
種子を採るために栽培される一年生の畑作物。6〜7月に蜜腺がミツバチを引きつけ、訪花は種子収量を高める。
ブラッククミン(ニゲラ・サティバ)は、西南アジアと東地中海原産の一年生のキンポウゲ科植物で、種子を採るために畑作物として栽培される。淡い青白色の花には、花弁が変化した小さな蜜の袋があり、ミツバチはそこから蜜を吸いながら受粉も行う。ミツバチの訪花によって種子の収量がはっきり増えることが報告されている。
春に播種した畑では6〜7月に約1か月咲く。トルコでは湖水地方と中央アナトリア、特にブルドゥルとコンヤで栽培されている。
蜜のほかに少量の花粉も出す。ブラッククミン蜂蜜の名で売られている製品の多くは種子や油を加えた混合物で、本当にブラッククミンの蜜に由来する蜂蜜は少ない。
開花が初夏の蜜の端境期に重なるので、ブラッククミン畑の周辺に巣箱を運ぶことは養蜂家にも農家にも利益をもたらす。畑で農薬を散布する場合は、事前に知らせてもらうようにすること。