
春に咲く地中海のマキの低木で、苞のついた紫の穂から蜜をよく出し、イベリア半島では単花蜜が採れる。
フレンチラベンダーは、エーゲ海と地中海沿岸の酸性で砂質や片岩質の土壌で、マキの優占植物の一つとなっている。濃い紫色の小さな花は密な穂に集まり、穂の先にある大きな紫色の苞は誘引の役目を果たすだけである。ミツバチは蜜を容易に採り、花粉は中程度である。
沿岸では3月末から6月初めまで、約6~8週間咲く。ブルティアマツやゴジアオイとともに春の建勢を支える。
スペインとポルトガルでは独立した単花蜜として知られ、淡い琥珀色で、花やハーブのような香りがある。トルコではたいていマキの百花蜜に加わる。