
暖かい石灰岩斜面に生える黄花のマメ科低木。春に数週間咲き、蜜と花粉を中程度に供給する。
Hippocrepis emerusは、かつてCoronilla emerusの名で知られた種で、石灰質の暖かい斜面、低木林、林縁に生える高さ1~2メートルのマメ科低木である。トルコではマルマラ海、エーゲ海、地中海の周辺に亜種emeroidesが分布する。黄色い花は2~4個ずつまとまり、爪の長い花弁をもつ。主な送粉者はマルハナバチで、ミツバチは蜜と花粉を求めて規則的に、ただし中程度の頻度で訪れる。
4~6月に咲く。涼しく日陰の場所では開花が数週間延び、暑い夏にはときに二度咲きすることがある。
独自の蜂蜜はなく、晩春の低木林の百花蜜に加わる。花粉の寄与は蜂群の春の発達を助ける。
乾燥と石灰質土壌に強く、剪定にもよく耐える観賞用低木である。養蜂場の周囲に生垣や法面の植物として植えると、果樹の開花と夏草の間の空白を埋めるのに役立つ。