半分継箱

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ハーフ継箱(ハーフ貯蜜箱、浅型段、ミディアム段)とは、育児箱より低く、短い巣枠が入る、育児箱の上に乗せる貯蜜用の段です。フル段と同じ枚数の巣枠が入りますが、1枚あたりの蜜の量は少ないため、満杯でも軽く、運びやすいのが特徴です。その代わり育児箱と巣枠を交換できず、採蜜時に扱う巣枠の枚数が増えます。

ハーフ継箱とは?

継箱には主に2種類の高さがあります。育児箱と同じ深さのフル段と、それよりはっきり低いハーフ段です。「ハーフ」という名前は慣習的なもので、これらの段が常に数学的にフル段のちょうど半分というわけではありません。

  • 米国由来のラングストロス規格では、フル段の箱体は約24 cm、ミディアム段(地域によっては「4分の3段」)は約17 cm、浅型段は約14〜15 cmの高さです。
  • ダダン方式の継箱(hausse)は育児箱よりずっと浅く、方式の標準部品です。
  • トルコで「ハーフ段」として販売されている製品の高さはメーカーによって異なることがあります。購入時は必ず巣枠のサイズと箱体の高さを手持ちの資材と比べてください。

ハーフ段は幅と長さが育児箱と同じで、同じ枚数の巣枠が入ります。変わるのは高さと、それに伴う巣枠の高さだけです。以前の一部の文章にあった「ハーフ段は巣枠3〜4枚用」という情報は誤りです。

フル段とハーフ段の巣枠を並べたもの
2枚のラングストロス式巣枠:高い方がフル段用、低い方がハーフ/ミディアム段用の巣枠。幅は同じで、高さが違います。 写真:Robert Engelhardt. / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0

なぜハーフ継箱を選ぶの?

  • 軽い:満杯のハーフ段の重さは、フル段のおよそ3分の2かそれ以下です。高齢の方、腰に不安のある方、一人で作業する養蜂家にとっては決定的な利点です。
  • 早く満たされ、早く蜜蓋がかかる:容積が小さいので蜂が早く段を満たします。弱い流蜜や短い流蜜でも、中途半端な巣枠が少なくなります。
  • 単花蜜の分け採り:短い流蜜期には、蜜源植物の異なる蜂蜜を別々の段に集めやすくなります。
  • 女王蜂が上がりにくい:浅く、育児箱とサイズの違う巣板は、隔王板のない巣箱でも女王蜂にとって魅力が低いとされます(確実ではありません)。
  • 巣蜜:カットコムや巣枠入り巣蜜の生産には浅い巣枠の方が扱いやすいです。
ハーフ継箱を乗せたダダン式巣箱
ダダン式巣箱で育児箱の上に乗せた浅型継箱(hausse)。 写真:Maja Dumat from Deutschland (Germany) / Wikimedia Commons · CC BY 2.0
ダダン式巣箱用の空のハーフ継箱
空のダダン式継箱:箱体の幅は育児箱と同じで、高さだけが低くなっています。 写真:Kergressig / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0

ハーフ継箱のデメリットは?

  • 巣枠の互換性がない:ハーフ段の巣枠は育児箱に入れられず、育児箱の巣枠もハーフ段には入りません。分割するときや弱群を蜜枠で補強するときの柔軟性が下がります。
  • 部品が増える:同じ量の蜜に対して、より多くの段、巣枠、巣礎が必要です。巣枠の枚数が増えるため、蜜蓋切りと遠心分離の作業も長くなります。
  • 二重の在庫:2種類の巣枠サイズ、2種類の巣礎サイズ、別々の保管が必要になります。
  • 遠心分離機:お使いの遠心分離機のかごが浅い巣枠をしっかり保持できるか確認してください。

フル段とハーフ段、どちらがいい?比較

項目フル継箱ハーフ継箱
満杯時の重さ重い(30 kgを超えることも)軽い
育児箱との巣枠交換可能(ラングストロス)不可
満たされる速さ遅い速い
採蜜時に扱う巣枠少ない多い
向いている状況流蜜が強い、巣枠を統一したい経営短い/弱い流蜜、作業を軽くしたい養蜂家、単花蜜の分け採り

多くの養蜂家は両方を併用します。育児箱と最初の継箱はフル段、その後の段はハーフ段という具合です。大切なのは、経営の中で巣箱のタイプごとに1つの方式に統一することです。

ハーフ継箱はいつ、どうやって乗せる?

  1. 時期:育児箱が蜂でいっぱいになり(10枚箱で約7〜8枚が覆われたとき)、上桟に新しい白い蝋が見え、地域の流蜜が始まったら乗せます。流蜜期以外や、花粉だけが入っている時期に乗せた段は満たされません。
  2. 最初の段:できれば造巣済みの巣板で乗せます。巣礎を使う場合は、中央に造巣済みの巣板を1〜2枚入れます。
  3. 見回り:ハーフ段は早く満たされるので、頻繁に確認しましょう。段がおよそ3分の2〜4分の3満たされたら次の段を足します。
  4. 隔王板:隔王板を使う場合は、育児箱と最初のハーフ段の間に入れます。ここでも強群であることと流蜜期であることが条件です。
採蜜のために積み上げられたハーフ継箱
採蜜室に積み上げられた浅型継箱:どれも一人で楽に運べる重さです。 写真:APHA (National Bee Unit), Crown Copyright · Open Government Licence v3.0 (Crown Copyright)
注意:異なるメーカーのハーフ段を混ぜる前に高さを測ってください。数ミリの差でも段の間のビースペースが崩れ、蜂がブリッジコム(渡し巣)を造るか、あちこちをプロポリスで埋めてしまいます。

ハーフ継箱からの採蜜

  • 採蜜の主な目安は蜜蓋のかかり具合です。巣枠の大部分に蜜蓋がかかっている必要があり、蜂蜜の水分の一般的な上限は20%です。
  • 軽いので巣箱のそばで1段ずつ外せますが、盗蜂を防ぐため、外した段はすぐに覆いをしてください。
  • 蜜蓋切りでは短い巣枠の方が早く処理できますが、枚数が多くなります。蜜蓋切り台が浅い巣枠をしっかり固定できるか確認しましょう。
  • 遠心分離後の巣板は、乾燥した涼しい場所で、スムシ(ハチノスツヅリガ)から守って保管します。
蜜蓋のかかった浅型蜜枠
ほぼ全面に蜜蓋がかかった浅型蜜枠:遠心分離の準備ができています。 写真:APHA (National Bee Unit), Crown Copyright · Open Government Licence v3.0 (Crown Copyright)
蜜で満ちたプラスチック製の継箱用巣枠
プラスチック製の浅型巣枠:経営によってはハーフ段にプラスチック巣枠と巣礎を使います。 写真:Malgudi bee farm / Wikimedia Commons · CC0

よくある失敗

  • ハーフ段の巣枠を育児箱に入れること:その下に蜂が雄蜂房の無駄巣を造ります。
  • サイズの違うハーフ段を同じ巣箱で使うこと。
  • 弱群に、流蜜がない時期に段を乗せること。
  • 早く満たされる段を適時に増やさないこと:蜂が育児箱を蜜で埋め、分蜂の準備を始めます。
  • 「ハーフ段のほうが蜜がたくさん採れる」と考えること:蜜の量を決めるのは群の勢いと流蜜です。ハーフ段の利点は作業のしやすさと柔軟性です。

よくある質問

ハーフ継箱には巣枠が何枚入る?

育児箱と同じ枚数で、10枚用ラングストロス式巣箱なら10枚です。造巣済みの巣板では1枚減らして厚い巣板を造らせる養蜂家もいます。

ハーフ段の巣枠は育児箱で使える?

使うべきではありません。巣枠の下にできる空間に蜂が不規則な、多くは雄蜂房の巣を造り、内検がしにくくなります。

ハーフ段とフル段、どちらが蜜がたくさん採れる?

総採蜜量を決めるのは群の勢いと流蜜です。ハーフ段は軽く早く満たされ、フル段は少ない巣枠で同じ量の蜜を貯えます。

満杯のハーフ段は何キロくらい?

段の高さと巣枠の満たされ具合によって変わりますが、おおよそフル段の3分の2程度か、それより軽くなります。

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