
湿った酸性の草地やヒースに生える黄色い小花の草本。花期は長いが蜜と花粉は少なく、ミツバチには副次的な蜜源。
Potentilla erecta は、湿った酸性の草地、ヒース、泥炭地の縁、明るい林床に普通に見られる丈の低い草である。多くのキジムシロ属と違い、花はふつう4弁である。小さく黄色い浅い花はわずかな花蜜と花粉を提供し、主な訪問者は小型の野生ハナバチやハエである。ミツバチはときどき立ち寄る程度である。
5月から9月まで、密度は低いが途切れずに咲く。この連続性が、ヒースや山地の草原で小さな追加の蜜源となる。
単花蜜は生産されず、草原やヒースの百花蜜への寄与も小さい。
トルコでは北アナトリアの湿った高原や林間の空き地に見られる。蜂場の場所選びを左右する植物ではなく、野生ハナバチの多様性の指標とみなせる。根にタンニンを含むため、かつては染色に使われた。