
蜜は出さないが夏の暑さの中で花粉を豊富に出す庭木で、7〜9月に公園や街路で蜂群の花粉源となる。
サルスベリは東アジア原産の庭木で、縮れた花弁をもつピンク、紫、赤、白の花房で知られる。花は花蜜を分泌せず、花粉だけでミツバチを引き寄せる。花には2種類の雄しべがあり、中央に多数ある短く黄色い雄しべは昆虫に餌用の花粉を与え、外側の長い雄しべが受粉を担う。
7月から9月まで、暑く乾いた夏のあいだ2〜3か月咲き続ける。この時期は多くの地域で自然の花粉源が減るため、その価値が高まる。
蜂蜜はできない。花粉荷は黄色で、ミツバチは特に朝のうちに集める。
エーゲ海、地中海、マルマラ地方では都市の公園や中央分離帯に広く植えられている。都市や郊外の蜂場では夏の花粉の空白を埋める助けになる。花蜜については、ラベンダー、ローズマリー、セイヨウニンジンボクなどと組み合わせて考えるべきである。