
4〜5月の白い花は良質な蜜と花粉を出して春の群勢拡大を助け、ミツバチの受粉は果実の収量を高める。
スミノミザクラはサクランボと同じ仲間の果樹で、開いた花に花蜜を出し、ミツバチが容易に利用できる。一花あたりの花蜜量は多く、花粉も豊富で栄養価が高い。広い果樹園のあるアフィヨンカラヒサール、コンヤ、キュタフヤ、アンカラ周辺では、春の群の発達に貴重な蜜源である。
サクランボの数日後、4月中旬から5月上旬にかけて約10〜14日間咲く。15°Cを超える晴れた日には分泌がよく、寒く風の強い日には弱い。遅霜で花が傷むこともある。
スミノミザクラ単独の蜂蜜は商業的には生産されず、春の果樹の蜂蜜の成分となる。集められた花蜜の大部分は蜂児の育成に消費される。
多くの品種は自家結実性だが、それでもミツバチの訪花は着果を高める。受粉サービスでは1ヘクタールあたり強い群を2〜3群置くのが一般的な目安である。開花期に薬剤散布をしないよう生産者と取り決めておくこと。