











蜜を出さない風媒の果樹で、春にわずかな花粉を出す。夏に割れた熟果の汁を蜂が吸うことはあるが、蜜源としての価値はない。
クロミグワはイランとその周辺の原産で、アナトリアでは何千年も前から実のために栽培されてきた長命の木である。花は短い緑がかった穂になり、風で受粉する。蜜は出さず、花粉もミツバチにとっては少なく、たいていほかの資源が乏しいときにしか集められない。
4月から5月、展葉と同時に短期間咲く。
蜜源ではない。6月から7月に熟す実が割れて落ちると、ミツバチやスズメバチが果汁を吸うことがある。この糖源は本当の流蜜とはみなされない。巣に運ばれた果汁はすぐに発酵しやすく、蜂蜜の品質を損なう。
クワのある果樹園では実の時期にスズメバチの圧力が高まる。弱群の巣門を狭めると盗蜂が減る。この木の養蜂上の価値は日陰をつくることに限られる。