
海岸の庭に向く紫の花穂の交雑種低木。花筒が短く、6月から秋までミツバチに蜜と花粉を与える。
ヘーベは、ニュージーランド原産の2種が栽培下で交雑してできた雑種で、特に西ヨーロッパの温暖な沿岸地域で生け垣や観賞用低木として広く使われる。紫から菫色の密な穂につく小さな花は花筒が短く、蜜と花粉はミツバチが楽に届く位置にある。開花期間が長いため、晩夏にはミツバチが絶えず訪れる。
6月に始まり、暖かい秋には10〜11月まで続く。温暖な海洋性気候では真冬でもときおり花が見られる。
蜜のほかに少量の花粉も出す。単独の蜂蜜として採蜜されることはない。
潮風に強く海辺の庭に適するが、厳しく長い霜には傷む。現在の分類ではHebe属はVeronica属(クワガタソウ属)に含められているが、苗木店ではHebeの名が使われ続けている。トルコではマルマラ海、エーゲ海、黒海の沿岸で観賞用に栽培でき、晩夏の蜜源を支える。