オーストラリアのマッコーリー大学の研究チームは、ミツバチの針が皮膚の奥深くに刺さり、毒を連続的に注入できる仕組みを初めて解明した。現地時間12日に国際学術誌『PNAS(米国科学アカデミー紀要…
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オーストラリアのマッコーリー大学の研究チームは、ミツバチの針が皮膚の奥深くに刺さり、毒を連続的に注入できる仕組みを初めて解明した。現地時間12日に国際学術誌『PNAS(米国科学アカデミー紀要)』に発表された研究によると、西洋ミツバチの針は「二重ピストン」構造で動作している。
研究チームは、毎秒数百フレーム撮影可能な高速カメラを用いて針の動作を撮影した。観察の結果、針の内部には2つの特殊なバルブがあり、交互に動くことで、トゲのある針を皮膚の奥に押し込みながら、毒嚢から毒を絶えず噴出していることが分かった。博士研究員のフィオレラ・ラミレス・エスキベル氏は、「2つのピストンが方向を変えるたびに収縮し、流体の流れを可能にしている」と説明した。
この二重ピストン構造により、注射器のように一度で終わるのではなく、毒を連続的に注入できると研究チームは分析している。針は体から離れた後も最大15分間微細に動きながら毒を噴出し続けることが確認された。テキサスA&M大学のジュリアナ・ランヘル教授は、「刺した後も長時間毒が注入される仕組みはこれまで分かっていなかった」と述べた。
西洋ミツバチの働きバチは繁殖能力がなく、群れを守るために刺して命を落とす防御機構を進化させてきた。研究チームは今回解明された針の動作原理が、将来的に新しい医療用注射器などの微小流体機器の開発に応用されることを期待している。
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