
マキや松林の林床に咲くピンクのシスタス。4〜6月の朝に花粉を多く出し、蜜はほとんどない。葉の樹脂はプロポリス源となる。
Cistus creticus はエーゲ海、地中海、マルマラの沿岸のマキ、カラブリアマツ(Pinus brutia)林の林床、山火事後に開けた場所に広い被覆をつくる。しわのある花弁をもつピンク紫の花には多数の雄しべがあって花粉を豊富につくるが、花蜜はほとんどない。沿岸部では晩春の花粉源の筆頭である。
4〜6月に咲く。一つひとつの花は一日しかもたず、朝に開いて午後には花弁が落ちる。そのためミツバチは花粉集めを朝のうちに集中させる。
蜜源ではない。花粉荷は黄色みを帯びた色合いで、育児を力強く支える。
葉と若枝は粘りけのある香りのよい樹脂を分泌し、クレタ島のプロポリスからはこの樹脂に由来する成分が確認されている。山火事のあとに急速に広がるため、焼けたカラブリアマツ林の養蜂場にとって最初の数年間の重要な花粉源である。