
夏の間ずっと絹糸のような桃色の花を咲かせる庭木。蜜は中程度、花粉は少ない。7〜8月の端境期に都市部で小さいながら役立つ。
ネムノキは、イラン北部とコーカサスから東アジアまで分布するマメ科の木で、トルコでは公園や庭、街路に多く植えられている。花で目立つのは長い桃色の雄しべで、蜜は花の基部の短い筒にたまる。チョウやマルハナバチのほか、ミツバチも訪れる。
6月末から8月まで、少しずつ長期間咲き続ける。この連続性は、野山の花が減る真夏に都市のミツバチの役に立つ。
独立した蜂蜜は採れない。花粉粒は塊になっており、ミツバチにとって重要な花粉源とはみなされない。
乾燥と都市環境に強いが、厳しい冬には若木が凍害を受けることがある。北米南部では野生化して広がったことが知られているが、トルコではそうした問題は報告されていない。養蜂場のまわりに植えるなら、夏の蜜源の中の補助として考えるべきである。