
冷涼な酸性土壌の森に生える低木で、垂れ下がる小さな鐘形の花が春に良い蜜を出し、北方の森の蜂蜜に寄与する。
ビルベリーは、針葉樹林やブナ林の林床に広い群落をつくる低木で、酸性で湿った土を好む。緑がかったピンクの球形で下向きの花は、基部に花蜜をたっぷりためる。ミツバチもこの花を利用できるが、受粉ではマルハナバチのほうが効率的である。森林の広い北ヨーロッパや中央ヨーロッパでは、春の森の蜂蜜にかなり寄与する。
標高により4月から6月にかけて、約3〜4週間咲く。涼しく湿った天候でも分泌はよく続き、花は下向きなので雨から守られる。
トルコでは単花蜜としては知られておらず、黒海地方の高地で春の百花蜜に混ざる。花粉の寄与は中程度である。
ミツバチの訪花は果実の大きさと収量をはっきり高める。黒海地方の高原へ早めに転地するときは、林床にビルベリーが広がる場所を選ぶとよい。