
真冬に黄色い球状の花を咲かせるオーストラリア原産の高木。花蜜はないが、暖かい日には豊富な花粉で早い育児を支える。
フサアカシア(ミモザ)は南東オーストラリア原産の生長の速い高木で、地中海沿岸では観賞用や切り花用に植えられる。小さな黄色い球状の花には蜜がない。葉柄の腺がわずかな花外蜜を出すが、ミツバチにとっては重要ではない。本当の価値は、一年で最も乏しい時期に提供する豊富な花粉にある。
気候に応じて1~3月に4~6週間咲く。花粉は12~14 °Cを超える晴れた日にしか集められず、そうした日には巣箱へ黄色い花粉が盛んに運び込まれる。
蜂蜜は採れない。花粉団子は鮮やかな黄色で、冬の終わりの育児開始を助ける。単独では栄養価が限られるため、ほかの早春の花粉と合わせて役立つ。
ポルトガル、スペイン、フランス、イタリアでは在来植生を圧迫する侵略的外来種で、根から芽を出し、火災後に急速に広がる。新たな植栽は勧められない。トルコでは地中海沿岸と黒海沿岸の公園に見られる。