
初夏に白い散形花序からよく蜜を出す香辛料作物で、広く栽培される東欧では独特の香りの蜂蜜が採れる。
コエンドロはセリ科の中で、ミツバチにとって最も生産性の高い作物の一つである。小さな白~淡紅色の花は蜜腺が露出しており、ハチは朝から昼まで盛んに働く。花粉の価値は中程度である。ロシア、ウクライナ、ブルガリアなど広く栽培される国々では、重要な夏の流蜜となる。
春まきでは6月~7月、畑では約3~4週間続く。暖かく湿った天候で分泌が多く、暑く乾いた風が吹くと落ちる。
コエンドロの蜂蜜は淡い琥珀色で、鋭いスパイスとハーブの香りがあり、この香りは好みが分かれる。別に採蜜すれば単花蜜として扱える。
種子の収量は昆虫による受粉で増えるため、コエンドロの生産者は養蜂家との協力に前向きである。トルコでは作付面積は小さいが、畑規模の栽培は開花期間中に養蜂家が活用できる。