コールドチェーン梱包資材(蜂産物用)

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コールドチェーン用包装資材とは、ローヤルゼリー、生花粉、蜂パン(ビーブレッド)など低温で保つ必要のある蜂産品を、養蜂場から買い手まで一定の温度範囲で運ぶための断熱ボックス、保冷剤(ジェルパック)、保冷バッグ、温度監視用具のことです。トルコ食品コーデックスは、生ローヤルゼリー、蜂花粉、蜂パンを生産から最終消費者に届くまで+8 °C以下で保管することを義務づけており、この規則は輸送や宅配の間にも適用されます。はちみつにコールドチェーンは不要ですが、輸送中は高温から守る必要があります。

コールドチェーンとは何か、蜂産品ではなぜ重要か?

コールドチェーンとは、製品を採取から消費者に届くまでのあらゆる段階で、途切れることなく一定の温度以下に保つことです。チェーンの輪がひとつでも切れると、たとえばローヤルゼリーが日の当たる配送車に半日置かれると、あとで再び冷やしても失われた品質は戻りません。

  • ローヤルゼリー:最も熱に弱い蜂産品です。ローヤルゼリーの国際規格(ISO 12824)は、+2〜+5 °Cで、長期保存では−18 °C未満で保つことを推奨しています。
  • 生花粉と蜂パン:水分が多いため、温度が高いとカビや酵母が増えます。
  • 乾燥花粉と粉末ローヤルゼリー:コールドチェーンの義務はなく、湿気と熱を避けて運びます。
  • はちみつ:冷却は不要です。トルコのはちみつ告示は、はちみつを充填から消費者に届くまで直射日光から守り、25 °Cを超えない条件で保つことを求めています。

コールドチェーン用包装資材にはどんなものがあるのか?

断熱ボックス

包装の基本です。発泡ポリスチレン(発泡スチロール)の箱は軽くて普及しており、ポリウレタンフォームの箱は断熱性がより高く、繰り返し使うにも丈夫です。長距離輸送向けには、真空断熱パネルを使った特殊な箱もあります。箱の壁が厚く、中身が詰まっているほど、内部の温度は長く保たれます。

保冷剤(ジェルパック)と氷パック

箱の中の「冷たさの源」です。冷凍庫で凍らせた保冷剤は0 °C未満の冷気を出し、冷蔵庫で冷やした保冷剤は、製品を凍結点より上の低温域に保つのに役立ちます。

  • 冷凍品には:冷凍庫で完全に凍らせた保冷剤を使います。
  • 冷蔵(非冷凍)品には:凍った保冷剤が製品に直接触れると、製品の一部が凍って解けることがあります。間に段ボールや断熱材の層をはさむか、冷蔵庫で温度調整した保冷剤を使います。
  • 量:保冷剤の数は、輸送時間、季節、箱の大きさに応じて増やします。夏や長距離の宅配では、より多くの保冷剤が必要です。

ドライアイス

冷凍品をごく低い温度で長時間保てます。ただしドライアイスは固体の二酸化炭素で、昇華するにつれてガスを出します。完全に密閉した容器には入れず、素手で触らず、閉め切った車内や部屋では換気が必要です。宅配便や航空輸送ではドライアイスに特別な規則と申告義務があるので、発送前に運送会社に相談してください。

保冷バッグと断熱バッグ

養蜂場から自宅へ、市場から客先へといった短距離の運搬に便利です。ローヤルゼリーの採取では現場でも使います。集めた製品はすぐに保冷剤で冷やしたバッグか、車のバッテリーで動くコンプレッサー式冷蔵庫に入れます。

温度監視用具

  • 温度記録計(データロガー):輸送中の温度を一定間隔で記録します。まとまった量や高価な発送では、買い手にもあなたにも証拠になります。
  • 使い捨て温度インジケーター:一定の温度を超えると色が変わるラベルで、簡単で安価な確認手段です。
  • 温度計:包装時と受け渡し時に製品の温度を測るため。
開いた王台にたっぷりのローヤルゼリー
開いた王台カップのローヤルゼリー。採取したローヤルゼリーは養蜂場でも日なたに置きません。コールドチェーンは採取とともに始まります。 写真:Waugsberg / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0

ローヤルゼリーと花粉はコールドチェーンでどう包装するのか?

  1. 製品を事前に冷やす:箱は製品を冷やすのではなく、冷たさを保つだけです。包装する製品は冷蔵庫か冷凍庫の温度になっている必要があります。
  2. 箱の温度を整える:包装前に断熱ボックスを涼しい場所に置いておきます。暑い倉庫にあった箱は、最初の数時間で冷たさの一部を使ってしまいます。
  3. 製品を密閉容器に入れる:ローヤルゼリーは遮光性でしっかり閉まる容器に入れ、さらにその容器をチャック付きの袋に入れます。結露した水でラベルが傷まないようにします。
  4. 保冷剤を配置する:保冷剤を製品の下、上、横に分けて置きます。冷気は上から下へ降りるので、上の層が重要です。
  5. すき間を埋める:箱の中の空気のすき間は温まるのを早めます。すき間は紙や断熱材で埋めます。
  6. 閉じて表示する:箱をテープでしっかり封をし、「要冷蔵」「到着後すぐ冷蔵庫へ」「天地無用」などの注意書きを付けます。
  7. 発送を計画する:発送は週の初めにし、週末や祝日に倉庫で待たされる発送は避けます。可能なら当日または翌日配達を選びます。
買い手にも知らせてください。製品は受け取ったらすぐに冷蔵庫か冷凍庫に入れ、解凍したローヤルゼリーは再冷凍しないこと。
さまざまな色の生の蜂花粉だんご
生の蜂花粉だんご。生花粉は+8 °C以下で運ぶ必要があり、コールドチェーンを確保できない場合は乾燥花粉として販売します。 写真:beepollenhub / Wikimedia Commons · CC BY 2.0

季節ごとのコールドチェーン

状況リスク対策
夏、長距離の宅配箱の中がすぐに温まる厚い断熱、保冷剤の増量、迅速な配達、温度インジケーター
夏、養蜂場での採取日なたに置かれた製品日陰での作業、現場のクーラーボックス、採取後すぐの冷却
冬、短距離冷蔵品が凍って解けることがある凍った保冷剤の代わりに温度調整した保冷剤、間に断熱材
市場やフェアでの販売一日中開け閉めされる箱販売用の小さなクーラーと、在庫用の閉じたままのクーラーを分ける

包装資材を選ぶときのポイントは?

  • 保冷時間:箱が内部温度を保てる時間が、発送にかかる時間より長いこと。
  • 製品量との釣り合い:少量の製品に大きな箱を使うと、すき間が多く、すぐに温まります。
  • 丈夫さ:宅配でつぶれない厚さの外箱。
  • 食品適合性:製品に直接触れる容器は食品用であること。保冷剤や断熱材は製品に直接触れないこと。
  • 再利用と廃棄物:ポリウレタンの箱や保冷剤は再利用できますが、使い捨ての発泡スチロールは環境面で問題になります。

よくある失敗

  • 温かい製品を箱に入れる:断熱ボックスは冷やさない。製品は事前に冷やしておく。
  • 保冷剤の数を季節に合わせない:冬に足りた数は夏には足りない。
  • 金曜日に発送する:週末に倉庫で待つ荷物はチェーンを断ち切る。
  • 凍った保冷剤を製品に直接触れさせる:冷蔵品の一部が凍り、その後解ける。
  • 記録をつけない:苦情があったとき、どんな条件で発送したかを示せない。

よくある質問

ローヤルゼリーは宅配便で送れる?

送れますが、コールドチェーンを途切れなく確保する必要があります。事前に冷やした製品、断熱ボックス、十分な保冷剤、迅速な配達です。法規では生ローヤルゼリーを+8 °C以下で保つことが求められます。

発泡スチロールの箱は何時間冷たさを保つ?

箱の厚さ、保冷剤の量、外気温によって大きく変わります。自分の箱を温度インジケーターや記録計で試してみるのが、最も信頼できる方法です。

はちみつにコールドチェーンは必要?

いいえ。はちみつは日光と高温を避け、25 °Cを超えない条件で運べばよく、冷却は不要です。

乾燥花粉はコールドチェーンで送るべき?

必須ではありません。乾燥花粉は気密包装に入れ、湿気と熱から守って発送します。

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