
黒海東部の高山に生える背の低い常緑シャクナゲ。6〜7月に咲き、蜜にグラヤノトキシンを含むことがあり、高山の蜜には注意が必要。
Rhododendron caucasicum は黒海東部、特にカチカル山地とその周辺の森林限界より上、標高およそ1800-3000メートルに広がる、背の低い匍匐性の常緑低木である。クリーム白から淡いピンクの花が雪解けのあとに開き、高原のミツバチが訪れる。
6〜7月、雪が消える時期に応じて2〜3週間咲く。この時期は高原への転飼の始まりに重なる。
ほかのシャクナゲ類と同様に、グラヤノトキシンを含むことが知られている。高原の蜂蜜に占める割合はふつう低いものの、密生する斜面では蜂蜜が有毒になる危険を見過ごすべきではない。この種に固有の蜂蜜収量と毒素量についての測定は限られている。
カチカルの高原へ早めに転飼するときは、シャクナゲの密生する斜面から離れた場所に巣箱を置くべきである。疑わしい高原の蜂蜜は、出荷前に分析に出すのが最も安全である。