
アルプスやカルパチアの岩場に生える香りのよい黄色のサクラソウで、園芸品種も多い。ミツバチにとっての価値は低い。
Primula auriculaは中央ヨーロッパの山地の石灰岩の岩場に生える、肉厚で粉を帯びた葉をもつ背の低い植物である。黄色く香りのよい花は細い花筒をもち、蜜はその底に隠れているため、舌の長い野生のハナバチ、マルハナバチ、チョウのほうが利用しやすい。ミツバチにとっての寄与は小さい。
自生地では雪解けに応じて4〜6月に咲く。園芸品種は春、ふつう4月に咲く。
蜂蜜生産への寄与はない。花の花粉も少ない。
トルコには自生せず、庭や鉢植えの植物としてのみ見られる。多彩な園芸交配種はコレクション向けの植物である。蜂場の周りに春の蜜源を求める養蜂家には、Primula vulgarisやPrimula verisなどの在来のサクラソウ類、あるいはヤナギやスモモのほうが適している。