
エーゲ海地方で最も重要な商業用オレガノ。野生でも畑でも広く見られ、初夏に豊富な蜜をもたらす。
西・南西アナトリア、エーゲ海の島々、ギリシャの乾いた石の多い斜面に生え、トルコのオレガノ輸出の主力となる種です。デニズリ、イズミル、ムーラ、アンタルヤ周辺では畑でも広く栽培されています。蜜の質はよく、花粉の供給は中程度です。
白い小さな花が密な頭状の花序となって5月から7月に咲きます。暑くやや湿った日に泌蜜が増え、長い干ばつでは開花期間が短くなります。
この種の名を冠した蜂蜜としては販売されず、Thymbra spicata、Thymbra capitata、Satureja属の種とともにエーゲ海のタイム蜜の構成要素となります。この混合蜜は琥珀色で、スパイシーで持続する香りがあります。
栽培畑では収穫がふつう満開時かその直前に行われるため、畑のそばに蜂群を置く前に生産者から刈り取り日を聞いておきましょう。農薬散布が行われる畑では、生産者との連絡が蜂群を守ります。自然の斜面では流蜜がより長く安定しています。