
黄緑色の小花は開いた花盤に豊富な蜜を数週間にわたり出す。中国では最重要の蜜源樹のひとつ。
ナツメは乾燥した暑い気候に強い、とげのある枝をもつ果樹である。星形で4〜6mmの黄緑色の花の中央には広く開いた蜜盤があり、花蜜は豊富でミツバチが容易に届く。中国北部では広いナツメ園が夏の最も重要な流蜜のひとつとなっている。
5月下旬から7月まで、新梢が伸びるにつれて花が順に咲く。一本の木で開花が1〜2か月に及ぶこともある。花蜜は暖かく湿った日に豊富に出て、乾いた熱風が吹くとはっきり減る。
中国ではナツメの単花蜜が一般的で、琥珀色から濃い琥珀色の、独特の強い香りをもつ蜂蜜である。花粉の寄与は中程度である。
トルコではエーゲ海、地中海、南東アナトリアで庭木やブドウ畑の縁、境界木として育つ。採蜜できるほど多くはないが、初夏には強力な補助となる。着果にはミツバチによる受粉が重要である。