
赤い花のニュージーランド沿岸の「クリスマスツリー」。12〜1月に豊富な蜜と花粉を出し、淡色の蜂蜜はすぐ白く結晶する。
Metrosideros excelsa(ポフツカワ)は、ニュージーランド北島の沿岸に生える樹冠の広がった木で、初夏に鮮やかな赤い雄しべの房をもつ花で覆われる。花は鳥による受粉に適応しているが、蜜と花粉が豊富なため、ミツバチも盛んに働く。沿岸地域ではシーズン最初の蜂蜜の一つをもたらす。
12月と1月に咲き、ニュージーランドではクリスマスの時期に重なる。そのため現地ではクリスマスツリーとも呼ばれる。一本の木の開花は数週間続く。
蜂蜜はごく淡い色で、軽く独特の香りをもつ。すぐに結晶し、白くきめ細かいクリーム状の質感になる。
海岸に特有の木なので、純粋な蜂蜜は海辺の蜂場でしか得られない。地中海性気候の一部の地域では観賞樹として植えられ、所々で野生化している。ヨーロッパとトルコでは養蜂上の重要性はなく、参考情報としての記載である。