
乾燥熱帯の丈夫な緑陰樹。蜂蜜の香りの小花が暑い季節に豊富な蜜を出す。種子由来の殺虫剤は蜂児に害を与えることがある。
ニームはインド亜大陸原産の、乾燥にきわめて強い木で、熱帯や乾燥地域で日陰づくりや植林のために広く植えられている。蜂蜜のような香りの白い小さな花が垂れ下がる花序に咲き、ミツバチが盛んに訪れる。インドとアフリカの乾燥帯では、暑い季節の重要な蜜源の一つである。
インドではふつう2月から5月、暑さが始まる時期に咲く。時期は地域や降雨の傾向によって異なる。
インドではニーム蜂蜜が独立した商品として売られている。木の葉や種子は苦いが、蜂蜜は苦くないとされる。
種子油から得られるアザジラクチンを含む製品は天然の農薬として使われ、蜂児の発育を妨げることがある。開花期には巣箱の周辺で使用すべきではない。木そのものの蜜がミツバチに有害だという知見はない。トルコでは露地では育たない。