
乾いた石の多い斜面に生える多肉質の葉のトウダイグサ。開いた蜜腺でアナトリア西部・南部の早春の地域的な蜜源となる。
Euphorbia rigidaは、南ヨーロッパからアナトリア、中東にかけての乾いた石の多い斜面や荒れた放牧地に生える、厚く多肉質で青みを帯びた尖った葉をもつ多年生のトウダイグサである。黄緑色の花序にある開いた蜜腺を、春にミツバチやほかの昆虫が訪れる。トルコでは特にアナトリアの西部と南部に多く、シーズン初めの地域的な蜜源・花粉源となる。
3月から5月に咲き、海岸部では早く、標高の高い場所では遅い。花序は何週間も開いたままで、時がたつと赤みを帯びることがある。
単独の蜂蜜として採蜜されることはなく、春の百花蜜に混ざる。花粉の寄与は小さい。
有毒な乳液のため家畜が食べないので、過放牧の草地で増え、ほかの花が少ないときにそうした場所で目立つ。乳液は皮膚や目を刺激する。本種が蜂蜜の味や品質に与える影響について信頼できるデータは少なく、評価はトウダイグサ類の一般的な知見に基づいている。