
雪解けと同時に咲き、橙色の花粉を豊富に、蜜も少し出す。トルコは種数が最も多い国の一つで、秋咲きの種もある。
クロッカスは春の最も重要な早期花粉源の一つである。晴れた日に花が杯状に開くと、ミツバチは大きな葯から短時間でふっくらとしたオレンジ色の花粉荷を集める。蜜は長い花筒の底にあり、花が完全に開くとミツバチはその一部に届く。
春咲きの種は低地で2〜3月、高原では雪が解けるとすぐ4〜5月に咲く。秋咲きの種(C. speciosus、C. pallasiiなど)は9〜11月に咲き、越冬蜂を育てる時期に花粉を加える。曇りの涼しい日には花が閉じる。
蜂蜜生産への寄与はなく、価値は早い時期の豊富な花粉にある。トルコはクロッカスの種数で世界有数の豊かな国である。
イヌサフラン(Colchicum属)は別の科に属し、植物そのものが猛毒なので、混同してはならない。蜂場の周りの芝生や木の下に園芸用クロッカスを植えるのは、安価で長持ちする早春の花粉源となる。