
ほぼ一年中黄色い球状の花を咲かせるオーストラリア原産のアカシア。蜜は少ないが花粉は多く、地中海沿岸では所により侵略的。
Acacia retinodes はオーストラリア南東部原産のミモザの一種で、ヤナギの葉に似た細い仮葉(葉の代わりをする平たい葉柄)をもつ。淡黄色の小さな球形の頭花は花の蜜を分泌せず、豊富な花粉でミツバチを引き寄せる。仮葉の基部にある花外蜜腺がわずかな糖を出す。
フランス語の名前もそれを表しているとおり、ほぼ四季を通じて咲く。地中海性気候では春から初夏が最盛期で、冬の終わりの暖かい日にも花粉を出すため、早春の群の発達に役立つ。
蜂蜜はできない。花粉荷は黄色で、蜂群にタンパク質を供給する。
多くのオーストラリア産アカシアと同様に、種子と根から急速に広がることがあり、ポルトガルをはじめ一部の地中海諸国で侵略的外来種のリストに載っている。養蜂目的で新たに植えることは勧められず、既存の観賞樹を花粉源として利用すればよい。トルコでの分布に関するデータは限られている。