
低地の畑や海岸に多い小花のシナガワハギ類の一年草。晩春に中程度の蜜を出す。
コシナガワハギは地中海原産の一年生のシナガワハギ属植物で、現在は暖温帯の多くの地域に広がっている。灌漑された畑の縁、ブドウ畑や果樹園の間、道端、塩分を含む海岸の土壌によく見られる。シロバナシナガワハギやセイヨウエビラハギに比べて花はずっと小さく、総状花序も短いため、ミツバチにとっての価値は中程度にとどまる。
沿岸地域では4~6月に咲き、灌漑地ではより長く続くことがある。暑く晴れた昼の時間帯に訪花が集中する。
単花蜜にはならず、晩春の百花蜜に寄与する。花粉の寄与は限られる。
クマリンを含むため、つぶしたり乾燥したりすると干し草のような香りがはっきりと出る。平野部や沿岸の養蜂場では、早春の流蜜と夏草の間の端境期に、小さいながら安定した蜜源となる。これだけを理由に転地する価値はない。