採蜜の日に分離する――待つ巣枠はスムシと盗蜂の危険だ。分離した蜜は沈殿槽で2~3日静置して泡を掬い、密閉容器へ移す。蜜は匂いを吸う。処理と貯蔵の場は無臭、涼しく(14~18℃)、暗くあるべきだ。蜜を40℃以上に熱さない――酵素が壊れ、HMFが上がり、品質が下がる。

単花蜜

単一蜜源の流蜜で単花蜜を生産するなら(クリ、ヒマワリ、タイムなど)、その源の流蜜が終わったら直ちに取る――次の波が混じれば単花の性格と商業的価値が失われる。ここでは時機が直接に収入だ。

他の製品

花粉: 源が豊かなので採取器で集めうる。蜂群への代償は低い。ローヤルゼリー: 女王養成と結び集めうる。蜜蝋: 蜜蓋を掻いて出る蝋を別に集める。最も品質の高い蝋だ。

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資材

この時期、資材は最も繁く使われる。継箱から遠心分離機、隔王板から運搬箱まで、すべてが同時に動く。不意を突かれれば流蜜の窓を逃す。

蜜域の資材――十分な数が肝心

この時期の第一の資材の規則は――空の継箱と巣枠の貯えが十分でなければならない。流蜜が速いと蜂群は一週間で継箱を満たす。予備がなければ蜂群は詰まり分蜂する。継箱と造った巣枠の不足は、蜜と蜂群の損失に直結する。

  • 継箱: 一群に予備が一つ以上。
  • 造った巣枠: 空の巣礎に勝る――蜂群は造る時間を費やさず直ちに満たす。
  • 隔王板: 収穫する各巣箱に。継箱を清潔に保つのはこれに懸かる。

採蜜と分離の資材

  • 遠心分離機: 使う前に洗い、乾かし、備える。流蜜の途中の故障は贅沢な問題でなく災難だ。
  • 蜜蓋掻きナイフ/フォーク、濾し器、沈殿槽: 食品級、清潔。
  • 脱蜂板: 数は十分か、向きは確かめたか。
  • 密閉した運搬箱: 満杯の巣枠を盗蜂から守る。
  • 屈折計: 水分を測る――熟成の判断を数字に結ぶ。

分蜂の資材――備えておく

この時期は分蜂期だ。分蜂群はいつ飛び出してもおかしくない。備えるべきもの。

  • 空の巣箱/分蜂群の箱: 飛び出した分蜂群の収容か分割のため。
  • 収蜂袋/棒: 枝から分蜂群を取る。
  • 巣枠を備えた予備の巣箱: いつでも人工分割ができる。

巣箱の秤

この時期の唯一最も価値ある道具は秤だ。いつ継箱を足すか、いつ採蜜を始めるか、流蜜は終わったかを告げる。参照箱を一つ簡単な秤の下に置くだけでも、蜂場全体の律動を定める。

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蜂場の管理

この時期、蜂場の場所は密集した採餌の往来と養蜂家の重い仕事を同時に担わねばならない。秩序は直接に生産に影響する。

水――密集した需要

主要流蜜期、蜂群は大量の水を消費する――育児にも花蜜の処理にも。強群は蜂場の規模で日に数十リットルを要する。

  • 水源は近く(100~200m)、途切れない。
  • 蜂が着地し溺れを防ぐ面が要る(石、藁、コルク)。
  • 近くに水がなければ蜂は近隣の水源へ行く――生産の損失であり近隣の争いだ。

飛行路と往来

この時期、飛行の往来は頂点に達する。数万の蜂が絶えず離着する。飛行路の前は空いていなければならない――障害は蜂を遅らせ渋滞を生む。巣箱前の域は清潔に、飛行方向は交差せぬよう配する。

巣箱の均衡と地面

継箱を重ねると巣箱は高く重くなる。不揃いな地面では高い巣箱は転倒の危険がある。地面は堅固に、巣箱は水平で安定し、少し前へ傾ける(雨の排出のため)。倒れた巣箱は満杯の継箱ごと深刻な損失だ。

日陰と熱

密集して働く蜂群は多くの熱を生む。暑い日の直射はこの負荷を増す。正午の日陰は理想だ――蜂群は冷却に割く蜂を減らし、採餌に多くを割ける。樹陰は最良だ(空気の流れを妨げない)。

蜂場の人間工学

これは養蜂家が体力的に最も辛い時期だ。満杯の継箱を運ぶのは重労働である。巣箱の間隔、作業の向き、運搬路――これらが養蜂家の腰と時間を守る。配置の悪い蜂場は仕事を遅らせ、流蜜の忙しさのなか怪我の危険を生む。

移動養蜂

これは流蜜を追う移動の時期だ。夜か夜明けに、巣門を閉じ換気を開けておこなう。新しい地点では巣箱を速く水平にし、直ちに水を供する。移動のストレスは流蜜の産出で相殺できない。ゆえに速く清潔におこなう。

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学習

この時期、理論が実践に変わる。冬に読んだすべて――分蜂管理、採蜜の技術、流蜜の読み――がこの時期に試される。最も速い学びは作業の上で起こる。

この時期に習得する技能

  • 王台を読む: 分蜂王台、変性王台、緊急王台の見分け。この時期の最も肝心で、最も練習に頼る技能だ。
  • 分蜂予防の時機: いつ空間を与え、いつ分割し、いつ手遅れか。
  • 流蜜を読む: 秤の曲線を解し、流蜜の始まり/終わりを見る。
  • 収穫の熟成: 封蓋と水分の関係、屈折計の使用。
  • 人工分割: 制御された増殖の技術。

最も価値ある記録の時期

この時期の記録は千金に値する。出来事が速く決定的だからだ。

  • 流蜜はいつ始まったか。(来年の参照。)
  • どの群が分蜂し、どの群がしなかったか。なぜか。
  • どの群がどれだけ産したか。どれが最も高いか。
  • どの女王蜂が最も強い群を築いたか。(種群の選択。)

これらのデータは来年の種群選択と流蜜計画の基礎だ。

種群の観察

これはどの群が種群にふさわしいかを最も明らかに示す時期だ。最も多く産し、最も分蜂せず、最も穏やかで、最も健全な群を印す。来年の女王蜂はこれらの群から育てる。養蜂の進歩の道は、最も良い群から増やすことである。

時間の管理

この時期に最も「学び」にくいものは時間だ。採蜜、分蜂点検、継箱足し、分離――すべてが同時に積み重なる。熟練養蜂家は優先を分ける。分蜂点検は延ばせない(群を失う)、採蜜は数日待てる。この順序は本を読んで学ぶのでなく、この時期を生きて学ぶ。

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今月End of Flow
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季節

この時期、主要流蜜は終わったが秋はまだ始まらない、移行の段階である。養蜂の暦で最も欺瞞的な時期だ。自然は青々と見え、天候は暖かく、蜂群は強盛に見える――だが花蜜の蛇口は閉じた。この時期に最も多い誤りは、目に見えるものを真実として受け取ることである。

日中の大半は28~35℃を保ち、正午には38℃を超える。夜も暖かく、巣箱の冷却は遅い。湿度は下がり、風は乾いた性質を帯びる。雨は降らないか、短い驟雨で地面を濡らすだけで、花蜜の分泌を再び促すには足りない。

植生は生き生きと見えるが、生理的には結実の様式に入った。主要流蜜を与えた種は花を終え、残る花はまばらで花蜜も乏しい。蜂にとってこれは、視覚上の豊かさと栄養上の欠乏を意味する。採餌蜂は飛び続け、遠くまで行きながらわずかしか持ち帰らない――蜂群は正味のエネルギー赤字に入る。

この時期の性格は一言でいえる。蜂群は年で最も群勢が強い段階にあるが、収入は止まった。群勢は頂点に達し、収入はほぼ零だ。この落差がこの時期のあらゆる危険の共通の根源である――盗蜂、ヘギイタダニの爆発、突然の飢餓。

ここで地域差が顕著になる。高地や湿潤な地域では流蜜が数週間続くこともある。乾いた平原では一陣の熱風がそれを断ち切る。まさにこの時期、養蜂家は暦でなく巣箱の秤を見なければならない。

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巣箱の状態

この時期、巣箱は物理的に最も充実しているが、生物学的には最も脆弱である。継箱は満杯か採蜜されたばかりで、蜂群は混み合っているが、内部はすでに転換を始めている。

重量と秤の曲線

この時期の最も確かな指標は巣箱の重量である。主要流蜜期に日々1~3kg上がっていた秤は、流蜜末期にまず平らになり、それから下降に転じる。日々100~300gの減少は正常で、蜂群が自らの貯蜜を使い始めたことを示す。秤のない養蜂家はこの転換に気づくのが2~3週間遅れる。この遅れは秋の給餌も遅れることを意味する。

この時期に手で重さを測るのは誤り導く。混雑ゆえに蜂の重さが蜜の重さを覆い隠すからだ。蜜量を測る唯一誠実な方法は、巣枠を持ち上げて見ることである。

蜜域の再編

採蜜後、蜂群は残る蜜を蜂児圏の上と両側へ移し始める。これは自然な準備である。越冬蜂球が届くところに蜂は貯えを囲う。この過程に介入してはならない。だが空の継箱を上に残すのは誤りだ――守れない空間を守らせることになり、スムシと盗蜂への招待である。

巣枠の均衡

蜂児圏が縮み始めると、空いた巣房に蜜と花粉が満ちる。蜂児圏の典型的な姿は、中央で狭まる蜂児域、その外に花粉の帯、最外縁に蜜である。この環状の配列が健全な越冬準備の最初の兆しだ。この環ができなければ、蜂群がなお繁殖に固執しているか、そもそも貯えがないか――どちらも介入を要する。

内部の熱と換気

混雑した群勢と高い外気温は、巣箱内に激しい熱負荷を生む。蜂は巣門に並んで扇風し空気を通し、ひどいときは巣門の着地板と前壁に蜂ひげを作る。ひげ自体は病的な兆しでなく、換気不足の兆しである。だがその持続は、蝋の軟化と巣枠の崩落への道の始まりだ。

巣箱の物理状態

これは最小の代償で箱体の欠陥を見つける最後の窓である。亀裂、合わない蓋、反った巣箱底は冬に修理できない。越冬準備は実はこの時期から始まる――晩秋からではない。

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蜂群の勢い

この時期、蜂数は年の頂点に達し、それから下降を始める。頂点と下降の開始のあいだのこの狭い帯が、どれほどの群勢で蜂群が冬に入るかを定める。

産卵の転換

花蜜の流れが止まると、女王蜂の日産卵量は明らかに下がる。流蜜期に日々1500~2000個産んでいた女王蜂は、この時期800~1200個に落ち、末期にはさらに低くなる。この下降は正常で、妨げてはならない――蜂群の資源管理である。だが完全な停止は正常でない。無王、女王の老化、重いヘギイタダニ圧を予告しうる。

夏蜂と越冬蜂の別

これはこの時期の最も重要な生物学的事実である。今、箱内の大半は夏蜂だ。寿命5~6週間、脂肪・タンパク質の貯え(ビテロジェニン)が低く、その役割は尽きるまで働くことである。蜂群を越冬させる蜂はまだ生まれていない。

越冬蜂はこの時期の末以降、十分な花粉を与えられた幼虫から育つ。ゆえに今おこなう花粉管理が、四か月後に越冬する蜂の脂肪体を定める。この時期に花粉不足に遭う蜂群は、冬の終わりに説明のつかない崩壊をきたす。

雄蜂の追放

流蜜が終わるや、働き蜂は雄蜂への給餌をやめ、巣門へ引きずって放り出す。この時期、巣門の着地板に死んだ弱った雄蜂を見るのは健全の兆しである――蜂群の行動が現実に即している証だ。逆が心配である。なお雄蜂を養う蜂群はたいてい無王か、新女王を育てている。

群勢と貯蜜の均衡

混雑した蜂群はこの時期の利点でなく、支出である。収入なく5万匹を養えば貯えは速く尽きる。熟練養蜂家はこの時期、群勢でなく蜂1匹あたりの蜜量を見る。混雑して貯えの乏しい蜂群は、適度に混んで充実した蜂群より危険だ。

巣枠ごとの予期

この時期、健全な蜂群はふつう8~12枚の蜂を守り、4~6枚の蜂児を持つ。蜂児圏は流蜜期より狭いが、密で整っている。この時期に散らばり不揃いなら、ヘギイタダニか病気の兆しで、直ちに検査を要する。

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内検

この時期、点検の頻度は下がるが、点検の目的が変わる。もはや発育の監視でなく、越冬に入る蜂群の身代の棚卸しである。この時期のどの点検も一つの決定を生むべきだ。この蜂群は越冬させるか、合同するか、扶助するか。

点検の頻度と時機

10~14日に一度で足りる。早朝か夕方に点検する――正午の高温での開検は巣枠崩落の危険と盗蜂誘発の危険を併せ持つ。開ける時間は短く。この時期、開いた巣箱は盗蜂の広告板である。

何を点検するか

  • 貯蜜: 封蓋蜜は何枚か。蜂児圏の上と両側にあるか。
  • 花粉: 花粉帯はあるか、どれほどか。これは越冬蜂の原料だ。
  • 女王蜂: 産卵しているか。蜂児圏は密か散乱か。
  • ヘギイタダニ: 測定したか。(この時期は測定に頼り、推測に頼らない。)
  • 秤の向き: 上昇か下降か。

蜂児圏を読む

この時期、蜂児圏は縮む――これは予期される。だが縮小悪化は別だ。小さくとも密で封蓋の整った蜂児圏は健全である。小さく不揃いで陥没や穿孔があれば病的だ。この区別をしなければ、問題のある蜂群を冬に送り、その終わりに死んでいるのを見つける。

盗蜂を誘発しない

この時期、点検そのものが危険である。地面の一滴の蜜、外に露出した巣枠、開いた巣箱――みな盗蜂を誘発する。規則は、巣枠は密閉した運搬箱で運び、蜜脾を決して蜂場に露置せず、作業を終えたら直ちに閉じることだ。

決定の時

この時期の末までに、各蜂群について明確な決定を下さねばならない。「もしかしたら回復する」との考えで弱群・無王群・病群を冬に送るのは、その群と隣群を同時に失う最も多い道である。この時期の難しい決定は、秋の弱い決定に勝る。

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給餌

この時期は給餌の時期ではないが、給餌の決定を下す時期である。早すぎる糖液は越冬準備の始まりでなく、盗蜂の導火線だ。

なぜ今与えないか

自然に花蜜がないときに糖液を与えると、蜂場を標的に変える。糖液の匂いは近隣の群を引き寄せ、強群が弱群の門口を圧し、連鎖する盗蜂が始まる。この時期に始まる盗蜂は、数群をまとめて失って終わる。

ではいつ与えるか

体系的な秋の給餌は次の時期に属する。この時期の給餌は緊急措置としてのみ――蜂群の貯えが3~4枚以下に落ちれば、飢餓の危険がある。

緊急給餌が要るときの規則

  • 時機: 夕方に、朝までに食べ終わる量で与える。
  • 濃度: 1:1(砂糖と水を等分)。この時期に濃い糖液は要らない。
  • 位置: 巣箱内給餌器。この時期、蜂場中央での開放式(群体)給餌は絶対にしない。
  • 巣門: 給餌前に縮小する。
  • 清潔: こぼれた糖液を拭く。一滴が盗蜂を引き起こす。

花粉の優先性

この時期は花粉が糖液より重要である。越冬蜂の脂肪体は花粉で築かれる。花粉帯が薄ければタンパク質のフォンダンを考えてよいが、天然の花粉は常に代用餌に勝り、蜂場を花粉源のある地点へ移すことは餌を与えるより持続的な解決である。

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病害虫

この時期はヘギイタダニとの戦いの勝敗を決する。一年でヘギイタダニがこれほど危険な時はなく、これほど見落とされやすい時もない。

ヘギイタダニ――隙間が閉じていく

仕組みはこうだ。ヘギイタダニの繁殖は蜂児圏に依る。流蜜が終わり蜂児圏が縮むと、ダニの数は減らないが巣房の数が減る。すると巣房あたりのダニ数が倍加する。同じダニ群が、同じ時点でずっと重い寄生を意味する。

さらに悪いことに、今生まれる蜂こそ、蜂群を越冬させる越冬蜂の母であり保姆である。ダニがこの世代を襲えば、越冬蜂は生まれつき弱い。初冬に強く見えた蜂群が冬の終わりに崩壊し、養蜂家は理由を解さない。病根はこの時期に埋められている。

測定――推測でなく

「ダニはいない、蜂は元気そうだ」はこの時期に最も高くつく一言だ。ダニが目に見えるようになれば手遅れである。測定は欠かせない。

  • 粉糖/アルコール洗浄: 300匹の標本から落ちるダニを数える。
  • 閾値: 蜂100匹あたり3匹(3%)が介入の境界。この時期に3%を超える = 直ちに治療。
  • 底板の計数: 自然な日々の落下が8~10匹を超えれば警報。
  • 蜂場の10~20%を無作為に検べば足りる。

治療の時機

治療は越冬蜂の育成が始まるに済ませねばならない。この時期はその窓の起点だ。採蜜後すぐ治療に着手する――採蜜と治療のあいだに数週間を空費すれば、得た時間を無駄にする。

盗蜂

この時期の第二の脅威は盗蜂で、たいてい養蜂家自身の過ちから始まる。兆し。巣門での争い、地面に引き裂かれた蜂、箱前に張りついて入口を探す蜂、箱壁を巡る他群の蜂。

予防。巣門の縮小(弱群は蜂一匹の幅に)、蜜や巣枠を蜂場に露置しない、点検を短く、空の継箱を巣箱から下ろす。

スズメバチとアシナガバチ

この時期、スズメバチ群は自らの頂点に達し、蜂をタンパク質源に転じる。巣門の着地板に張りつき、宙で採餌蜂をさらうスズメバチを、強群は耐えうる。弱群には致命的だ。巣門の縮小がここでも唯一最も有効な措置である。捕獲器は補助で、解決でない。

スムシ(ハチノスツヅリガ)

採蜜後の空いた巣枠はスムシの理想の環境だ。巣箱から下ろした継箱は、蜂の守りがなくなれば無防備である。貯蔵する巣枠は冷凍を通すか、換気のよい場所に置いてスムシ対策を施す。

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蜜源・花粉源

この時期、その定義そのものが花蜜源の終わりである。だが「終わり」は「全き皆無」を意味しない。源の性質が変わり、この変化を読むことが、どれほどの貯えで蜂群が秋に入るかを定める。

主要な源の退場

主要流蜜を与えた大宗の種は花を終えた。残る花はまばらで密度が低く、おおむね維持の水準にある――蜂群を生かすが、貯えを積ませない。採餌蜂はなお働く。これが「流蜜は続いている」という錯覚に養蜂家を誘い込む最大の要因だ。

この時期に見つかりうる源

  • 道端と荒地の雑草: まばらだが持続する。維持を与える。
  • 灌漑された農地: 水のあるところ花期は延びる。地域により、ヒマワリやクローバーになお産出があることも。
  • 水辺と河床: 乾燥の影響が最も少ない微環境。この時期、蜂はここへ転じる。
  • 高地: 平原で流蜜が終わっても、山では続くことがある。これは移動養蜂の古典的な時期だ。
  • 甘露蜜(ハニーデュー): 一部の地域で松や樫の甘露蜜がこの時期に始まる。蜜を与えるが越冬貯蜜には不向きである――ミネラルが高く、冬に蜂の下痢を起こす。

花粉の決定的な役割

この時期、花粉は花蜜より注意に値する。理由は単純だ。花蜜は今年のエネルギー、花粉は来年の蜂である。越冬蜂のビテロジェニンの貯えは花粉で築かれる。花粉帯が薄くなる蜂群は、弱い蜂で冬を迎える。

この時期に花粉を与える源は、花蜜の源としばしば異なる。ある雑草、遅咲きの植物、農地の残りが花粉を供し続ける。ゆえに蜂場の地点は、花蜜だけでなく花粉でも評価すべきだ。

地域による読み

これは地域に最も敏感な時期である。乾いた平原では流蜜が突然止まり、湿潤な地域・高地・灌漑地では数週間続く。ここでは暦は案内でない――巣箱の秤と花の観察だけが唯一の真の案内だ。

🍯

採蜜

この時期、年の主要な収穫が完了するか締めくくられる。どれだけ収穫するかも重要だが、いつ、どう収穫するかも同じく重要で、これもこの時期に決まる。

収穫の時機――封蓋の規則

巣枠の少なくとも75~80%が封蓋されたら採蜜する。未封蓋の蜜はふつう水分が高く、発酵する。疑わしければ巣枠を水平に持って振る。蜜が滴れば未熟だ。

水分を測れれば屈折計を使う。目標は18%未満。水分が20%を超える蜜は発酵の危険があり、販売できない。

どれだけ収穫するか

これはこの時期の最も重要な決定で、最も多い過ちは欲張りである。越冬分を残さず採蜜し、秋に糖液で補おうとする――だが糖液は蜜を完全には代替せず、その費用は収穫の利益を食う。

実用的な規則。育児箱の蜜と花粉は動かさない。継箱からのみ採蜜する。育児箱から蜜を抜くことは、蜂群の越冬の環を破ることだ。

採蜜の方法

  • 脱蜂板(隔離板): 蜂に最も優しい。24~48時間前に置くと、継箱内の蜂が散る。
  • 巣枠の払い落とし: 小規模向け。蜂を驚かせ、盗蜂を招くことも。
  • 送風機: 速く、大規模向け。
  • 化学忌避剤: 蜜の品質への影響は議論がある。使うなら用量と時間を厳守する。

採蜜と盗蜂

採蜜は最も盗蜂を誘発する瞬間だ。下ろした巣枠は密閉した箱で運び、蜂場でなく閉じた場所で分離し、分離後に空脾を露置しない。「蜂に掃除させる」ため蜂場に残す巣枠は、その蜂場で盗蜂を引き起こす最も確実な方法である。

分離と貯蔵

可能な限り採蜜の日に分離する――待つ巣枠はスムシと盗蜂の危険だ。分離した蜜は沈殿槽で2~3日静置して泡を掬い、密閉容器へ移す。蜜は匂いを吸う。貯蔵場は無臭、涼しく(14~18℃)、暗くあるべきだ。

他の製品

この時期、花粉採取器は勧められない――蜂群は越冬蜂の育成に花粉を要し、採取器はこの源を奪う。プロポリスの採取はできる。越冬準備として蜂群はこの時期プロポリスの採集を増やす。蜜蝋は採蜜時の蜜蓋の蝋から得られ、別に集める。

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資材

この時期、資材の面では二つの仕事が重なる。採蜜資材が大量に使われ、同時に越冬資材の準備も始めねばならない。後者を先送りする養蜂家は、秋に時間も準備も持たない。

採蜜資材

  • 遠心分離機: 使う前に分解・洗浄・乾燥する。去年の蜜の残りは発酵と異臭の源だ。
  • 蜜蓋掻きナイフ/フォーク: 加熱式なら温度設定を確かめる。過熱は蜜を焦がす。
  • 濾し器と沈殿槽: 食品級ステンレスか食品安全プラスチック。亜鉛めっき容器は蜜に用いない。
  • 脱蜂板: 逆に付いていないか確かめる。逆の脱蜂板は蜂を継箱に閉じ込める。
  • 密閉した運搬箱: この時期は贅沢品でなく必需品だ。

越冬資材の準備――今から始める

越冬準備の資材は晩秋に買うものだ、という考えはよくある。真相は――今準備し、秋に取り付ける。

  • 巣門縮小器/ネズミ返し: 数は足りるか、健全か。
  • 断熱材: 使うものは今揃え、乾いて貯える。
  • 巣箱内給餌器: 割れや漏れはないか。漏れる給餌器は盗蜂を意味する。
  • 巣箱底: ダニを数える網底なら、今準備する。

空の巣枠の貯蔵

採蜜後に残る巣枠はこの時期の最大の資材の難題だ。スムシはこの気温で速く繁殖し、数週間で一季の巣枠を台無しにする。

  • 冷凍: -18℃で48時間、全てのスムシの態を殺す。最も清潔な方法。
  • 換気貯蔵: 巣枠を間隔をあけて積み、光と空気に当てる。スムシは暗く静止した空気を好む。
  • 蜜の付いた巣枠は貯蔵しない――先に蜂に掃除させる(蜂場でなく巣箱内で)。

箱体の整備

空いた箱体はこの時期に修理・塗装する。湿った木は冬に腐り、亀裂から入る風が蜂群を終わらせる。この時期の気温は塗装に理想的だ――秋は乾燥する時間が長い。

この時期の唯一最も価値ある資材は巣箱の秤である。流蜜が終わったことを最初に告げる。蜂場に参照箱を一つ、簡単な秤の下に置くだけでも、蜂場全体の運命を判断できる。

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蜂場の管理

この時期、蜂場の場所は年で最も過酷な条件に耐える。高温、乾燥、水不足、日々増す盗蜂圧。場所の管理は蜂群の健康の管理と同じく重要だ。

水――この時期の第一の課題

蜂群の水需要はこの時期に頂点に達する。水は飲用と巣箱の冷却に使われる。蜂は持ち帰った水を巣枠に広げ、扇風して蒸発させ巣箱を冷やす。強群は暑い一日に2~4リットルを消費する。

  • 水源は蜂場から最大100~200m。遠い水は採餌蜂のエネルギーを食う。
  • 蜂が着地し溺れを防ぐ面が要る。石、コルク、藁、苔、木片。
  • 水は決して絶やさない。蜂は代わりの水源(隣家の池、点滴灌漑、家畜の水槽)を見つけると固執し、引き戻すのは難しい。近隣との深刻な争いもここから始まる。
  • 水は日陰に置く。温い水は蒸発し藻が生える。

日陰と向き

正午の日はこの時期の巣箱の最大の敵だ。直射の巣箱は多くの蜂を冷却に割き、採餌が下がり、ひどいと巣枠が崩れる。

  • 正午の日陰を与える場所が理想。樹陰は空気の流れを妨げないので最良だ。
  • 日陰がなければ蓋の上に明色の覆いか高い日よけを置く。蓋に密着した暗色の物は熱を上げる。
  • この時期、東向きの巣門は利点だ。早い採餌は暑い時間の前に蜂に集めさせる。

換気

この時期、空気が巣箱底から上へ流れることが極めて重要だ。網底は開けておき、蓋を少し持ち上げる――だがどの開口も盗蜂の門でもある。均衡は――上から換気、下から防御。巣門を縮め、上部の換気を開ける。

雑草と防火

乾いた雑草は二重の危険だ。巣門を塞ぎ、火の荷を作る。巣箱の周り少なくとも1mの帯を空けて保つ。掃除のために枯草を焼くことは絶対にしない。燻煙器の灰は完全に消えるまで捨てない――これがこの時期の蜂場火災の最も多い原因だ。

蜂場の配置と盗蜂

この時期、蜂場の配置は直接に安全に関わる。巣箱の間隔、飛行方向の違い、視覚的な目印は、蜂が自らの箱を見つけやすくする。この時期の迷い込みは病気と盗蜂を同時に運ぶ。

弱群を強群の飛行路に残さない。可能な限り蜂場の縁、風を避ける位置へ移す。

移動の決定

これは移動を決める時期だ。平原で流蜜が終わっても高地では続くことがあるからだ。移動するなら夜か夜明けに、巣門を閉じ換気を開けて行う。暑いなか密閉した巣箱を運ぶことは、蜂群の窒息を意味する。

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学習

この時期は、今季の勘定を締め、来年の計画を立てる時期である。養蜂の学びが最も実り多いのは結果がまだ新鮮なとき――冬に入るや細部は忘れられる。

今季の締め

この時期、どの養蜂家もこれらの問いの答えを書き留めるべきだ。

  • どの群がどれだけ産したか。差の原因は――女王蜂、場所、時機か。
  • 主要流蜜はいつ始まりいつ終わったか。去年からずれたか。
  • 分蜂はあったか。どの群か。いつ予防が手遅れになったか。
  • 何群を失い、原因は何か。
  • ヘギイタダニの測定は何を示し、いつ治療したか。

この記録なしには、どの季節も零から始まる。養蜂の経験の蓄積は年数でなく、記録の数による。

蜂群カードの評価

この時期、蜂群カードを一つずつ見直し、各群に来年の決定を下す。種群に残すか、換王するか、合同するか。記憶の新鮮なうちにこの評価をしなければ、春が来たとき誰も各群の状態を思い出せない。

この時期に学ぶこと

  • ヘギイタダニの生物学と測定技術: この時期の最も重要な知識。粉糖法とアルコール洗浄法を手を動かして学ぶ。
  • 盗蜂の力学: どう始まり、どう止め、どう防ぐか。
  • 越冬蜂の生理: ビテロジェニン、脂肪体、花粉の役割。あらゆる秋の決定はこの知識に立つ。
  • 蜜の品質と法規: 水分、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)、アミラーゼ値。販売するなら法定の限界を知らねばならない。

来年の計画

この時期に着手する計画の要点。何群まで増やすか、女王蜂の必要はどれほどか(どこから)、資材の投資は要るか、蜂場の地点は変えるか。女王蜂の注文はとくに重要だ――良い蜂場の春の女王蜂はこの時期に予約される。

知識の共有

これは地域の養蜂家と経験を交わす最も価値ある時期だ。誰もが新鮮なデータを持つからだ。いつ流蜜が終わったか、どの地域の産出はどうだったか、誰にダニの問題があるか――これらの情報が来年の絵を描く。養蜂は独りで学ぶのが最も難しい手仕事である。

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Summer Dearth
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季節

この時期、温帯・大陸性気候の地域は夏の蜜源枯渇期(夏枯れ)を迎える。主要流蜜が終わったあと、夏の暑さと乾燥が植生を枯らし、蜜源が途絶える。これは熱帯の乾季にもっとも近い時期である。ただし原因は雨ではなく高温と乾燥であり、蜜源は尽き、蜂群は勢力の頂点にありながら為すべき仕事を失う。

気温は高い。日中は30~40℃、夜も暖かい。天候は晴れて乾燥する。相対湿度は下がり、土壌の水分は枯れ、植生はしおれる。日長はまだ長いが、少しずつ短くなり始める。この短縮こそが、夏の過ぎゆくことを蜂群に告げる最初の微かな合図である。

自然は黄ばむ。春と夏の花は終わり、草は枯れ、樹木は乾燥ストレス下にある。蜂にとってこれは高温がもたらす蜜源の欠乏である。花蜜はなく、花粉は乏しく、水は貴重となる。例外は、乾燥に強い夏の花(ヒマワリ、一部の野草)が咲く地域である。

この時期の性格は次の一語に集約される。蜂群は強勢だが仕事がなく、暑さと渇きと盗蜂から守られる。冬の蜜源枯渇と異なり、ここでは蜂群は勢力の頂点にある。だが蜜源はない。この矛盾(高い蜂勢+蜜源の欠如)がこの時期の圧力を生む。すなわち貯蜜の消耗、盗蜂の危険、暑熱ストレスである。養蜂家の仕事は、水を供給し、貯蜜を守り、盗蜂を防ぎ、蜂群をこの休眠期から渡らせることである。

地域差は大きい。地中海性気候や大陸性の暑い気候では休眠期は長く厳しく、海洋性の温和な気候では短く軽微か、存在しないこともある。地域によっては、この時期のあとに第二の秋の流蜜が始まる。地域の知識が指針となる。この暦は一般的な枠組みを示すものである。

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巣箱の状態

この時期、巣箱の二大問題は暑熱と盗蜂である。蜂群は強勢だが、蜜源の欠如と高温が特有の圧力を生む。巣箱の管理は冷却と貯蜜の保護に集中する。

暑熱と換気

夏の暑さのなか、蜂群は巣箱を冷やすために大きなエネルギーを費やす。働き蜂は巣脾に水を広げ、扇風してその蒸発で冷却する。強い換気がこの負担を軽くする。巣門は広く、上部換気は開けておく。炎天下の満杯の巣脾では、35℃を超えると蜜蝋が軟化し巣脾が崩落する危険がある。日陰が決定的に重要である。

蜂の集塊とひげ

暑いとき、蜂は冷却のため巣脾の間に広がり、一部は巣門前に出て蜂ひげを形づくる。これ自体は問題ではない(正常な冷却行動である)。しかし涼しい夜になってもひげが解消しない場合、それは換気の不足か容積過大の兆候である。

重量と貯蜜

蜜源が途絶えるため、この時期の蜂群は貯蜜を消耗し、重量が下がることがある。蜂勢の高い強群は貯蜜を多く消費する。長い休眠期では飢餓の危険が現実となる。重量を監視し、危険な低下があれば介入が必要である。

盗蜂対策の縮小

蜜源のない休眠期は盗蜂の最盛期である。巣門は蜂勢に見合うよう縮小し、巣脾や蜜を露出させない。巣箱の健全性(一つの守りやすい巣門)は盗蜂の防止に重要である。強群でさえこの時期は盗蜂にさらされる。

容積の管理

主要流蜜のあと、採蜜した空の継箱は取り除く。過大な容積は蜂群が守りにくい空間となり、スムシと盗蜂を招く。蜂が覆う範囲の大きさの巣箱がより安全である。

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蜂群の勢い

この時期、蜂群はなお勢力の頂点にあるが、新蜂の生産は鈍り始める。この矛盾――高い蜂勢と蜜源の欠如――がこの時期の圧力の根である。

産卵の減速

蜜源が途絶え暑さが増すと、女王蜂は産卵を減らす。蜂群は養えない蜂児を生産しない。意図的な節約である。日長もわずかに短くなり、産卵を鈍らせる。ただし冬の蜜源枯渇と異なり、産卵が完全に止まることは通常ない。蜂群はなお幾らかの蜂を生産する。

頂点と緩やかな減耗

この時期の初めには蜂勢は頂点にある(主要流蜜の勢いの名残)。しかし新蜂の生産が鈍り、採餌蜂が減耗する(採餌蜂は約5~6週間で寿命を終える)につれ、蜂勢は緩やかな下降を始める。これは予期される下降である。憂慮すべきはその速さである。数週間で大きく数を失う蜂群は、ヘギイタダニや病気の兆候かもしれない。

ダニ圧の上昇

この時期はヘギイタダニにとって決定的である。ダニは主要流蜜の間ずっと蓄積し、いま新蜂の生産が鈍る。そこで比率が逆転する。増えるダニ数に対し、減る蜂数である。つまり蜂一匹あたりのダニ圧がこの時期に急速に高まる。ゆえにこの時期はダニの測定と対処の決定的な窓である。

弱群と合同

極端に弱い蜂群は、休眠期の盗蜂・害敵・蜜源枯渇に抗しきれない。休眠期に入る時点で極端に弱い蜂群は、合同を検討してよい。弱い二群が一つの強群となる。

女王蜂

休眠期は女王評価に理想的な時期ではない(巣箱を頻繁に開けるのは避けたい。暑熱ストレスがある)。しかし休眠期に、蜂群が老いた女王の更新を始めることがある(変性王台)。変性王台が見えたら壊さない。蜂群は女王の更新が必要だと知っているのである。

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内検

この時期、点検の基本則は「無用に巣箱を開けない」ことである。暑く蜜源のない時期には、開けるたびに代償がある。熱平衡を乱し、盗蜂を招く。ただしダニの測定はこの時期の重要な例外である。

点検を減らす理由

  • 開けた巣箱は熱平衡を乱す。蜂群は冷却に何時間も費やす。
  • 開けた巣箱は盗蜂への直接の誘いである。盗蜂は休眠期に最盛となる。
  • 暑熱ストレス下の蜂群はこの時期より攻撃的である。
  • 蜜源も成長も監視すべきものがない。蜂群は「待機」の様式にある。

例外――ダニの測定

点検は減らすが、ダニの測定はこの時期に重要である。ダニ圧がここで急上昇し、越冬前対処の決定的な窓が始まるからである。巣箱を長く開けずに、ダニ測定(粉砂糖法またはアルコール洗浄法、300匹の試料)を行う。

頻度と時間帯

短い点検を3~4週間に一度で足りる(ダニ測定を除く)。一日の涼しい時間帯(早朝か夕方)に行う。日中の暑さでは開けた際に巣脾崩落の危険がある。巣箱を10分以上開けたままにしない。

点検する事項

  • 貯蜜: 満杯の蜜脾は何枚か。長い休眠期では飢餓の危険。
  • ヘギイタダニ: 決定的な窓。測定と閾値。
  • 水の状況: 蜂群の採水の様子(外部観察でも判る)。
  • 女王蜂: 変性王台はあるか、産卵は続いているか。

外部からの観察

  • 飛翔: 弱まった飛翔は蜂勢の低下か問題の兆候。
  • 巣門での闘い: 地面に引き裂かれた蜂 ← 盗蜂の開始。
  • 蜂ひげ: 熱負荷か容積の問題。
  • 採水蜂: 蜂群の水需要の指標。
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給餌

この時期、給餌は休眠期がもたらす飢餓に対する救済の手段となりうる。しかし水が給餌に先立つ。暑さのなか蜂群のもっとも切迫した必要は水である。

水――給餌に先立つ

休眠期の蜂群のもっとも切迫した必要はシロップではなくである。水は飲用と巣箱の冷却に使われる。渇きのまま放たれた蜂群は、貯蜜が満杯でも熱的に破綻する。給餌を考える前に、途切れない水源を確保しなければならない。

いつ給餌するか

給餌の判断は貯蜜の状態による。

  • 満杯の蜜脾が4枚未満 ← 給餌が必要。
  • 長い休眠期での急速な重量低下 ← 給餌が必要。
  • 貯蜜が十分 ← 給餌しない。無用のシロップは盗蜂を招くだけである。

シロップと盗蜂

蜜源のない休眠期は盗蜂の最盛期である。給餌における厳守事項は次の通り。

  • 夕方に給餌する――日中の給餌は盗蜂を意味する。
  • 巣箱内給餌器を用いる――露出した給餌はこの時期には破局である。
  • 巣門を縮小する――給餌の前に。
  • 一滴もこぼさない――こぼれたシロップは連鎖的な盗蜂の火種である。
  • 養蜂場全体を同じ夕方に――給餌されない巣箱は標的となる。

刺激給餌はしない

この時期に薄いシロップ(1:1)による刺激給餌は行わない。蜂群はすでに強勢であり、暑さのなか過剰な蜂児は望ましくない。貯蜜を食い、ダニ圧を高める。シロップを与えるなら濃い(2:1)ものとし、貯蜜不足を補う目的に限る。

タンパク質

休眠期は花粉も途絶える。花粉帯が痩せ、まもなく冬蜂の生産が始まるなら、代用花粉の給与を検討してよい。ただし乾燥に強い夏の花が花粉を供給することもある。天然の花粉が常に優先される。

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病害虫

この時期は盗蜂の最盛期であり、ヘギイタダニの圧が上昇し始める決定的な窓である。高温は一部の害敵も助長する。ここでの判断が越冬入りの健全さを決める。

ヘギイタダニ――決定的な窓が始まる

この時期はダニの転換点である。ダニは主要流蜜の間ずっと蓄積し、いま新蜂の生産が鈍る。その結果、増えるダニ数に対し減る蜂数となり、比率が急上昇する。

  • 測定: 粉砂糖法またはアルコール洗浄法、300匹の試料。この時期にダニを測る。
  • 閾値: この時期は約3%が介入の目安。冬蜂の生産が始まる前にダニを減らすことが目標である。
  • 決定的な時機: 冬蜂はまもなく生産される。感染した冬蜂は短命である。ゆえにこの時期またはその初めにダニを減らすことが越冬の成否に決定的である。

盗蜂――この時期の象徴

蜜源のない休眠期、花蜜を見つけられない蜂は他の巣箱を標的にする。盗蜂はこの時期の常態的行動である。

兆候: 巣門での闘い、地面に引き裂かれた蜂、巣箱の壁に隙間を探す見知らぬ蜂、着地板で「取り調べ」を受ける蜂。

予防: 巣門の縮小、蜜や巣脾を露出させない、点検は短く、過大容積の除去、養蜂場全体を同時に夕方給餌。

始まったら: 巣門を完全に縮小、濡れ布または撹乱板を巣箱前に、必要なら蜂群を移動。盗蜂はひとりでに止まらない。

スムシ(ハチノスツヅリガ)

暑さはスムシの繁殖の速度を上げる。採蜜した空の継箱や保管中の巣脾が特に危険である。保管する巣脾は守る(-18℃で48時間の冷凍、または換気した保管)。弱群は暑さのなかスムシに倒れる。

スズメバチ・アシナガバチ

晩夏はスズメバチ・アシナガバチの圧が高まる。巣門で蜂を捕らえ、巣箱への侵入を試みる。巣門を縮小した強群は防衛するが、弱群は脆い。スズメバチ捕獲器を用いてよい。

アリ

暑さのなか、アリが水と餌を求めて巣箱に圧をかけることがある。巣箱の脚台を水や油の堀で守るのが有効である。

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蜜源・花粉源

この時期の定義は、暑さと乾燥による蜜源の欠如である。しかし「欠如」は絶対ではない。残る少数の蜜源と水源を見極めることが、養蜂場をどこに置くか、蜂群がどの貯蜜で生きるかを決める。

暑さと乾燥が蜜源に及ぼす影響

暑さが増し土壌の水分が退くと、植物は繁殖を捨てて生存を選ぶ。開花を止め、花蜜の分泌を止める。酷暑のなか開く花でさえ、しばしば花蜜を持たない。この見かけと栄養の乖離が、この時期のもっとも欺瞞的な側面である。

休眠期に見つかりうる蜜源

  • 乾燥に強い夏の花: ヒマワリ、一部のキク科、夏の野草。地域によってはこの時期の最重要蜜源。
  • 灌漑された畑: 水のあるところ、開花は続く。
  • 水辺・河床・日陰の谷: 乾燥の影響を受けにくい微環境。
  • 高地: 平地が乾く間、ここに流蜜があることも(山の野草)。
  • 甘露蜜: 地域によっては樹木(松、樫)が夏に甘露を供することがある。

ゆえに「休眠期=枯渇」はどこでも真ではない。地域によっては乾燥に強い蜜源や甘露があることもある。地域の知識が指針である。

水――花蜜に劣らぬ重要性

休眠期には、花蜜の乏しさと同じくらい水の乏しさが重要である。蜂は水を飲用と巣箱の冷却に使う。水なく放たれた蜂群は熱的に破綻する。この時期の養蜂場は、信頼できる水源の近くに置かねばならない。

花粉

乾燥は花粉も途絶えさせる。花粉帯が痩せると蜂児の生産が減る。これは、まもなく冬蜂の生産が始まるため特に重要である。乾燥に強い夏の花は花粉を供する。花粉源のために養蜂場を移す価値があることもある。

甘露蜜――警告

地域によっては松・樫の甘露が夏に流蜜を供することがある。蜜は得られるが、灰分が高く消化されにくく、越冬用の貯蜜には適さない。蜂群が甘露を集めているなら、越冬前の時期にこれを抜き、代わりに清浄な貯蜜を築くことを計画する。

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採蜜

これは原則として採蜜の時期ではない。蜜源が途絶えるため、蜂群の貯蜜は休眠期の安全である。この時期の生産の側面は、蜂群を無事に休眠期から渡らせることに集中する。

貯蜜は侵さない

休眠期、蜂群の貯蜜は長い休眠期の飢餓への保証であり、まもなく始まる冬蜂を育てる基盤である。この貯蜜を取ることは蜂群を危険にさらす。この時期の目標は採蜜ではなく、蜂群をこの時期から安全に渡らせることである。

乾燥に強い蜜源からの採蜜

地域で乾燥に強い種(例えばヒマワリ)が流蜜を供したなら、継箱から限定的な採蜜がありうる。ただし蜂群の安全を損なわず、越冬の貯蜜を残して行わねばならない。

甘露蜜――採るべき場合

蜂群が夏に甘露を集めたなら、状況は逆転して採蜜が必須となりうる。甘露は越冬用貯蜜に適さない(灰分が高く消化されにくく、飛べない冬蜂に下痢を起こす)。この場合は甘露を抜き、越冬前の時期に代わりの清浄な貯蜜を築く。

巣箱の外での作業

休眠期は巣箱の仕事が少ないため、主要流蜜の蜜の処理、蜜蝋の精製、製品の準備に適する。乾燥した暑い天候はこれらの作業を容易にする。ただし蜜蝋の溶解は養蜂場から離れて行う(盗蜂を招く)。

巣脾の更新

この時期は古く黒ずんだ巣脾の淘汰と溶解に適する(取り除いた継箱や弱群のもの)。古い巣脾は病原の芽胞の貯蔵庫である。ただし取り出した巣脾は養蜂場に露出させない(盗蜂・スムシ)。

花粉採取器――否

休眠期に花粉採取器を装着すると、ただでさえ乏しい花粉源を蜂群から奪う。まもなく冬蜂の生産が始まる時期には特にそうである。この時期、花粉は製品ではなく生存の資源である。

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資材

この時期、資材の焦点は水の供給、日陰、暑熱管理、盗蜂防止である。巣箱を涼しく保ち水を絶やさぬあらゆる工夫が、この時期の資材の優先事項となる。

水の資材――第一の優先

休眠期の水の資材は生存の資材である。途切れなく機能せねばならない。

  • 自動給水器・浮き弁付き貯水槽: 水を絶やさず供給する。
  • 溺れ防止の着地面: 石、コルク、藁――蜂が着地する場所。
  • 日陰の場所: 温い水は蒸発し藻が生える。

日陰と暑熱管理

  • 日よけ: 高い日陰、日中の日射を遮る(樹木の陰がよい――換気を妨げない)。
  • 明色の巣箱: 熱を反射する。暗色は吸収する。
  • 換気: 広い巣門、上部換気を開ける。

盗蜂防止の資材

巣門縮小器はこの時期に決定的である――守るべき戸口を小さくする。盗蜂が始まったら撹乱具(濡れ布、巣門変更具)を用いる。晩夏にはスズメバチ捕獲器も要ることがある。

ダニ測定の資材

この時期はダニの決定的な窓であるため、測定資材を整えておく。粉砂糖法の瓶かアルコール洗浄法、300匹の試料、点検盤。測定は越冬前対処計画の始まりである。

保管巣脾の保護

採蜜した空の継箱や保管中の巣脾は暑さのなかスムシにさらされる。守る。冷凍(-18℃で48時間)または換気した間隔をあけた保管。蜜の付いた巣脾を養蜂場に露出させない。

アリ対策

暑さのなか水と餌を求めるアリに対し、巣箱の脚台を水や油の堀で守るのが有効である。

重量計

休眠期、重量計は巣箱を開けずに貯蜜の状態を判断する最も貴い道具である。この時期のもっとも危険な作業(暑さのなか巣箱を開けること)を不要にする。

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蜂場の管理

この時期、養蜂場管理の核心は水と日陰である。暑く乾燥した条件は、温帯地域にとって一年で最も過酷な時期の一つを生む。

水――比類なき第一の優先

休眠期には水が蜜に先立つ。蜂は水を飲むだけでなく、冷房として使う。巣脾に広げ、蒸発させて巣箱を冷やす。強群は暑い日に2~4リットル、養蜂場の規模では数十リットルを消費する。

  • 距離: 最大でも100~200m。蜜源のない時期、遠い水は採餌蜂のエネルギーを食う。
  • 継続性: 水は決して絶やしてはならない。絶えると蜂は代替(隣家の池、プール、家畜の水槽)を探し、引き戻すのはほぼ不可能である。近隣との最も深刻な問題はこうして始まる。
  • 溺れ防止: 着地できる面――石、コルク、藁、苔。
  • 日陰: 水場は日陰に(温い水は蒸発する)。

日陰――第二の優先

日中の日射はこの時期の巣箱の最大の敵である。炎天下の蜂群は蜂の大半を冷却に割く。この蜂は採餌しない。深刻な場合、35℃を超えると巣脾が軟化し崩落する。

  • 日中の日陰を供する場所が理想。樹木の陰がよい(空気の流れを妨げない)。
  • 日陰がなければ高い日よけを設ける。巣箱に直接載せた暗色の物は温度を上げる。
  • 東向きの巣門は利点――暑い時間の前に蜂が採餌に出る。

防火

枯れた植生と高温は火災の危険を生む。巣箱の周囲に少なくとも1mの清浄な帯を保つ。清掃のために草を焼かない。燻煙器の灰は完全に消すまで捨てない。

養蜂場の配置と盗蜂

巣箱の間隔、飛翔方向の違い、目印は、蜂が自分の巣箱を見つけやすくする。弱群を強群の飛翔経路に置かず、養蜂場の日陰の端へ移す。休眠期、盗蜂は配置で避けるべき最大の脅威である。

移動の判断

平地が乾く間、山や灌漑地に蜜源があることもある。移動するなら夜間・早朝に、巣門を閉じ、換気を全開にして行う。暑さのなか換気なく移動すると、道中で蜂群が窒息する。

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学習

この時期、学びは夏の蜜源枯渇、水と暑熱の管理、そしてヘギイタダニの決定的な窓の始まりに集中する。巣箱の仕事が少ないため、学びと越冬前の計画のための時間がある。

この時期に学ぶ主題

  • 水と暑熱の管理: 巣箱冷却における水の役割、日陰と換気の勘定。
  • 盗蜂の力学: どう始まり、どう広がり、どう止めるか。この時期はその実験場である。
  • ヘギイタダニの決定的な窓: なぜこの時期にダニ比率が上がるか、冬蜂の生産との関係。
  • 暑熱ストレス: 蜂群がどう暑さに対処するか、巣脾崩落の危険。
  • 越冬貯蜜と甘露蜜: どの蜜が越冬貯蜜に適するか。

越冬への備え

この時期は越冬準備への移行の敷居である。ここでの判断(ダニの低減、貯蜜の保護、蜂勢の評価)が越冬成功の基盤を築く。良い養蜂家は休眠期に「この蜂群はどう越冬に入るか」を考え始める。

主要流蜜の総括

休眠期は、終わった主要流蜜の結果を評価するのに適する時期である。

  • どの蜂群がどれだけ蜜を生産したか。最多はどれか。
  • どの蜂群が分蜂し、どれがしなかったか(系統の選抜)。
  • どの女王が最強の群を築いたか。
  • 採蜜の時機は正しかったか。

地域の知識の重要性

休眠期の長さと厳しさ、乾燥に強い種、水源、第二の秋の流蜜の時機は地域ごとに異なる。この暦は一般的な枠組みを示す。正確な適用は地域の経験による。地域の熟練養蜂家と話すことが最良の学びの道である。

将来への計画

休眠期の型を学べば、来年この時期に向けて蜂群を十分な貯蜜・日陰・信頼できる水・ダニ計画で備えられる。休眠期に計画をもって入ることは、越冬の準備を整えて出ることを意味する。

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Autumn Flow
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季節

この時期、蜜源の乏しい時期のあとに、一年最後の収入の時期が来る。それは短く控えめな流蜜だが、越冬に決定的である。主要流蜜のように蜜をもたらしはしない――だがその蜜は養蜂家の箱でなく蜂群の冬へ向かう。

気温は崩れる。日中は20~28℃の域に下がり、夜は明らかに冷える。この昼夜の差がこの時期の引き金である。植物を開花へ、蜂群を冬支度へと促す合図である。

最初の雨が来る。土は潤い、乾燥に疲れた植生が生き返り、第二の開花の波が始まる。この波は春ほど強くない――より稀に、より散らばり、より短い。だが蜜源の乏しさから出た蜂群には命綱である。

日長が短くなる。これはこの時期の最も重要で最も隠れた要因である。蜂は暦でなくを読む。短くなる日長は蜂群に「冬が来る」と告げ、その生理をすべて変える。

この時期の性格は次の通りである。最後の機会の窓。この時期にしないことは、あとでは何一つ為しえない。ヘギイタダニの対処、給餌、合同、女王更新――これらすべての締切がこの時期の終わりである。以後は、下した判断の結果を待つほかない。

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巣箱の状態

この時期、巣箱は蜜源の乏しい様式から越冬の様式へ移る。この移行は蜂群自らが行う建築の作業であり、養蜂家の仕事はそれを妨げないことである。

重量――曲線が再び上がる

数か月ぶりに秤が正に転じる。上昇は主要流蜜ほど鋭くない――日200~800gが典型で、流蜜の強さによる。この上昇は越冬貯蜜が築かれている証である。

この時期の最も具体的な目標は一つの数値である。越冬に入る蜂群の総重量である。地域と巣箱の種類による が、越冬貯蜜は約15~20kgの蜜であるべきである。厳しい冬ではより多く要る。流蜜でこの目標に届かなければ給餌で不足を補い、この時期の終わりまでに補う。

越冬の環の建設

蜂群は蜜を無作為に置かず、建築的な配置で置く。中央に狭まる蜂児圏、その周りに花粉の帯、その上と両脇に蜜。冬季蜂球はこの環の中心に座り、上へ外へと消費する。

この配置を乱すことは致命的である。育児箱から巣枠を抜いて空の巣脾を置くことは、蜂球の前に隙間を置くことを意味する――冬の蜂群はそれを越えられず、蜜に満ちた巣箱のなかで餓死する。これは越冬損失の最も痛ましく、最も防ぎうる原因である。

容積の縮小

越冬に入る蜂群は自ら暖められる大きさであるべきである。空の継箱は取り除き、必要なら隔板を用いる。原則は単純である。蜂が覆うだけの巣箱。過大な容積は冬に暖められない死んだ空間となり、湿気を集める。

プロポリスによる封鎖

この時期、蜂群は不要な隙間をすべてプロポリスで塞ぎ、巣門を縮める。この行動は蜂群が冬支度をしている最も明白な兆候である。プロポリスを作らない蜂群は、極めて弱いか無王である。

湿気と換気

この時期は熱から湿気への転換である。冬に蜂群を殺すのは寒さでなく湿気である。蜂球が生む水蒸気は冷たい蓋に結露して蜂に滴り、濡れた蜂は凍える。

解決は上部換気である。湿った空気は上から出ねばならない。この時期に整えた換気の調整は冬に開けて変えられない。

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蜂群の勢い

これは越冬を越す蜂が生産される時期である。一年のうち、これほど少ない蜂がこれほど大きな意味を持つ時は他にない。

女王蜂が再び産卵する

流蜜が戻り花粉が来ると、女王蜂は再び産卵を始める。これは夏の産卵とは質的に異なる。この卵から出る蜂は夏蜂でなく冬蜂である。

産卵率はゆっくり上がり、この時期の半ばに頂点に達し、日長が短くなると再び下がる。この時期の終わりには完全に止まる。この曲線が越冬に入る蜂の数を直接に定める。

冬蜂――異なる存在

冬蜂は夏蜂と同じ種だが、異なる生理を持つ。

  • 寿命: 夏蜂は5~6週間、冬蜂は4~6か月
  • 脂肪体: 厚い。高いビテロジェニン(脂肪・タンパク質の貯え)。
  • 務め: 労働でなく生き延び、春の最初の蜂児を育てること。

この差を作るのは、幼虫の段階で摂った花粉である。豊かな花粉を与えられた幼虫は厚い脂肪体の冬蜂となり、花粉なく育った幼虫は冬蜂の装いをした夏蜂となり――冬の終わりに死ぬ。

ヘギイタダニ/冬蜂の重なり――一年で最も決定的な交差

冬蜂の生産が始まるとき、ヘギイタダニの対処は済んでいるべきである。理由――ダニは蜂児に寄生して脂肪体を消費し、ウイルスを媒介する。感染した冬蜂は冬蜂の性質を持たない――短命に生まれる。

ゆえに暦は対処 ← そして冬蜂の生産である。この順序が逆になると、蜂群は初冬には強く見え、真冬に細り、冬の終わりに終わる。これが越冬損失の多くの真の原因であり、その原因はこの時期に置かれる。

目標――蜂は何匹

越冬に入る蜂群は地域により異なるが、通常6~10枚の蜂を覆うべきである。これを下回ると、蜂球が自らを暖められない蜂勢である。

この閾値を下回る群の唯一の現実的な選択は合同である。弱い二群が一つの強群となり、分けたままの弱い二群は二つの死群となる。この判断はこの時期に下さねばならない――あとでは手遅れである。

雄蜂の追放

この時期、雄蜂は最終的に追放される。着地板の死んだ雄蜂は健康の印である。なお雄蜂を養う蜂群は無王か産卵働き蜂を持つ――この時期のいずれも死刑宣告である。雄蜂も交尾の時間もないからである。

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内検

この時期の点検は一年で最も帰結を左右する。どの点検も判断を生まねばならず、下した判断は取り消せない。冬は誤りを許さない。

頻度と時機

10~14日ごとの点検が適する。天候が冷え始めたため、点検は一日で最も暖かい時間、正午ごろに行う――蜜源の乏しい時期とは正反対である。15℃を下回って巣箱を開けると露出した蜂児が冷える。

答えるべき問い

この時期の点検は散策でなく監査である。各巣箱について次の五つの問いに明確な答えが要る。

  • 貯蜜は足りるか。目標は15~20kg。足りなければどれだけ不足するか。
  • 貯蜜は正しい位置にあるか。育児箱の上と両脇か、遠くか。
  • 女王はいて産卵するか。冬蜂の生産は始まったか。
  • ヘギイタダニは清浄か。対処したら効果を測ったか。
  • 蜂勢は越冬に足りるか。6枚を下回るなら判断は何か。

蜂児圏を読む

この時期、蜂児圏は緻密で規則的であるべきである。斑になった、散らばった、陥没や穿孔のある有蓋蜂児圏はヘギイタダニか病気の兆候であり、この時期に見つかればまだ介入の機会がある。次の時期にはこの機会は消える。

合同の判断

これはこの時期の最も難しく最も必要な判断である。弱い、無王の、あるいは病んだ蜂群を越冬に入れることは感情的な判断であり、ほぼ必ず損失に終わる。

新聞紙合同法が最も安全な手段である。穴をあけた新聞紙を二群の間に置き、蜂は新聞紙を齧りながら互いの匂いに慣れる。合同の前に弱群の女王を除く――二匹の女王を残さない。

病んだ群は合同せず淘汰する。合同は病気を健全な群へ移すことである。

最後の点検の意味

この時期の最後の点検は、春までの最後の開検である。その点検を去るとき、巣箱のすべては定まっているべきである。貯蜜、女王、蜂勢、ヘギイタダニ、容積、換気。冬に「何かを忘れた」の取り返しはない。

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給餌

これは一年の真の給餌の時期である。他の時期の給餌が例外や緊急の介入であるのに対し、ここでは給餌は計画され計算された、厳格な締切を持つ作業である。

なぜ今か

理由は生理的である。シロップを蜜に変えるには、蜂が処理せねばならない――水を蒸発させ、酵素を加え、巣房に納めて蓋をする。この過程は暖かさと活発な蜂を要する。天候が冷えると蜂群にはこれが為しえない。与えたシロップは未処理・無蓋のまま残り、発酵して害を成す。

ゆえに給餌には締切があり、その締切はこの時期の終わりである。遅れた給餌は給餌しないことより良くはない。

勘定――どれだけ要るか

給餌の量は当て推量でなく計算で定める。

  • 目標貯蜜: 15~20kg(地域の冬の厳しさで上がる)。
  • 現在の貯蜜: 秤か巣脾の枚数で測る。
  • 差: 給餌で補うべき量。
  • 変換: 与えたシロップの約70~75%が貯蜜に変わる。残りは処理に費やされる。ゆえに10kgの不足を補うには約13~14kgの砂糖が要る。

濃度――2:1

この時期は2:1(砂糖二、水一)を用いる。理由――濃いシロップは蒸発させる水が少なく、蜂は少ないエネルギーで速く貯える。

1:1のシロップはこの時期には誤りである――薄いシロップは蜂群に蜂児の生産を促し、この時期の不要な蜂児は貯蜜を食い、ダニの新たな温床を同時に開く。

給餌の規則

  • たっぷり速く与える。この時期の目標は貯えることである。滴々の給餌は作業を延ばし締切を逃す。
  • 巣箱内給餌器を用いる。露出した給餌は盗蜂を意味する。
  • 夕方に給餌し、巣門を縮小する。
  • 養蜂場全体を同時に給餌する。給餌されない巣箱は標的となる。
  • 砂糖の質: 白い上白糖を用いる。黒糖、糖蜜、でんぷんシロップは越冬に不適――消化しにくい物質を残し下痢を起こす。

花粉とタンパク質

この時期、花粉はシロップより重要である――冬蜂の脂肪体を築くものだからである。天然の花粉の流れが弱ければ代用花粉を与える。ただし代用花粉の判断は早めに下すべきである。冬蜂の生産が終わったあとに与えても無益である。

甘露蜜の警告

地域に甘露(松、樫)があれば、蜂群が集める蜜は越冬に不適かもしれない。甘露は灰分が高く消化しにくい。飛べない冬蜂には腸の充満、下痢、損失を起こす。この場合は甘露を抜き、代わりにシロップで貯蜜を築く。

🦠

病害虫

これはヘギイタダニとの戦いの最後の、最も決定的な窓である。この時期に逃した対処は翌年の春まで取り返せず、その結果は越冬損失に数えられる。

なぜこの時期が最後の機会か

論理の鎖は次の通りである。

  • 冬蜂はこの時期に生産される。
  • 冬蜂の価値はその脂肪体にある。
  • ダニは蜂児に寄生してその脂肪体を消費し、ウイルスを媒介する。
  • 感染した冬蜂は冬蜂でない――短命である。

結論――冬蜂の生産の前に対処を終えねばならない。この順序が狂うと、蜂群は初冬には強く見え、真冬に細り、冬の終わりに終わる――養蜂家は原因を解さない。

測定と閾値

  • 方法: 粉砂糖法かアルコール洗浄法、300匹の試料。
  • 閾値: この時期は1~2%でも危うい。蜜源の乏しい時期の3%の閾値はここでは当てはまらない――目標は清浄な越冬入りだからである。
  • 対処後の確認は必須: 「対処した」で作業が終わるのではない。効果を測らねばならない。耐性の生じた製品は効かないことがある。

対処の選択と温度

この時期は気温が下がり始めるため、製品の選択が決定的である。各製品には有効な温度域があり、域外で施した対処は効かないか蜂群を害する。表示を読まずに何も施さない。

また、毎年同じ有効成分を使うと耐性が生じる。交代を計画すべきである。

盗蜂はなお高い

蜜源の乏しさは完全には終わらず、給餌が始まった――養蜂場に砂糖の匂いがある。盗蜂の危険はこの時期なお高い。

予防――巣門を縮小し、夕方に給餌し、シロップ・蜜を露出させず、養蜂場全体を同時に給餌する。

ネズミと齧歯類

寒さとともにネズミが巣箱を隠れ家と見出す。入り込んだネズミは巣脾を荒らし、蜂群を乱し、越冬を終わらせる。

ネズミ返しはこの時期に付ける――冬の初めでなく。ネズミが入って巣を作れば、ネズミ返しはただ中に閉じ込めるだけになる。

ノゼマ

冷えて湿った空気はノゼマに適した環境を作る。徴候は巣門と前壁の茶色い糞斑、這う蜂、鈍さである。この時期に見つかるノゼマは越冬前に介入する機会を与え、冬に見つかるものは手遅れである。

予防策は乾いて換気された巣箱、清浄な水、良い越冬貯蜜(甘露でない)である。

🌸

蜜源・花粉源

この時期は一年最後の天然の収入を差し出す。流蜜は控えめだが、その組成が決定的である。もたらす花粉が冬蜂の身体を築く。

第二の開花の波

最初の雨と気温の低下とともに、乾燥に疲れた植生が再び開花する。この波は春のように爆発的でなく、稀で持続的である。主要流蜜のように蜜をもたらしはしないが、蜂群が越冬貯蜜を築くには足りる――地域によっては単独で足り、他では給餌で補う。

この時期の典型的な蜜源

  • 遅咲きのキク科: 野草、キク科。稀だが持続的に、花蜜と花粉。
  • キヅタ(Hedera): 多くの地域で一年最後の本格的な蜜源。豊かな花蜜と豊かな花粉を与える。越冬への価値は極めて高い。
  • ヒース: 適した地域で強い秋の流蜜を供する。
  • クローバーとマメ科の二番: 刈ったクローバーの二番開花。
  • 灌漑作物と遅い栽培: 地域により具体的な寄与。
  • 甘露(松、樫): 地域によってはこの時期も続く。蜜を与えるが越冬貯蜜には不適

花粉――この時期の真の産物

この時期に集めた花粉は、直ちに冬蜂の脂肪体になる。花蜜はこの年最後のエネルギーであり、花粉は来年の春の最初の蜂の原料である――冬蜂こそ春に最初の蜂児を育てるからである。

花粉帯の厚みはこの時期に見る最も重要な視覚的兆候である。薄ければ、養蜂場を花粉源に近づけるか、タンパク質の支援を考えるべきである。

花粉採取器はない

この時期に花粉採取器を付けることは、蜂群の越冬への投資を盗むことである。採取器は外す。

越冬蜜の質

すべての蜜が越冬蜜ではない。越冬する蜂は数か月飛べず、腸を空にできない。ゆえに越冬蜜は消化しにくい物質が少ないべきである。

  • 適する: 多くの花蜜。
  • 不適: 甘露蜜(灰分が高い)、一部の速く結晶する蜜(蜂は固い蜜を使えない)。

地域に越冬不適の蜜が来るなら、その蜜を抜き、代わりにシロップで清浄な貯蜜を築く。

🍯

採蜜

この時期、採蜜の問題は利得の問題でなく倫理と勘定の問題である。原則として、秋の流蜜の蜜は蜂群のものである。

基本の原則

この時期に集めた蜜は越冬貯蜜そのものである。これを採ってシロップを代わりに置くことは、二重の損失である。

  • 経済的に: 砂糖+労力+時間は、しばしば採った蜜の価値を上回る。
  • 生物学的に: シロップは蜜を完全には代替しない。蜜には蜂に有益な微量成分があり、シロップは純粋なショ糖である。

ゆえにこの時期の採蜜はたいてい割に合わない作業である。

採蜜しうる唯一の場合

蜂群の貯蜜が目標(15~20kg)より明らかに多く、余剰が継箱にあれば、余剰を採ってよい。基準は――育児箱と越冬の環には触れず、継箱の余剰のみを採る。

迷えば残す。貯蜜なく越冬を試みる群の費用は、数kgの蜜の価値の何倍もである。

必須の採蜜――甘露蜜

地域に甘露が来るなら、状況は逆転して採蜜が必須となる。甘露が越冬貯蜜として残れば、飛べない蜂群は下痢に見舞われ、巣箱が汚れ、ノゼマが誘発され損失が生じる。

この場合――甘露を採る ← 代わりに2:1のシロップで清浄な貯蜜を築く ← この時期の終わりに給餌を終える。

採る場合

  • 一日の温和な時間に。寒いと蜂は継箱から下りない。
  • 密閉した運搬箱。盗蜂の危険はなお高い。
  • 蜂蓋80%以上。秋の蜜は水分が高いことがあり、屈折計を勧める。
  • 採蜜は閉じた場所で、その日のうちに。

他の製品

プロポリス: この時期はプロポリス生産の頂点――蜂群は冬に備えてあらゆる隙間を塞ぐ。プロポリス採取器は生産的で、蜂群への負担は低い。

蜜蝋: 越冬しない群の巣脾や取り除いた継箱、黒く古いものをこの時期に溶かす。古い巣脾は病気の貯蔵庫であり、巣脾更新の計画をこの時期に実行する。

花粉: 集めない。蜂群のものである。

🧰

資材

これは、備えた越冬資材を取り付ける時期である。前の時期に準備が済んでいなければ、この時期の天候と時間はいずれも許さない。

ネズミ返し――今付ける

寒さとともにネズミが巣箱を隠れ家と見出す。ネズミ返しはネズミが入る前に付けねばならない。あとに付ければネズミを中に閉じ込める。

ネズミ返しは蜂が通りネズミが通れない隙間を持ち、死蜂が溜まって巣門を塞がぬよう設計されているべきである。

巣門縮小器

縮小はこの時期に二つの働きをする。盗蜂への防衛と冬の熱損失の低減である。弱群では狭く、強群では広く保つ。

給餌器

この時期は真の給餌の時期であるため、給餌器は最も使う資材である。

  • 漏れの防止が決定的: 漏れる給餌器は養蜂場で盗蜂を始める。使う前に水で試す。
  • 容量: この時期はたっぷり速い給餌が要る。小さな給餌器は作業を延ばし締切を逃す。
  • 溺れ防止: 給餌器の中に蜂が掴まる面が要る。
  • 給餌が終われば給餌器を外す。空の給餌器を巣箱に残すと、冬に暖められない死んだ空間となる。

換気の調整

冬に蜂群を殺すのは寒さでなく湿気である。蜂球が生む水蒸気は冷たい蓋に結露し、滴り、蜂を濡らし凍え始める。

上部換気はこの時期に整える。小さな上部の穴、隙間をあけた蓋、あるいは吸湿材である。冬にこの調整は開けて変えられないため、いま正しく整えねばならない。

断熱

断熱は地域の厳しさに応じて決める。一般則は上を断熱し、下を換気するである。巣箱全体を包むことは、湿気を中に閉じ込めるため、しばしば益より害が多い。

巣箱の物理的点検

これは巣箱の本体に触れる最後の時期である。割れ目、閉まらない蓋、腐った底板をいま直す。冬に割れ目から入る風は蜂群を終わらせる。

巣箱の前への傾きを確かめねばならない。結露した水と雨は外へ排さねばならず、中に溜めてはならない。

古い巣脾の選別

数年経った黒ずんだ巣脾をこの時期に選別し溶かす。古い巣脾は病原の芽胞と薬剤残留の貯蔵庫である。巣脾の更新は越冬前に行う最も健全な投資である。

🌿

蜂場の管理

この時期、養蜂場は熱の管理から冬の準備へ移る。この時期に下した立地の判断は冬には変えられない。

風――冬の第一の敵

冬に蜂群を消耗させるのは絶対的な寒さでなく、風が絶えず奪う熱である。風にさらされた巣箱は蜂球に絶えず発熱を強い、貯蜜が速く尽きる。

  • 卓越風の向きを見定め、巣箱の背をそれに向ける。
  • 天然の風よけ(灌木、壁、斜面)が良い。なければ人工の風よけを設ける。
  • 巣門は風に向かってはならない。

排水と地面

冬の最も厄介な問題は水である。窪地に立つ巣箱は雨水に浸かる。底から湿気が上がり蜂群を終わらせる。

  • 巣箱は地面から上げる――少なくとも20~30cm。
  • 地面は水を溜めぬように。必要なら排水を設ける。
  • 巣箱は前に傾けて置き、結露した水を排する。
  • 小川や増水の氾濫線を確かめる。

日射――夏の敵、冬の友

夏の時期には日陰を求めたが、いまは逆である。冬の日を浴びる巣箱は早く暖まり、蜂は排泄飛行に出やすく、湿気は速く放たれる。

理想の立地は冬の日を浴び、風から守られる場所である。落葉樹の下は両条件を満たし、ゆえに古典的な選択である――夏は日陰、冬は日である。

雑草と立地の清掃

巣箱の周りの雑草を清める。伸びる雑草は巣門を塞ぎ、湿気を閉じ込め、齧歯類を宿す。巣箱の下も清浄でよく換気されているべきである。

齧歯類の対策

養蜂場の周りの堆積物、廃物、丈高い草はネズミの数を養う。これらをこの時期に取り除く。ネズミ返しは防衛線だが、最良の防衛はネズミが養蜂場に来ないことである。

移動の判断――最後の機会

越冬地を変えるならこの時期に済ませねばならない。冬が定着する前に冬の立地を確定せねばならない。寒波のあとに巣箱を動かすことは蜂群を重大な危険にさらす。

冬の立地には三つが要る。風からの遮蔽、排水、冬の日である。

防犯と記録

冬は養蜂場を訪れる回数が減る。この時期に盗蜂、動物の害、転倒への対策を講じる。巣箱の蓋を重しやベルトで固定し、柵を確かめる。

📚

学習

これは季節の終わりをもたらし、来季の基盤を据える時期である。判断の多くは下された。いま学ぶべきは、なぜそれらの判断を下したのかを理解することである。

越冬入りの棚卸しを書く

この時期の終わりには、各蜂群について書かれた記録があるべきである。

  • 入りの重量(kg)
  • 入りの蜂勢(枚)
  • 女王蜂の齢と状態
  • ヘギイタダニの対処――製品、日付、対処後の測定
  • 与えたシロップの量
  • 越冬貯蜜の由来(蜜/シロップ/混合)

この記録は、春に損失が生じたとき原因を見出す唯一の道である。記録がなければ損失は「不運」と説明され、翌年も繰り返される。

この時期に学ぶべきこと

  • 越冬の生理: 蜂球がどう働き、どう熱が生まれ、消費が何に依るか。
  • 湿気の管理: 越冬損失で最も誤解される主題。殺し手は寒さでなく湿気である。
  • ヘギイタダニの耐性: 同じ製品を数年使う結果、交代の論理。
  • 越冬蜜の質: 甘露蜜、結晶、消化しにくい物質。
  • 合同: 行ったなら結果を観察し、行わなかったなら不要の理由を確かめる。

季節の総括

季節はまだ新しい。次の問いの答えをいま書くべきである。

  • どの群が何を生産し、なぜ差が出たか。
  • 主要流蜜はいつ始まり終わったか。去年に比べてずれたか。
  • 何群を失い、真の原因は何か。
  • どの判断が遅れたか。

最後の問いが最も重要である。養蜂の誤りの多くは誤った判断でなく遅れた判断だからである。

来季の計画

女王蜂の注文をしていなければ今はもう遅い。資材の需要、群数の目標、養蜂場の立地、系統の選択はこの時期に固めるべきである。

冬の読書

冬は養蜂における読書と学びの時期である。この時期に何を学ぶかを決める。女王養成、病気の診断、製品の多様化、施設の経営である。冬に計画なく費やした時間は、春に不意を突かれる形で返ってくる。

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Winter Preparation
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季節

この時期、一年でもっとも決定的な準備の段階に入る。秋の流蜜は終わり、天候は冷え始め、蜂群は越冬への態勢を整える。この時期に、越冬の損失の帰趨がほぼ決まる。ここで為す一つ一つの作業が、四か月後に巣箱が開くか否かを定める。

気温は著しく下がる。日中は12~20℃、夜は冷える。日長は急速に短くなり、この短縮こそ蜂群の生理を変える最も強い合図である。最初の本当の寒さが感じられ、地域によっては初霜が見られる。雨が増え、湿度が上がる。

植生は退く。秋の最後の花が尽き、自然は冬へ備える。花蜜の流れは終わり、花粉源は細る。蜂群はもはや外からの収入を待たず、内へ、すなわち準備へと向かう。

この時期の性格は次の通りである。最後の準備の窓が閉じる。この時期に中途で残した作業は、冬には為しえない。給餌、ヘギイタダニの対処、容積の縮小、換気の調整――これらすべての締切がこの時期の終わりである。以後は、下した判断の結果を待つほかない。

地域差がこの時期の長さを定める。厳しい気候では短く慌ただしく、温和な気候では長く落ち着く。だがどの地域でも同じ真理が当てはまる。最初の持続する寒さが定着する前に、準備を終えねばならない。

🏠

巣箱の状態

この時期、巣箱は越冬の砦へと変わる。あらゆる物理的な介入――容積、換気、断熱――はこの時期に済ませる。巣箱は冬の間ずっと触れられないからである。

越冬貯蜜――重量の目標

この時期の最重要の数値は巣箱の重量である。越冬に入る蜂群は、地域の厳しさに応じて15~20kgの貯蜜を持つべきである。厳しい冬ではより多く要る。この目標に届かなければ給餌で不足を補う。補充はこの時期の終わりまでに済ませる。

重量は秤か蜜脾の枚数で測る。「たぶん足りるだろう」という当て推量に頼らない。不足した貯蜜は越冬死の最も多い原因である。

越冬の環(リング)の点検

蜜の量に劣らず、その位置が重要である。冬季蜂球は貯蜜を消費しながら上へ外へと動く。理想的な配置は次の通りである。中央に狭まる蜂児圏、その周りに花粉、その上と両脇に蜜。蜂球の前に空の巣脾があってはならない。冬の蜂群はその隙間を越えられず、蜜に満ちた巣箱のなかで餓死する。ゆえに育児箱から巣枠を抜き、代わりに空の巣脾を置くことは致命的な誤りである。

容積の縮小

越冬に入る蜂群は、自ら暖められる大きさであるべきである。空の継箱は取り除き、必要なら隔板で狭める。原則は蜂が覆うだけの巣箱である。過大な容積は冬に暖められない死んだ空間となり、湿気を集め、蜂群を弱らせる。

湿気と換気――冬の真の殺し手

冬に蜂群を殺すのは寒さではなく湿気である。蜂球が生む水蒸気は冷たい天井に結露し、滴り落ちて蜂を濡らす。濡れた蜂は凍える。解決は上部換気である。湿った空気は上から出さねばならない。冬には開けて変えられないため、この調整はこの時期に済ませる。

巣箱の物理的状態

これは巣箱の本体に触れる最後の時期である。割れ目、閉まらない蓋、腐った底板を直し、巣箱が前に傾いているか(排水のため)を確かめる。冬に割れ目から入る風は蜂群を終わらせ、直す機会はない。

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蜂群の勢い

この時期、蜂群は越冬の蜂勢へと下がるが、その蜂勢のが数より重要である。越冬を越す蜂は、この時期に築かれるか失われるかである。

冬蜂の生産を仕上げる

冬蜂――長命で、厚い脂肪体を持ち、越冬に特化した蜂――はこの時期に生産され、この時期の終わりに生産が止まる。この最後の世代が、蜂群が越冬しうるか否かを定める。冬蜂の原料は花粉である。この時期に花粉なく放たれた蜂群は、弱い冬蜂を生産し、冬の終わりに崩壊する。

女王蜂の産卵停止

日長が短くなり寒さが定着すると、女王蜂は産卵を鈍らせ、この時期の終わりにはほぼ止める。これは自然かつ必要である。冬の蜂群は蜂児を暖める負担に耐えられない。産卵が止まらないこと(特に温和な地域で)は、ダニの繁殖の温床が続くことを意味し、問題を招きうる。

蜂勢の目標

越冬に入る蜂群は通常6~10枚の蜂を覆うべきである(地域により異なる)。これを下回ると、蜂群は自らの熱で蜂球を持ち上げられない。この閾値を下回る蜂群の唯一の現実的な選択は合同である。弱い二群が一つの強群となる。分けたままなら二つの死群となる。

合同の判断――今か、決してないか

弱い、あるいは無王の、あるいは病んだ蜂群を越冬に入れると、ほぼ必ず損失に終わる。合同の判断はこの時期に下さねばならない。寒さが定着すれば手遅れである。新聞紙合同法が最も安全な手段である。合同の前に弱群の女王を除く。病んだ群は合同せず淘汰する。

雄蜂の追放

この時期、雄蜂は最終的に追放される。冬の蜂群は雄蜂を養う負担に耐えられない。着地板の死んだ雄蜂は健康の印である。なお雄蜂を養う蜂群は無王か異常であり、この時期のその状態は致命的である。

🔍

内検

この時期の点検は、春までの最後の開検である。どの点検も監査であり、下した判断は取り消せない。冬は誤りを許さないからである。

頻度と時機

準備作業が続く間は10~14日ごとの点検が適し、この時期の終わりに向けて減る。点検は一日で最も暖かい時間、正午ごろに行う。寒いなか巣箱を開けると蜂球と露出した蜂児が冷える。可能な限り14~15℃を下回っては開けない。

点検のチェックリスト

この時期、各巣箱について五つの問いに明確な答えが要る。

  • 貯蜜は足りるか。15~20kg。足りなければどれだけ不足し、給餌は済んだか。
  • 貯蜜は正しい位置にあるか。蜂球が届く配置か。
  • 蜂勢は足りるか。6枚を下回るなら合同の判断は下したか。
  • ヘギイタダニは清浄か。対処し効果を測ったか。
  • 物理的準備は済んだか。容積、換気、ネズミ返し、傾き。

最後の点検の意味

この時期の最後の点検を終えて去るとき、巣箱のすべては定まっているべきである。「冬のいつか見てみよう」はない。巣箱は冬の間ずっと閉じたままだからである。この最後の点検は、離陸前の航空機の最終点検のごときものである。空にあって、未了のものは正せない。

低介入の原則

準備が済んだら、巣箱は静かに置く。不要な開検は蜂球を乱し、熱を失わせ、蜂群を疲れさせる。この時期の終わりに近づくほど、最良の点検は外部の観察である。飛翔はあるか、死蜂の量は正常か、巣箱は健全か。

🍯

給餌

これは秋の給餌が完了する時期である。給餌には締切があり、その締切はこの時期のなかにある。遅れた給餌は、給餌しないことより良くはない。

なぜ締切があるか

シロップを蜜に変えるには、蜂が処理せねばならない――水を蒸発させ、酵素を加え、巣房に納めて蓋をする。この過程は暖かさと活発な蜂を要する。天候が冷えると蜂群にはこれが為しえない。与えたシロップは未処理・無蓋のまま残り、発酵して害を成す。ゆえに持続する寒さが定着する前に給餌を終えねばならない。

勘定――どれだけ

  • 目標貯蜜: 15~20kg(地域の冬の厳しさによる)。
  • 現在の貯蜜: 秤か蜜脾の枚数で測る。
  • 差を給餌で補う。与えたシロップの約70~75%が貯蜜に変わる。残りは処理に費やされる。ゆえに10kgの不足を補うには約13~14kgの砂糖が要る。

濃度――2:1

この時期は2:1(砂糖二、水一)を用いる。濃いシロップは蒸発させる水が少なく、蜂は少ないエネルギーで速く貯える。薄いシロップ(1:1)はこの時期には誤りである。不要な蜂児の生産を促し、ダニの新たな温床を開く。

給餌の規則

  • たっぷり速く与える――目標は貯えることであり、締切は近い。
  • 巣箱内給餌器を用いる。露出した給餌は盗蜂を意味する。
  • 夕方に給餌し、巣門を縮小し、養蜂場全体を同時に給餌する。
  • 白い上白糖を用いる。黒糖、糖蜜、でんぷんシロップは越冬に不適である。消化しにくい物質を残し、下痢を起こす。

花粉・タンパク質

冬蜂の脂肪体は花粉で築かれる。天然の花粉が乏しければ代用花粉を与えてよい。ただし代用花粉の判断は早めに下すべきである。冬蜂の生産が終わったあとに与えても無益である。この時期の初めに花粉の状況を評価する。

甘露蜜の警告

地域に甘露(松、樫)があれば、蜂群が集める蜜は越冬に不適かもしれない――灰分が高く消化しにくい。この場合は甘露を抜き、代わりにシロップで清浄な貯蜜を築く。

🦠

病害虫

これはヘギイタダニとの戦いの最後の窓であり、ネズミなど冬の害敵への最初の防衛線を張る時期である。この時期に逃した対処は、冬には取り返せない。

ヘギイタダニ――最後の機会

論理の鎖は確かである。冬蜂はこの時期に生産される。冬蜂の価値はその脂肪体にある。ダニは蜂児に寄生してその脂肪体を消費し、ウイルスを媒介する。感染した冬蜂は短命である。結論――冬蜂の生産の前に対処を終えねばならない。この順序が狂うと、蜂群は初冬には強く見え、真冬に細り、冬の終わりに終わる。

無蜂児期の機会

この時期の終わりに女王蜂が産卵を止めると、蜂群は無蜂児となる。これは一年で最も有効な対処の窓である。蜂児がないため、ダニはすべて蜂の上にあり、巣房に隠れられない。無蜂児の窓に行う一回の対処(適切な条件下でのシュウ酸など)は、蜂児のある時期の対処より何倍も有効である。この機会を捉えることが、清浄に越冬入りする最も確実な道である。

測定と確認

  • 閾値: この時期は1~2%でも危うい。目標は清浄な越冬入りである。
  • 対処後の確認は必須: 「薬を与えた」では足りない。効果を測らねばならない。耐性の生じた製品は効かないことがある。
  • 温度: 各製品には有効な温度域がある。冷える天候では表示を外れない。

ネズミ・齧歯類――ネズミ返しを今

寒さとともにネズミが巣箱を隠れ家と見出す。入り込んだネズミは巣脾を荒らし、蜂群を乱し、越冬を終わらせる。ネズミ返しはこの時期、ネズミが入る前に付ける。ネズミが入って巣を作れば、ネズミ返しはただ中に閉じ込めるだけになる。

ノゼマ

冷えて湿った空気はノゼマに適した環境を作る。徴候は巣門と前壁の茶色い糞斑、這う蜂である。この時期に見つかるノゼマは、越冬前に介入する機会を与える。予防策は乾いて換気された巣箱、清浄な水、良い越冬貯蜜(甘露でない)である。

盗蜂

給餌が続き天然の蜜源が終わったため、盗蜂の危険はなお続く。巣門を縮小し、夕方に給餌し、シロップ・蜜を露出させない。巣門の縮小は冬の熱損失も下げる――二重の利点である。

🌸

蜜源・花粉源

この時期、天然の蜜源はほぼ尽きる。残る少数の蜜源は、蜂群の最後の花粉需要と、越冬に入る最後の新鮮な貯蜜のためになお重要である。

蜜源の退潮

秋の流蜜の最後の波も尽きた。冷える天候と短くなる日長が植物を冬支度へ向かわせ、開花は止まる。蜂はもはや外からの本格的な収入を期待しない。この時期の終わりに向けて、蜂群はほぼ貯蜜へと向かう。

この時期の最後の蜜源

  • キヅタ(Hedera): 多くの地域で一年最後の本格的な蜜源。遅い花蜜と貴重な花粉を与える。越冬に入る最後の新鮮な貯蜜と最後の花粉に重要である。
  • ヒース: 適した地域では晩秋まで続くことがある。
  • 遅咲きの野草: 散在し、密度は低い。維持の水準である。
  • 秋の甘露: 地域によっては松の甘露が続くことがある――蜜をもたらすが越冬貯蜜には不適である。

最後の花粉の重要性

この時期に集めた花粉は、生産される最後の冬蜂世代の脂肪体になる。ゆえにこの時期の花粉源は越冬の成否に直接に影響する。キヅタのような遅い花粉源はそのために貴重であり、養蜂場をこれらの源に近づけることは冬蜂の質を高める。

越冬蜜の質

越冬する蜂は数か月飛べず、腸を空にできない。ゆえに越冬蜜は消化しにくい物質が少ないべきである。多くの花蜜は適する。甘露蜜(灰分が高い)や一部の速く結晶する蜜は適さない。地域に越冬不適の蜜があれば、これを抜き、代わりにシロップで清浄な貯蜜を築く。

蜜源が尽きたときの判断

天然の蜜源が尽きたと見ることが、給餌開始の合図である。この時期、養蜂家は花と秤を見る。秤が下がり始め、自然に蜜源が残らなければ、越冬貯蜜を仕上げる時である。

🍯

採蜜

これは原則として採蜜の時期ではない。残る蜜は越冬の分であり、これに触れることは越冬を危険にさらす。ただし特別な場合には限定的あるいは必須の採蜜がありうる。

越冬分の不可侵

この時期に巣箱にある蜜は蜂群のものであり、養蜂家のものではない。目標貯蜜(15~20kg)は侵さぬ領域である。この線を下回る採蜜は給餌で補おうとするが、シロップは蜜を完全には代替せず、その費用はしばしば採った蜜の価値を上回る。ゆえにこの時期の採蜜はたいてい割に合わない。

限定的採蜜の例外

蜂群の貯蜜が目標より明らかに多く、余剰が継箱にあれば、余剰を採ってよい。基準は明確である。育児箱と越冬の環には触れず、継箱の余剰のみを採る。迷えば残す。貯蜜なく越冬させる費用は、数kgの蜜の価値の何倍もである。

必須の採蜜――甘露蜜

地域に甘露(松、樫)が来るなら、状況は逆転して採蜜が必須となる。甘露が越冬貯蜜として残れば、飛べない蜂群は下痢に見舞われ、巣箱が汚れ、ノゼマが誘発される。この場合は甘露を採る → 代わりに2:1のシロップで清浄な貯蜜を築く → この時期の終わりに給餌を終える。

巣脾の更新

この時期は古く黒ずんだ巣脾の選別に適する。越冬しない群の巣脾や取り除いた継箱を溶かす。古い巣脾は病原の芽胞と薬剤残留の貯蔵庫であり、巣脾の更新は越冬前に行う健康への投資である。得られた蜜蝋は別に集める。

プロポリス

この時期、蜂群は冬に備えてあらゆる隙間をプロポリスで固く塞ぎ、プロポリスの生産は高い。プロポリス採取器は生産的で、蜂群への負担は低い。ただしこの時期の終わりに向けては、蜂群が自ら隙間を塞ぐのを許すことも重要である――これは冬の断熱の一部である。

🧰

資材

これは、備えた越冬資材を取り付け、巣箱を物理的に冬へ整える時期である。前の時期に準備が済んでいなければ、この時期の天候と時間はいずれも切迫する。

ネズミ返し――時機を得て付ける

寒さとともにネズミが巣箱を見出す。ネズミ返しはネズミが入る前に付けねばならない。あとに付ければネズミを中に閉じ込める。ネズミ返しは蜂が通りネズミが通れない隙間を持ち、死蜂が溜まって巣門を塞がぬよう設計されているべきである。

巣門縮小器

縮小は二つの働きをする。盗蜂への防衛と冬の熱損失の低減である。弱群では狭く、強群では広く。ただし完全には閉じない――冬には換気と排泄飛行のための巣門が要る。

換気の調整

冬の殺し手は湿気であるため、上部換気はこの時期に整える。小さな上部の穴、隙間をあけた蓋、あるいは吸湿材である。蜂球が生む水蒸気を上から出す。冬にこの調整は開けて変えられないため、いま正しく整えねばならない。

断熱

断熱は地域の厳しさに応じて決める。一般則は上を断熱し、下を換気するである。巣箱全体を包んで湿気を中に閉じ込めることは、しばしば益より害が多い。断熱材は乾いており、湿気を閉じ込めないものであるべきである。

給餌器

この時期は給餌が集中し、給餌器は最も使う資材である。漏れる給餌器は盗蜂を意味する――使う前に試す。給餌が終われば給餌器を外す。空の給餌器を巣箱に残すと、冬に暖められない死んだ空間となる。

巣箱の本体と底

これは本体に触れる最後の時期である。割れ目を直し、前への傾き(排水のため)を確かめ、巣箱を地面から(20~30cm)上げて底から湿気が上がらぬようにする。巣箱の蓋は重しやベルトで、風と動物に備えて固定する。

🌿

蜂場の管理

この時期、養蜂場は冬の条件へと整えられる。この時期に下した立地の判断は冬には変えられない。ゆえにこの時期に養蜂場の冬の計画を実行する。

風――冬の第一の敵

冬に蜂群を消耗させるのは絶対的な寒さではなく、風が絶えず奪う熱である。風にさらされた巣箱は蜂球に絶えず発熱を強い、貯蜜が速く尽きる。

  • 卓越風の向きを見定め、巣箱の背をそれに向ける。
  • 天然の風よけ(灌木、壁、斜面)が良い。なければ人工の風よけを設ける。
  • 巣門は風に向かってはならない。

排水と地面

冬の最も厄介な問題は水である。窪地に立つ巣箱は雨水に浸かる。底から湿気が上がり蜂群を終わらせる。

  • 巣箱は地面から上げる――少なくとも20~30cm。
  • 地面は水を溜めぬように。必要なら排水を設ける。
  • 巣箱は前に傾けて置き、結露した水を排する。
  • 小川や増水の氾濫線を確かめる。

日射――冬の友

夏の時期には日陰を求めたが、冬の準備では逆である。冬の日を浴びる巣箱は早く暖まり、蜂は排泄飛行に出やすく、湿気は速く放たれる。理想の立地は冬の日を浴び、風から守られる場所である。落葉樹の下は古典的な選択である――夏は日陰、冬は日である。

立地の清掃と齧歯類

巣箱の周りの雑草を清め、巣箱の下を換気の通るように保つ。養蜂場の周りの堆積物、廃物、丈高い草はネズミの数を養う。取り除く。ネズミ返しは防衛線だが、最良の防衛はネズミが養蜂場に来ないことである。

冬の立地の確定

越冬地を変えるならこの時期に済ませ、持続する寒さが定着する前に冬の立地を確定せねばならない。冬の立地には三つが要る。風からの遮蔽、排水、冬の日である。寒波のあとに巣箱を動かすことは蜂群を重大な危険にさらす。

防犯

冬は養蜂場を訪れる回数が減る。この時期に盗蜂、動物の害、転倒への対策を講じる。巣箱の蓋を固定し、柵と巣門を確かめる。

📚

学習

これは越冬入りの棚卸しを行い、来季の基盤を据える時期である。季節の帰趨を定める判断がここで下される。学ぶべきは、なぜそれらの判断を下したのかを理解することである。

越冬入りの棚卸し

この時期の終わりには、各蜂群について書かれた記録があるべきである。

  • 入りの重量(kg)と蜂勢(枚)
  • 女王蜂の齢と状態
  • ヘギイタダニの対処――製品、日付、対処後の測定
  • 与えたシロップの量と越冬貯蜜の由来(蜜/シロップ/混合)
  • 行った合同

この記録は、春に損失が生じたとき原因を見出す唯一の道である。記録がなければ損失は「不運」と説明され、翌年も繰り返される。

この時期に学ぶべきこと

  • 越冬の生理: 蜂球がどう働き、どう熱が生まれ、消費が何に依るか。
  • 湿気の管理: 越冬損失で最も誤解される主題――殺し手は寒さでなく湿気である。
  • 無蜂児期のヘギイタダニ対処: この時期の最も貴い機会を知る。
  • 合同の技術: 新聞紙合同法とその代替。
  • 越冬蜜の質: 甘露蜜、結晶、消化しにくい物質。

季節の総括

季節はまだ新しい。次の問いの答えをいま書くべきである。どの群が何を生産し、なぜか。主要流蜜はいつ来たか。何群を失い、真の原因は何か。どの判断が遅れたか。最後の問いが最も重要である。養蜂の誤りの多くは誤った判断ではなく遅れた判断だからである。

来季の計画

女王蜂の注文をしていなければ今はもう遅い。良い施設の春の女王は尽きる。資材の需要、群数の目標、養蜂場の立地、系統の選択はこの時期に固めるべきである。

冬への備え

冬は養蜂における読書と学びの時期である。この時期の終わりに、冬に何を学ぶかを決める。女王養成、病気の診断、製品の多様化、施設の経営である。冬に計画なく費やした時間は、春に不意を突かれる形で返ってくる。

11

Final Pre-winter Work
🍃

季節

この時期、蜂群は越冬前の最後の段階に入る。準備は終わり、蜂群はすでに蜂球を結び始めた。この時期は活発な養蜂から冬の静寂への橋である――いくつかの最後の作業、そして長い待ちだ。

気温は越冬の臨界へ下がる。日中5~12℃、夜は氷点の前後か以下だ。最初の持続する霜が始まる。昼は最短に近づく。巣箱の内部はもはや外気に従えない。蜂群は今や蜂球で自らを暖める。

自然は止まる。開花は終わり、葉は落ち、蜜源は枯れた。蜂にとって、外の世界はもはや蜜源でなく脅威だ――寒さ、風、湿気。蜂群は内へ引きこもる。

この時期の性格は一言でいえる。最後の作業と収縮。この時期の務めは少ないが肝心だ。最後の縮箱、最後の換気の調整、無蜂児期のヘギイタダニ治療、巣門の保護。これらを終えれば養蜂家の仕事は終わり、蜂群は自らの力で冬を過ごし始める。

地域差がこの時期がいつ始まるかを定める。過酷な気候では早く鋭く、温帯の気候では遅く穏やかだ。だがどこでも同じ移行を経る。蜂群が最後に一度整えられ、そして冬に委ねられる。

🏠

巣箱の状態

この時期、巣箱は越冬の様式に入る。蜂は蜂球を結び、蜂群は引きこもり、養蜂家の物理的な介入は一区切りする。ここからは、巣箱は一枚一枚の巣枠としてでなく、一つの全体として保護される。

越冬蜂球の形成

気温がある閾値以下(およそ10~12℃)へ下がると、蜂は集まって越冬蜂球を結ぶ。蜂の体熱で暖まる球で、中心はより熱く、縁はより涼しい。女王蜂は中心にいる。働き蜂は筋肉の振動で熱を生み、蜂球の中心をおよそ20~30℃(蜂児があれば34℃)に保つ。蜂球の形成が、蜂群がすでに越冬の様式に入った印だ。

最後の秤量

これは最後の秤量の機会だ。持ち上げか秤で最後に確かめる。貯えは足りるか。不足し天候がなお許すなら、まだ最後の介入(砂糖の塊/濃い糖液)ができるかもしれない。だが持続する寒さがすでに来ていれば、液体給餌はもうできない――そのときは固形給餌(砂糖のフォンダン、砂糖の塊)だけを考える。

最後の縮箱と閉鎖

容積の縮小を終え、巣門を狭い越冬の位置に調える。蜂群は余分な容積に対処すべきでない。守る面積は蜂球の大きさに見合わねばならない。この時期の後、巣箱は介入のために開けない。

湿度――最後の調整

冬に蜂群を殺す湿気は、蜂球の形成後にいっそう肝心になる――蜂球の代謝が絶えず水蒸気を生むからだ。この水蒸気の出口(上部の換気)をこの時期に最後に一度点検する。蓋の内に結露の兆しがあれば換気を増す。この調整は冬に変えられない。

物理的な完全性

巣箱が冬に耐える状態かを最後に一度確かめる。蓋は健全で固定され、亀裂はなく、前への傾きは正しく、地からの高さは十分だ。この点検の後、巣箱は数か月ひとり残される。

🐝

蜂群の勢い

この時期、蜂群は越冬の群勢に落ち着き、この群勢は今やおおむね定まった。冬中に自然の損失はあるが、新しい蜂の育成は(多くの地域で)止まった。持つ数のまま冬に入る。

その位置につく越冬蜂

冬に入る蜂は今や大半が越冬蜂だ――長命(4~6か月)、脂肪体が厚く、蜂球を暖め春の最初の蜂児を哺育するようにプログラムされている。この世代の質は前の時期に定まった(花粉の給餌 + ヘギイタダニの治療)。もはや変えられない。良い越冬蜂で冬に入る蜂群は耐え、悪い越冬蜂で入る蜂群は衰える。

産卵の停止

多くの地域で、女王蜂はこの時期に産卵を完全に止める。蜂群は無蜂児になる。これは二つの点で重要だ。第一に、蜂群は蜂児を暖める負担から解かれ、エネルギーを節約する。第二に、この無蜂児期はヘギイタダニ治療の黄金の窓である――この時期に捉える機会だ。

蜂球の群勢と熱の均衡

蜂球は自らを暖めるのに最小の質量を要する。とても小さな蜂群(数枚の蜂)は蜂球を十分に暖められず、寒さのなか衰える――どれほど貯えがあっても。これが、弱群を前の時期に合同すべき理由だ。この時期の合同はふつう手遅れである(寒さが蜂の互いの受け入れを難しくする)。

自然の損失

この時期、巣門の着地板に数匹の死蜂を見るのは正常だ――老いた蜂が自然に死に、蜂群がそれを運び出す。心配なのは死蜂が多いか、箱前に積もることだ。病気、中毒、または深刻な問題を予告しうる。

女王蜂の保護

蜂球の中心の女王蜂は蜂群の未来だ。この時期の後、女王蜂は介入できない。冬を耐えられるかは蜂球の健康に懸かる。強く蜂の多い、よく給餌された蜂球は女王蜂を冬を越して守る。弱い蜂球は女王蜂と自らを同時に失う。

🔍

内検

この時期、内部の点検は終わり、外部の観察に道を譲る。巣箱はもはや開けない――蜂球が結ばれた後の開検は、守られた熱を一瞬で散らすことを意味する。

最後の内部点検

蜂球が完全に結ばれる前、天候がなお穏やかなうちに(できれば12℃以上、晴れ、正午)、最後の速い点検ができる。貯えは位置にあるか、女王蜂はいるか、準備は終わったか。これを今季最後の開検とみなす。その後、巣箱は春まで閉じたままだ。

越冬の点検――外部の観察

蜂球が結ばれるや、点検は完全に外部からになる。開検は禁じられる。外部から読めるものは意外に豊かだ。

  • 巣門: 穏やかな日に数匹の蜂が排泄飛行をするのは健全の兆しだ。
  • 死蜂: 巣門に数匹は正常だ。巣門を塞ぐほど多ければ清める。
  • 音: 巣箱をそっと叩いて聴く――健全な蜂群は短いうなりで応え、静寂や弱い音は問題の兆しだ。
  • 雪/霜の後: 巣門が雪で塞がれていないか確かめる。

無蜂児期の治療

この時期の最も重要な能動的な務めは無蜂児期のヘギイタダニ治療だ。蜂群が無蜂児であるのを捉え(この時期の初め、天候がなお許すうちに)、単回の治療を施す。長い開検なしに速く済ませられる作業で、清潔に冬に入る最後の保障だ。

介入は少なく、観察は多く

この時期の原則は明白だ。巣箱から手を離せ、だが目を離すな。物理的な介入は終わったが、観察は続く。良い養蜂家は冬に開検しないが、穏やかな日ごとに蜂場を巡り、飛行と巣門を見る。

🍯

給餌

この時期は液体給餌が終わる時期だ。寒さが蜂群を糖液の処理できない状態にする。今なお貯えが不足なら、残る唯一の選択は固形給餌――それは緊急の介入で、計画された給餌でない。

なぜ液体給餌が終わったか

蜂は糖液の処理(水を蒸発させ貯える)に暖かさと活発な労働を要する。蜂球が結ばれ天候が寒ければ、これは不可能だ。与えた液体の糖液は未処理・未封蓋のまま留まり、巣箱の湿度を上げ、害をなす。ゆえにこの時期は液体の糖液を与えない。

緊急――固形給餌

最後の点検が蜂群の貯えの極めて低いこと(冬を越すに足りぬほど)を示せば、唯一の選択は固形給餌だ。

  • 砂糖のフォンダン/砂糖ペースト: 蜂球の真上に直接置く。蜂は穏やかな日に消費する。
  • 砂糖の塊/煮詰め砂糖: 同じく、蜂球の届くところに置く。
  • 乾いた砂糖: 結晶砂糖を新聞紙に注ぐ(緊急、最後の手段)。

固形の餌は蜂球の真上に置かねばならない――冬、蜂は遠くへ行かず、上へしか動かない。遠くに置いた餌は役に立たない。蜂群はそれに届く前に餓死しうる。

なぜ固形給餌は救急で、計画でないか

固形給餌は良い越冬の戦略の一部でない。前の時期に十分な貯えを築けなかったときに頼る救急だ。健全な越冬は、蜂群が満杯の天然の蜜 + 時機よく与えた糖液で冬に入ることで実現する。この時期に固形給餌が要ることは準備不足の兆しで、来年の教訓とする。

冬、蜂は結露した水蒸気と蜂蜜で水の需要を満たす。穏やかな日には外から水も取る。この時期に別に水を与える要はない。肝心なのは巣箱内部の湿度の均衡だ――乾きすぎ(結晶した蜜を溶かせない)も湿りすぎ(結露、病気)も問題である。

🦠

病害虫

この時期、無蜂児期のヘギイタダニ治療を施し、越冬の害敵への最後の防御線を張る。これは清潔に、守りをもって冬に入る最後の機会だ。

無蜂児期――ヘギイタダニの最後の清算

この時期の最も価値ある機会がこれだ。女王蜂がすでに産卵を止め蜂群が無蜂児のとき――そしてヘギイタダニは封蓋巣房でしか繁殖も潜伏もできない――蜂児がなければ、すべてのダニは蜂の体上にあり、無防備だ。

この無蜂児の窓で施す単回の治療(適した条件下でのシュウ酸の滴下など)は、蜂児のある時期の複数回の治療よりずっと有効だ。一度の施薬でダニの負荷を大きく下げる。この機会を逃せば、蓄積したダニが冬中越冬蜂を摩耗させ、蜂群は冬の終わりに崩壊する。

施用の条件

  • 無蜂児が必要条件: 蜂群は実際に無蜂児でなければならない。蜂児があれば治療は無効だ。
  • 温度: 製品ラベルの温度域で施す。極寒ではある方法が失効するか害をなす。
  • 速い施用: 長い開検をしない。蜂球を冷やさない。
  • 単回の施用: これらの方法は無蜂児期の単回施用に設計されている。

ネズミと齧歯動物――最後の点検

ネズミ返しが取り付けられ健全かを最後に一度確かめる。冬中巣箱は開けないので、入り込んだネズミは冬中蜂群を乱し深刻な害をなす。ネズミ返しが欠けるか壊れていれば、取り付け/修理する最後の機会だ。

一部の地域では、シジュウカラなどの鳥が冬に巣門へ来て出る蜂を捕らえるか、巣箱を叩いて蜂を出させることがある。ふつう深刻な脅威でないが、弱群と鳥の圧の高い場合は巣門の保護を考えてよい。

冬の陰険な脅威――湿気とかび

この時期に整えた換気の配置が、冬のかびと湿気に関わる問題を防ぐ。換気不足は巣箱内部のかび、結露、ノゼマへの道を敷く。すべての「害敵」が生きているわけでない――この時期、湿気は最も陰険な脅威で、その解決は物理的(換気)で、化学的でない。

🌸

蜜源・花粉源

この時期、天然の源は実質的に終わった。蜂群はもはや外部に頼らず、その内部の貯えに頼る。ただし、一部の地域の最後のわずかと、冬の思わぬ穏やかな日が、小さな機会を供することがある。

源の終わり

開花は終わり、寒さがすべてを止めた。蜂にとって、外の世界はもはや収入の源でない。蜂球が結ばれるや、採餌もおおむね止まる――蜂はごく穏やかな日にだけ出て排泄飛行をする。この時期、蜂群の収入は零だ。その貯えを完全に消費する。

最後の蜜源(地域による)

  • キヅタ(Hedera): 最も遅い地域では、この時期の初めになお流蜜していることがある――まさに一年で最後の花蜜/花粉源だ。
  • 温帯/地中海地域: 冬がとても過酷でなければ、ある種が冬に咲きうる。これらの地域では蜂群が冬にも限られた収入を見つけうる。
  • 穏やかな冬の日: 思わぬ穏やかな日に、蜂が出て近くの珍しい源を見つけることがある――だが確かな収入ではない。

内部の貯えの管理

この時期から、肝心なのはもはや外部の源でなく、巣箱の貯えの状態だ。貯えの量とその位置(蜂球の届く範囲に整えられていること)が決定的だ。これは前の時期に配置された。もはや変えられず、最後に一度確かめるだけだ。

花粉の貯え

冬、蜂群は春の最初の蜂児を哺育するのに花粉の貯えを要する。健全な蜂群は十分な花粉帯を持って冬に入る。この貯えが春に、最初の源が来るまで橋を架ける。花粉の貯えもこの時期に定まった――蜂群がどれだけの花粉で冬に入るかが、そのまま春まで出る量だ。

暖かい地域の例外

とても暖かい地域(冬に凍らないところ)では、蜂群は完全な越冬の様式に入らないことがある。女王蜂は低い水準でなお産卵し、蜂は冬にも限られた採餌をしうる。これらの地域では越冬は北の地域と根本的に異なり、地域の経験が決定的だ。

🍯

採蜜

この時期は決して収穫の時期でない。巣箱にあるすべては蜂群の越冬の貯えで、触れてはならない。この時期の「生産」の側面は、次の季節への準備と締めくくりの作業でのみ構成される。

収穫しない

蜂球は結ばれ、蜂群は冬に入った。巣箱の蜜と花粉は、蜂群が春まで生きるのに要する貯えのすべてだ。この貯えから何かを取れば、蜂群を直ちに死へ送る。この時期は巣箱から何も取らない――そういうものだ。

分離と処理の完了

前の時期に収穫した蜜の分離、沈殿、瓶詰め、貯蔵をこの時期に終えられる。巣箱の作業は終わったので、養蜂家の時間はこれらの務めに充てる。蜜は正しい条件で貯蔵する(無臭、涼しく14~18℃、暗く、密閉容器)。結晶した蜜は低温(40℃以下)で溶かす――高温は決してしない。

蜜蝋の処理

一季を通じて溜めた蜜蓋の蝋、古い巣枠、蜜蝋の屑をこの時期に溶かし処理できる。蝋を溶かすのは蜂場から離れておこなう(盗蜂を招く)。清めた蜜蝋は巣礎作りか販売のため備える。冬の仕事としてふさわしい製品だ。

プロポリスと他の製品

一季を通じて集めたプロポリスをこの時期に清め処理できる。だが巣箱から新しいプロポリスを取らない――蜂群は自らの隙間をプロポリスで塞いでおり、これは越冬の保温の一部で、乱してはならない。

製品の記録と計画

この時期は今季の製品の締めに適する。蜜、花粉、プロポリス、蜜蝋を全体でどれだけ集めたか。どの群が何を産したか。これらの記録は蜂場の経済の基礎であり、来年の計画の基礎だ。季節はまだ新鮮だ。今数字を書き留めなければ忘れられる。

🧰

資材

この時期、巣箱の上で資材の最後の調整をおこない、そして資材を冬/整備へ収める。巣箱の作業は終わったので、資材の整備と次の季節の準備が始まる。

巣箱の上の最後の資材

  • ネズミ返し: 取り付けられ健全かを最後に一度確かめる。
  • 巣門縮小器: 狭い越冬の位置に調える、だが完全には閉じない(換気 + 排泄飛行)。
  • 上部の換気/湿度の管理: 最後に一度点検する。冬に変えられない。
  • 断熱: 地域に応じて施すなら、乾いて位置にある。
  • 蓋の固定: 重し/帯で風と動物に備える。
  • 固形の給餌器(必要なら): 砂糖のフォンダン/塊を蜂球の上に。

分離の資材を冬へ収める

遠心分離機、槽、濾し器、掻く道具をこの時期に完全に洗い、乾かし、冬のため収める。蜜の残る資材は発酵し臭い、スムシを招く。清潔で乾いた収めた資材は、次の季節に問題なく使える。

空の巣枠の越冬貯蔵

採蜜後に残る空の巣枠はこの時期に長期の貯蔵に入る。冬の寒さがスムシをおおむね止める――これは利点だ。だが巣枠は換気し、光を受け、間隔をあけて積んで貯蔵する。湿った閉じた環境では発かびする。貴い造った巣枠は来春の最も重要な貯えだ。

資材の棚卸しと修理

冬は資材の棚卸しと修理をおこなう理想の時だ。壊れた巣枠、腐った箱体、故障した給餌器、擦り切れた面布をこの時期に見つけ、冬中修理/更新する。春の忙しさで資材が不足しないのは、この棚卸しに懸かる。

次の季節の購入

この時期は次の季節の資材と材料の需要(巣礎、砂糖、巣枠、新しい巣箱)を見きわめ発注する時だ。冬にゆっくり注文するのは、春の忙しさで急いで買うより安く確かだ。

🌿

蜂場の管理

この時期、蜂場は冬に委ねられる。物理的な準備は終わり、蜂群は落ち着いた。養蜂家の仕事は今や場所を守り、冬中目で見守ることだ。

最後の風と排水の点検

越冬の地点の準備を最後に一度確かめる。風よけは位置にあるか、巣箱の風への向きは正しいか、地面に水は溜まるか、巣箱は十分に高く前へ傾いているか。これらの点検は冬にできない。今確かめねばならない。

雪と氷の準備

雪の多い地域では準備が要る。

  • 巣門を雪で塞がれぬよう整える(または雪の後に清める)。
  • 蓋の強さ、雪が積もって崩落を起こさぬよう。
  • 安定、厚い雪の下で巣箱が倒れぬよう。
  • 氷の地の巣箱への経路を考える。

日光と飛行の機会

冬の穏やかで晴れた日に、蜂は排泄飛行に出る――蜂群の健康に極めて重要だ(蜂は巣箱内で排便せず、出るまで我慢する)。ゆえに巣箱の位置は冬の日光を受け、巣門の前は空けて、穏やかな正午に蜂が容易に出られるようにする。

最後の環境とネズミの点検

蜂場の周りは清潔で、雑草や積み物なく――ネズミに隠れ場を与えない。これが冬中のネズミの圧を和らげる。巣箱の下と周りは換気がよい。

安全

冬は蜂場を巡ることが少ない。盗難と動物の害に開かれた時期だ。巣箱を固定し、蜂場を囲い、可能なら監視する。遠い蜂場はこの時期に追加の安全策を要する。

越冬の観察計画

この時期、養蜂家は冬中どう、どれほどの頻度で蜂場を観察するかを計画する。巣箱は開けないが、外部の観察は続く。穏やかな日に飛行を見、雪の後に巣門を見、(秤のある巣箱で)重量を監視する。静かに、しかし目で冬を過ごすのが良い養蜂の印だ。

📚

学習

この時期は活発な季節が閉じ、冬の学びの時期が始まる敷居だ。巣箱の作業は済んだので、養蜂家の時間と心が、締めと来年の計画のために空く。

越冬の生理を理解する

この時期の最も価値ある知識は越冬がどう進むかだ――冬は理解によって、開検できぬなか蜂群の状態を読まねばならないからだ。

  • 蜂球はどう働くか: 熱の生成、蜂の移動、貯えの消費。
  • 消費の力学: 蜂群は冬にどれだけ蜜を食べ、何がそれを上げるか。
  • 湿気と死の結びつき: なぜ蜂群を殺すのは寒さでなく湿気か。
  • 無蜂児期とヘギイタダニ: この時期の治療の機会の生物学。

今季の締めの決算

一季全体の結果をこの時期に集め書き留める。

  • 今季は何群で始まり、何群で冬に入ったか。
  • 製品の全体(蜜、花粉、プロポリス、蜜蝋、女王蜂)は。
  • 各群の働き――最良、最悪は。
  • 一年を通じておこなった正しい/誤った決定は。

この決算が来年の戦略の基礎だ。養蜂の進歩は、過ぎた一季の正直な評価に始まる。

冬の学びの計画

冬は養蜂家の「閲覧室」だ。この時期、養蜂家は冬にどの分野を深めるかを決める。女王養成、病気の診断と顕微鏡、蜜と製品の処理、販売と経営の経済、新しい技術。計画なく過ごす冬は、春に失われる準備の機会だ。

来年の目標

この時期は来年の目標を明確に定める時だ。群数の目標、生産の目標、資材の投資、育種と女王蜂の計画、蜂場の地点の変更。明確な目標をもって冬に入ることは、冬を出るとき備えた状態であることを意味する。

共同体と共有

冬は養蜂協会、講習、集いの時期だ。この時期に他の養蜂家と経験を交わすことは、地域の知識(地域の流蜜の暦、よくある問題、成功した技術)を得る最良の方法だ。養蜂は独りで学ぶのでなく、共有して学ぶ手仕事である。

12

Deep Wintering
🍃

季節

この時期、温帯気候の深い越冬の核心に入る。これは最も寒く最も静かな時期である――蜂群は完全に閉じこもり、養蜂家は外から見守るほかない。季節を通じて備えたすべてが、ここで試される。

気温は最低点にある。日中は氷点前後かそれ以下、夜は深い凍結である。日長は最も短く、光は最も弱い。持続する雪があることもある。自然は完全に静まり、蜂にとって外の世界は脅威でしかない――寒さ、風、湿気である。

自然は眠る。開花はなく、蜜源はなく、採集もない。蜂群はもっぱら貯蜜で生き、数か月のあいだ外から何も得ない。これは純粋な消費の時期である。

この時期の性格は一文に集約される。蜂群は閉じ、触れられず、守られる。この時期にはいかなる誤りも正せない。貯蜜は補えず、換気は変えられず、蜂勢は強められない。冬に入ったままの姿で冬を出る。養蜂家の仕事は待つことであり、最大の必要(緊急給餌、雪のあとの巣門清掃)のときのみ最小限に介入することである。

地域差がこの時期の長さを定める。厳しい大陸性気候では長く鋭く、温和な海洋性気候では短く軽い。だがどの地域でも同じ原則が当てはまる。巣箱から手を離し、目を離すな。

🏠

巣箱の状態

この時期、巣箱は数か月のあいだ砦のごとく閉じたままである。蜂球は形づくられ蜂群は閉じこもり、養蜂家は外から見守るほかない。

冬季蜂球

蜂球は形づくられ蜂群は閉じこもった。中心は約20~30℃(蜂児があれば34℃)、縁は約6~8℃である。働き蜂は筋肉を震わせて熱を生み、その熱を自らの断熱で保つ。女王蜂は中心にいる。蜂球は外の気温に応じて縮み、あるいは緩む――寒いほど蜂球は固く密になる。

貯蜜と消費

蜂球は冬の間ずっと貯蜜を食べながら動き、熱を生む。消費は外気温に依る。寒いほど暖房のために多く食べる。重量は指標として見られるが(秤か巣箱を持ち上げて)、もはや変えられない。貯蜜は今あるものがすべてである。

貯蜜への到達――生死の問題

この時期の最重要の問いは蜂球は貯蜜に届くかである。蜂球は冬の間ずっと貯蜜を食べながらゆっくり動く。隅で行き詰まり、前の貯蜜が尽きていることがある――たとえより遠くに蜜があっても、寒さのなか蜂球はそこへ動けない。結果、蜜に満ちた巣箱のなかで餓死する。これは深い越冬の最も痛ましい死の原因であり、その根は越冬入り時の誤った貯蜜配置にある。

湿気と換気

深い冬でさえ、殺し手は寒さでなく湿気である。蜂球の代謝は絶えず水蒸気を生む。この水蒸気は上から出ねばならず、蓋の下に結露してはならない。上部換気が必須である――湿った空気は上がって出て、蜂球に滴らない。ただし換気を調整するために巣箱を開けない。この調整は前もって整えてある。

物理的健全性と雪

厚い雪は蓋を潰し、巣門を塞ぎ、巣箱を倒しうる。蓋は固定され、雪が溜まらず、巣門が雪から守られているべきである。一方、雪は天然の断熱でもある――巣箱の周りに積もった雪は熱を安定させ、北の地域はこれを意図して用いる。ただし巣門が雪で塞がれてはならない。

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蜂群の勢い

この時期、蜂群の蜂勢は越冬の勢に落ち着き、いまはほぼ一定である。数はゆっくり減る。健全な蜂群は春に届くだけの数で越冬に入る。

務めに就く冬蜂

越冬する蜂はほぼすべて冬蜂である――長命(4~6か月)で、厚い脂肪体を持ち、蜂球を暖めることに特化している。この世代の質はすでに定まっており、いま変えられない。良い冬蜂で越冬に入った蜂群は越し、悪い蜂で入った蜂群は細る。

産卵停止――無蜂児期

多くの温和な地域で、この時期には女王蜂は産卵を完全に止め、蜂群は無蜂児となる。これは二つの点で重要である。第一に、蜂群は蜂児を暖める負担から解かれ、エネルギーを節約する。第二に、この無蜂児期はヘギイタダニ対処の黄金の窓である(この対処が前の時期に行われていれば)。深い冬にはしばしばシュウ酸の一回の対処でダニ管理を締めくくる。

自然な減耗の律動

着地板に数匹の死蜂を見るのは正常である――老いた蜂は自然に死ぬ。減耗は外気温とともに増える(厳寒で加速する)。健全な蜂群はこの減耗に耐える数で越冬に入る。減耗の度合いは、巣箱を優しく叩いて耳を澄ませても判る。健全な蜂群は短く力強い羽音で応える。弱い応えは警報である。

蜂勢と熱の均衡

蜂球は自らを暖めるのに最小限の質量を要する。ごく小さな蜂群(数枚の蜂)は蜂球を十分に暖められず、寒さのなか細る――貯蜜がどれだけあろうとである。ゆえに弱群は越冬前に合同すべきであった。深い冬の合同は不可能だからである。

女王蜂――触れない

蜂球の中心の女王蜂は蜂群の唯一の未来である。数か月のあいだ介入できない。良い女王で入った蜂群は希望に満ち、悪い女王で入った蜂群はおそらく失われた。この判断は去年の秋に下された。

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内検

この時期、内部の点検は完全に止まる。深い冬に巣箱を開けることは、一瞬で蜂球を散らすことを意味する。唯一の観察は外部である。

巣箱を開ける――絶対の禁

氷点かそれ以下で巣箱を開けることは、蜂球を一気に散らす。蜂群は数秒で破局的な量のエネルギーを失い、回復しない。好奇心で巣箱を開ける養蜂家は自らの手で蜂群を殺す。この時期、開いた巣箱=死んだ蜂群である。

外部の観察――数か月の忍耐

点検はもっぱら外から行い、深い冬の日課となる。

  • 雪のあとの巣門点検: 雪が巣門を塞げば清める。窒息を防ぐ。
  • 巣箱の周囲: 転倒、動物の跡(ヘラジカ、クマ)、雪の堆積。
  • 音: 優しく叩いて耳を澄ます――健全な蜂群は短い羽音で応える。沈黙は死の兆候。
  • 死蜂: 巣門に溜まったものを清める(蜂群はそれを為せない――外に出ないから)。
  • 重量: 秤か後ろから持ち上げて貯蜜の状態を知る。

稀な温暖な日――排泄飛行の機会

冬には稀に温暖な日(一時的に気温が零度を超える)が訪れる。これは蜂群が腸を空にする決定的な機会である。その瞬間に巣門が開いて澄んでいることを確かめる。稀な排泄飛行は越冬中のノゼマ圧を下げ、蜂群を春へ導く。

死群の発見

冬の終わりが近づくと、一部の蜂群が死んだことが判る。死群の巣門はただちに塞ぐ(盗蜂は今でなく春である)。原因の究明はあとに残す(飢餓、湿気、ノゼマ、ヘギイタダニ、女王の喪失)。来季への貴い教訓である。

低介入、限りない忍耐

深い越冬の黄金律――巣箱から手を離し、目を離すな。数か月何もしないことは、この気候で養蜂家が学ぶ最も難しい技である。慌ただしい、あるいは不安な介入は蜂群を終わらせ、忍耐強い観察は蜂群を運ぶ。

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給餌

この時期、液体の給餌は完全に止まる。固形給餌は救済として可能だが、それは準備の不足の印である。

液体給餌――固く禁じる

氷点下では蜂はシロップを処理できない。与えたシロップは未処理のまま残り、内部の湿度を破局的に上げ、蜂群を終わらせる。この時期にシロップは用いない――それで終わりである。

固形の緊急給餌

重量が危機的な貯蜜(冬の終わりに届かないほど)を示すなら、唯一の選択は固形給餌である。

  • フォンダン/砂糖ペースト/煮固めた砂糖: 蜂球の直上に置く――最短の介入で。
  • やり方: 可能な限り暖かい日に、可能な限り速く。巣箱を30秒以上開けたままにしない。

固形の餌は蜂球の直上に置かねばならない。遠くに置いた餌は無益である――蜂はこの寒さのなか遠くへ動けない。

なぜ固形給餌が準備不足の印か

良い越冬は、蜂群を15~20kgの天然の蜜と時機を得て与えたシロップで冬に入れる。この時期に固形給餌を要することは、前の時期の貯蜜が不足に計算されたことを意味する。一度は許される(救済)が、繰り返すなら準備の哲学を見直すべきである。越冬前の給餌は計画であり、深い冬の給餌は警報である。

冬、蜂群は結露した水蒸気と蜜から水の必要を満たす。この時期に水を与える必要はない。重要なのは巣箱内の湿度の均衡である。極端な乾燥(蜜の結晶)も極端な湿気(結露)もともに問題である。良い換気がこの均衡を保つ。

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病害虫

この時期、蜂群は物理的に閉じているが、なお長きにわたり幾つかの陰湿な脅威にさらされる。ノゼマ、長い便秘、ネズミである。また無蜂児期はヘギイタダニ対処の機会だが、その多くは前の時期に用いられた。

ノゼマ――深い冬の圧

数か月排便できない蜂の腸は満ちる。この環境でノゼマは容易に広がる。徴候は巣箱前や巣門の糞斑(蜂が中で排便し始める)、這う蜂、発達の欠如である。ノゼマひとつが越冬蜂群を終わらせる最も多い原因の一つである。

この時期に対処はない――物理的な予防のみである。良い換気、乾いた巣箱、排泄飛行の機会、強い蜂群である。ノゼマが見つかれば、対処と管理は春に残す。

ヘギイタダニ――無蜂児期の機会の延長

温和な地域の蜂群の無蜂児期はダニ管理に貴い。前の時期に施したシュウ酸の一回の対処は、この時期を通じてダニ数を極めて低く保つ。適切な条件(厳寒、開検の禁)がないため、この時期に別の対処は通常要らない。

ネズミと小型齧歯類

厳しい冬はネズミに巣箱を隠れ家と見出させる。入り込んだネズミは冬の間ずっと留まり、巣脾を荒らす。ネズミ返しは前の時期に付けるべきであり、いまは変えられない。巣箱の底に溜まった死んだネズミの残骸は、春の清掃の一部となる。

大型動物

地域によっては、養蜂場がクマなど大型動物の徘徊する場所にあることがある。クマは特に危険である――巣箱を倒して壊し、冬に目覚めて徘徊することもある。ヘラジカは巣箱を倒しうる。これらの脅威は冬にも続く。

シジュウカラやキツツキなどの鳥が冬に巣門に近づき蜂を狩る。キツツキは特に破壊的である――巣箱の前面を叩いて蜂を追い出す。巣門の保護や網が役立つことがある。

湿気とカビ――物理的脅威

不十分な換気はカビを養う。これは蜂群を直接殺しはしないが、その健康を蝕む。前の時期に整えた換気がここで働かねばならない。

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蜜源・花粉源

この時期、蜜源は事実上ゼロである。深い越冬に蜜源はほとんど存在せず、蜂群はもっぱら内部の貯蜜で生きる。

絶対のゼロ

地面は凍り、植生は雪の下か枯れ、気温は数か月氷点下である。花蜜も花粉もない。蜂はいずれにせよ飛べない。この時期、蜂群の外部収入は完全にゼロである。

内部貯蜜が定める

この条件では、内部貯蜜が唯一の決定要因である。巣箱に蓄えた量(越冬前の15~20kg)が蜂群の耐える期間を定める。貯蜜の位置も重要である。動く蜂球が届かねばならない。貯蜜の配置は前の時期に定まった。いま変えられない。

花粉の貯え

春に最初の蜂児を育てるため、蜂群は花粉の貯えを持たねばならない。この貯えは春に最初の蜜源が来るまでの橋である。花粉貯えの不足は力強い春の成長を不可能にする。この貯えも越冬前に定まった。

蜜の質と結晶の危険

越冬蜜は結晶が遅いことが望ましい(セイヨウアブラナ蜜のように速く結晶する蜜は越冬に理想的でない)。ひどく結晶した蜜は蜂球が溶かせず、貯蜜は事実上到達不能となる。一部の蜜(甘露蜜や松の蜜)は灰分が高く(腸の負担を増す)越冬に推奨されない。前の時期の継箱管理に連なる判断である。

地域の例外はない

熱帯や温和な気候では例外的な冬の蜜源を語りうる。深い越冬に例外はない――蜜源は完全にゼロである。これはこの気候の最も厳しい真理である。(ただし非常に暖かい地域では蜂群が完全な冬に入らず、冬に限られた蜜源が残ることもある。それは異なる気候である。)

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採蜜

これは採蜜の時期ではない。巣箱にあるものすべてが蜂群の越冬貯蜜であり、触れない。この時期の生産の側面は、前の時期の製品の処理と来季の準備のみである。

採蜜――除外される

この時期に巣箱から何も採らない。15~20kgの貯蜜は冬の間ずっとの蜂群の糧である。その一部を採ることは蜂群を直ちに死へ送る。

蜜蝋と季節の処理

巣箱の仕事が終わったため、養蜂家は前季の製品を処理する時間を持つ。採蜜した蜜、蜜蓋の蝋、清めたプロポリスをこの時期に瓶詰めし、処理し、販売に備える。蜜蝋の溶解、巣礎・型の作成、販売の準備は、この長い月に理想的な作業である。

記録と評価

長い冬は季節の結果を正直に評価する豊かな時間を与える。

  • 何群で季節を始め、何群が越冬に入ったか。(何群が越冬を越すかは春まで判らない。)
  • 総生産はどれだけか。(蜜、花粉、プロポリス、蝋、女王蜂。)
  • どの群が何を生産したか。最良と最悪の群の分析。
  • 越冬準備は十分だったか。(答えは春に判る。)

製品の保管

冬の気候は製品の保管に好適である(低湿度、低温、天然の冷蔵)。蜜は適した条件(無臭、涼しい14~18℃、暗所、密閉容器)で保つ。プロポリスは寒さで硬く、扱いやすい。蜜蝋は乾いた空気で清浄に保たれる。この気候の条件を活かすことは製品の質を高める。

🧰

資材

この時期、資材の焦点は二重である。巣箱の越冬資材は数か月耐えねばならず、来季のために備える資材は冬に落ち着いて整え直す。

巣箱の越冬資材

  • 断熱: 地域に応じて――二重壁の巣箱、上部断熱、外包み/雪の層。
  • ネズミ返し: 所定の位置に、健全に、冬に変えない。
  • 上部換気: 深い冬の湿度管理の核。
  • 巣門縮小: 狭い位置に、ただし塞がない。
  • 蓋の固定: 重し/ベルトで風と雪の荷重に備えて。
  • 雪からの保護: 雪が巣門を塞がぬように。

採蜜と処理の資材

遠心分離機、貯蜜タンク、濾し器、蜜蓋掻き具を洗って乾かし保管する。この時期に蜜と蝋を処理し、資材を集中して使う。採蜜後の清掃と保守は冬に行う――春の慌ただしさを避けるためである。

来季の資材の準備

冬は資材の棚卸しと修理に理想的で、春の慌ただしさの遅れを防ぐ。

  • 空の巣箱と巣脾: 繁忙期に足る数。
  • 造った巣脾: 主要流蜜は継箱の需要を速く上げる。
  • 交尾箱: 女王養成のため。
  • 分割箱: 繁忙な分蜂期に備えて。
  • 継箱と隔王板。

資材の棚卸しと修理

壊れた巣枠、腐った巣箱本体、傷んだ給餌器、擦り切れた面布はこの時期に見定め、冬を通じて直し/替える。春の混雑で資材が不足しないことは、この棚卸しに懸かる。

重量計

深い冬、重量計は巣箱を開けずに貯蜜を判断する最も貴い道具である――この時期の最も危険な作業(巣箱を開けること)を不要にする。

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蜂場の管理

この時期、養蜂場は深い冬に委ねられている。手入れは、害を防ぎ、稀な観察/通行の条件を保つことにある。来季の準備はこの長い時期にわたる。

雪の管理

雪は脅威であり資源でもある。

  • 資源の側面: 巣箱の周りに積もった雪は天然の断熱を与え、内部の熱が安定する。北の養蜂ではこれが意図した技であることもある。
  • 脅威の側面: 雪は蓋を押し、巣門を塞ぎ、巣箱を倒しうる。小さな雪よけの庇が巣門を守り、固定した蓋が崩落を防ぐ。
  • 通行: 養蜂場への道をスコップで清め、巣門の雪の詰まりを取り除く。

風よけ

冬の風は寒く鋭い。天然の風よけ(生垣、斜面の縁、岩壁)あるいは人工の風よけ(柵、藁束)は越冬に決定的である。風は蜂群の熱損失を直接に速め、貯蜜の消費を増す。良い風よけは越冬の均衡全体を変える。

日射と稀な温暖な日

晴れた温暖な冬の日、蜂は排泄飛行に出る。巣箱の立地が稀な温暖な正午の日を受けられれば、排泄飛行に貴い。日の角度が低ければ、保護(風よけ)も併せて考える。

大型動物

クマ、オオカミ、ヘラジカ――地域によっては養蜂場がこれらの動物の経路にある。電気柵は多くの地域で必須で、冬にも働く(小さなクマが冬に目覚めて徘徊することもある)。巣箱を地面から上げてよい(クマと雪に備えて)。遠隔の養蜂場への定期の訪問を考えるべきである。

通行の計画

厳しい冬には、養蜂場を毎週見ることさえ難しいことがある。通行の道を前もって計画せねばならない(スコップ、そり、スノーモービル)。遠隔の養蜂場の毎週の点検が不可能なら、月次の点検計画を立てる。稀であっても、観察は蜂群の状態を早期に知る唯一の手段である。

📚

学習

この時期、学びと計画の数か月がある。長い冬の月をよく活かせない養蜂家は、春に不意を突かれる。

越冬の生理

この時期に深める主題は越冬に固有の生物学である。

  • 蜂球の働き: 貯蜜消費の曲線、熱の生産、蜂の動き。
  • ノゼマの力学: 便秘の役割、排泄飛行の決定的な重要性。
  • 冬蜂の生理: 長命な蜂を作る条件(タンパク質、ヘギイタダニ、齢)。
  • 断熱の勘定: 断熱の厚みと熱損失・貯蜜消費の関係。

季節の総括

長い冬は季節を正直に評価する豊かな時間を与える。

  • 何群で季節を始め、何群が越冬に入ったか。
  • 各群の成績――最良、最悪。
  • 越冬前の判断は正しかったか――何が効いたか。
  • どの遺伝/系統が地域の条件で最も良く働いたか。
  • 来季の戦略。

地域の伝統の学び

地域の越冬の伝統は、この気候に固有の貴い知識を蓄えている。この伝統は書物、協会、熟練養蜂家を通じて伝わる。冬はこの宝に至る理想の時期である――地域の経験は独りでは学びにくい。

来季の計画

春に活動期が突然始まるため、各項目を前もって計画せねばならない。最初の点検はいつか、継箱の追加はいつか、女王養成の計画、群数の目標、養蜂場の立地である。明確な計画をもって冬に入ることは、準備の整った状態で春に出ることを意味する。

長い冬を機会に変える

長い冬は重荷に見えるが、養蜂家には機会である。知識を蓄え、資材を備え、女王養成を計画し、施設の経営を整え、販売に着手する数か月である。この月を生産的に過ごす養蜂家は、短い活動期を最大限に活かす。

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