🐝 BeesLike
養蜂カレンダー
あなたの気候帯に合わせた、月ごとの養蜂ガイド。
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Late Winter / First Stirring
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今月Winter Preparation
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季節
この時期、一年でもっとも決定的な準備の段階に入る。秋の流蜜は終わり、天候は冷え始め、蜂群は越冬への態勢を整える。この時期に、越冬の損失の帰趨がほぼ決まる。ここで為す一つ一つの作業が、四か月後に巣箱が開くか否かを定める。
気温は著しく下がる。日中は12~20℃、夜は冷える。日長は急速に短くなり、この短縮こそ蜂群の生理を変える最も強い合図である。最初の本当の寒さが感じられ、地域によっては初霜が見られる。雨が増え、湿度が上がる。
植生は退く。秋の最後の花が尽き、自然は冬へ備える。花蜜の流れは終わり、花粉源は細る。蜂群はもはや外からの収入を待たず、内へ、すなわち準備へと向かう。
この時期の性格は次の通りである。最後の準備の窓が閉じる。この時期に中途で残した作業は、冬には為しえない。給餌、ヘギイタダニの対処、容積の縮小、換気の調整――これらすべての締切がこの時期の終わりである。以後は、下した判断の結果を待つほかない。
地域差がこの時期の長さを定める。厳しい気候では短く慌ただしく、温和な気候では長く落ち着く。だがどの地域でも同じ真理が当てはまる。最初の持続する寒さが定着する前に、準備を終えねばならない。
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巣箱の状態
この時期、巣箱は越冬の砦へと変わる。あらゆる物理的な介入――容積、換気、断熱――はこの時期に済ませる。巣箱は冬の間ずっと触れられないからである。
越冬貯蜜――重量の目標
この時期の最重要の数値は巣箱の重量である。越冬に入る蜂群は、地域の厳しさに応じて15~20kgの貯蜜を持つべきである。厳しい冬ではより多く要る。この目標に届かなければ給餌で不足を補う。補充はこの時期の終わりまでに済ませる。
重量は秤か蜜脾の枚数で測る。「たぶん足りるだろう」という当て推量に頼らない。不足した貯蜜は越冬死の最も多い原因である。
越冬の環(リング)の点検
蜜の量に劣らず、その位置が重要である。冬季蜂球は貯蜜を消費しながら上へ外へと動く。理想的な配置は次の通りである。中央に狭まる蜂児圏、その周りに花粉、その上と両脇に蜜。蜂球の前に空の巣脾があってはならない。冬の蜂群はその隙間を越えられず、蜜に満ちた巣箱のなかで餓死する。ゆえに育児箱から巣枠を抜き、代わりに空の巣脾を置くことは致命的な誤りである。
容積の縮小
越冬に入る蜂群は、自ら暖められる大きさであるべきである。空の継箱は取り除き、必要なら隔板で狭める。原則は蜂が覆うだけの巣箱である。過大な容積は冬に暖められない死んだ空間となり、湿気を集め、蜂群を弱らせる。
湿気と換気――冬の真の殺し手
冬に蜂群を殺すのは寒さではなく湿気である。蜂球が生む水蒸気は冷たい天井に結露し、滴り落ちて蜂を濡らす。濡れた蜂は凍える。解決は上部換気である。湿った空気は上から出さねばならない。冬には開けて変えられないため、この調整はこの時期に済ませる。
巣箱の物理的状態
これは巣箱の本体に触れる最後の時期である。割れ目、閉まらない蓋、腐った底板を直し、巣箱が前に傾いているか(排水のため)を確かめる。冬に割れ目から入る風は蜂群を終わらせ、直す機会はない。
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蜂群の勢い
この時期、蜂群は越冬の蜂勢へと下がるが、その蜂勢の質が数より重要である。越冬を越す蜂は、この時期に築かれるか失われるかである。
冬蜂の生産を仕上げる
冬蜂――長命で、厚い脂肪体を持ち、越冬に特化した蜂――はこの時期に生産され、この時期の終わりに生産が止まる。この最後の世代が、蜂群が越冬しうるか否かを定める。冬蜂の原料は花粉である。この時期に花粉なく放たれた蜂群は、弱い冬蜂を生産し、冬の終わりに崩壊する。
女王蜂の産卵停止
日長が短くなり寒さが定着すると、女王蜂は産卵を鈍らせ、この時期の終わりにはほぼ止める。これは自然かつ必要である。冬の蜂群は蜂児を暖める負担に耐えられない。産卵が止まらないこと(特に温和な地域で)は、ダニの繁殖の温床が続くことを意味し、問題を招きうる。
蜂勢の目標
越冬に入る蜂群は通常6~10枚の蜂を覆うべきである(地域により異なる)。これを下回ると、蜂群は自らの熱で蜂球を持ち上げられない。この閾値を下回る蜂群の唯一の現実的な選択は合同である。弱い二群が一つの強群となる。分けたままなら二つの死群となる。
合同の判断――今か、決してないか
弱い、あるいは無王の、あるいは病んだ蜂群を越冬に入れると、ほぼ必ず損失に終わる。合同の判断はこの時期に下さねばならない。寒さが定着すれば手遅れである。新聞紙合同法が最も安全な手段である。合同の前に弱群の女王を除く。病んだ群は合同せず淘汰する。
雄蜂の追放
この時期、雄蜂は最終的に追放される。冬の蜂群は雄蜂を養う負担に耐えられない。着地板の死んだ雄蜂は健康の印である。なお雄蜂を養う蜂群は無王か異常であり、この時期のその状態は致命的である。
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内検
この時期の点検は、春までの最後の開検である。どの点検も監査であり、下した判断は取り消せない。冬は誤りを許さないからである。
頻度と時機
準備作業が続く間は10~14日ごとの点検が適し、この時期の終わりに向けて減る。点検は一日で最も暖かい時間、正午ごろに行う。寒いなか巣箱を開けると蜂球と露出した蜂児が冷える。可能な限り14~15℃を下回っては開けない。
点検のチェックリスト
この時期、各巣箱について五つの問いに明確な答えが要る。
- 貯蜜は足りるか。15~20kg。足りなければどれだけ不足し、給餌は済んだか。
- 貯蜜は正しい位置にあるか。蜂球が届く配置か。
- 蜂勢は足りるか。6枚を下回るなら合同の判断は下したか。
- ヘギイタダニは清浄か。対処し効果を測ったか。
- 物理的準備は済んだか。容積、換気、ネズミ返し、傾き。
最後の点検の意味
この時期の最後の点検を終えて去るとき、巣箱のすべては定まっているべきである。「冬のいつか見てみよう」はない。巣箱は冬の間ずっと閉じたままだからである。この最後の点検は、離陸前の航空機の最終点検のごときものである。空にあって、未了のものは正せない。
低介入の原則
準備が済んだら、巣箱は静かに置く。不要な開検は蜂球を乱し、熱を失わせ、蜂群を疲れさせる。この時期の終わりに近づくほど、最良の点検は外部の観察である。飛翔はあるか、死蜂の量は正常か、巣箱は健全か。
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給餌
これは秋の給餌が完了する時期である。給餌には締切があり、その締切はこの時期のなかにある。遅れた給餌は、給餌しないことより良くはない。
なぜ締切があるか
シロップを蜜に変えるには、蜂が処理せねばならない――水を蒸発させ、酵素を加え、巣房に納めて蓋をする。この過程は暖かさと活発な蜂を要する。天候が冷えると蜂群にはこれが為しえない。与えたシロップは未処理・無蓋のまま残り、発酵して害を成す。ゆえに持続する寒さが定着する前に給餌を終えねばならない。
勘定――どれだけ
- 目標貯蜜: 15~20kg(地域の冬の厳しさによる)。
- 現在の貯蜜: 秤か蜜脾の枚数で測る。
- 差を給餌で補う。与えたシロップの約70~75%が貯蜜に変わる。残りは処理に費やされる。ゆえに10kgの不足を補うには約13~14kgの砂糖が要る。
濃度――2:1
この時期は2:1(砂糖二、水一)を用いる。濃いシロップは蒸発させる水が少なく、蜂は少ないエネルギーで速く貯える。薄いシロップ(1:1)はこの時期には誤りである。不要な蜂児の生産を促し、ダニの新たな温床を開く。
給餌の規則
- たっぷり速く与える――目標は貯えることであり、締切は近い。
- 巣箱内給餌器を用いる。露出した給餌は盗蜂を意味する。
- 夕方に給餌し、巣門を縮小し、養蜂場全体を同時に給餌する。
- 白い上白糖を用いる。黒糖、糖蜜、でんぷんシロップは越冬に不適である。消化しにくい物質を残し、下痢を起こす。
花粉・タンパク質
冬蜂の脂肪体は花粉で築かれる。天然の花粉が乏しければ代用花粉を与えてよい。ただし代用花粉の判断は早めに下すべきである。冬蜂の生産が終わったあとに与えても無益である。この時期の初めに花粉の状況を評価する。
甘露蜜の警告
地域に甘露(松、樫)があれば、蜂群が集める蜜は越冬に不適かもしれない――灰分が高く消化しにくい。この場合は甘露を抜き、代わりにシロップで清浄な貯蜜を築く。
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病害虫
これはヘギイタダニとの戦いの最後の窓であり、ネズミなど冬の害敵への最初の防衛線を張る時期である。この時期に逃した対処は、冬には取り返せない。
ヘギイタダニ――最後の機会
論理の鎖は確かである。冬蜂はこの時期に生産される。冬蜂の価値はその脂肪体にある。ダニは蜂児に寄生してその脂肪体を消費し、ウイルスを媒介する。感染した冬蜂は短命である。結論――冬蜂の生産の前に対処を終えねばならない。この順序が狂うと、蜂群は初冬には強く見え、真冬に細り、冬の終わりに終わる。
無蜂児期の機会
この時期の終わりに女王蜂が産卵を止めると、蜂群は無蜂児となる。これは一年で最も有効な対処の窓である。蜂児がないため、ダニはすべて蜂の上にあり、巣房に隠れられない。無蜂児の窓に行う一回の対処(適切な条件下でのシュウ酸など)は、蜂児のある時期の対処より何倍も有効である。この機会を捉えることが、清浄に越冬入りする最も確実な道である。
測定と確認
- 閾値: この時期は1~2%でも危うい。目標は清浄な越冬入りである。
- 対処後の確認は必須: 「薬を与えた」では足りない。効果を測らねばならない。耐性の生じた製品は効かないことがある。
- 温度: 各製品には有効な温度域がある。冷える天候では表示を外れない。
ネズミ・齧歯類――ネズミ返しを今
寒さとともにネズミが巣箱を隠れ家と見出す。入り込んだネズミは巣脾を荒らし、蜂群を乱し、越冬を終わらせる。ネズミ返しはこの時期、ネズミが入る前に付ける。ネズミが入って巣を作れば、ネズミ返しはただ中に閉じ込めるだけになる。
ノゼマ
冷えて湿った空気はノゼマに適した環境を作る。徴候は巣門と前壁の茶色い糞斑、這う蜂である。この時期に見つかるノゼマは、越冬前に介入する機会を与える。予防策は乾いて換気された巣箱、清浄な水、良い越冬貯蜜(甘露でない)である。
盗蜂
給餌が続き天然の蜜源が終わったため、盗蜂の危険はなお続く。巣門を縮小し、夕方に給餌し、シロップ・蜜を露出させない。巣門の縮小は冬の熱損失も下げる――二重の利点である。
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蜜源・花粉源
この時期、天然の蜜源はほぼ尽きる。残る少数の蜜源は、蜂群の最後の花粉需要と、越冬に入る最後の新鮮な貯蜜のためになお重要である。
蜜源の退潮
秋の流蜜の最後の波も尽きた。冷える天候と短くなる日長が植物を冬支度へ向かわせ、開花は止まる。蜂はもはや外からの本格的な収入を期待しない。この時期の終わりに向けて、蜂群はほぼ貯蜜へと向かう。
この時期の最後の蜜源
- キヅタ(Hedera): 多くの地域で一年最後の本格的な蜜源。遅い花蜜と貴重な花粉を与える。越冬に入る最後の新鮮な貯蜜と最後の花粉に重要である。
- ヒース: 適した地域では晩秋まで続くことがある。
- 遅咲きの野草: 散在し、密度は低い。維持の水準である。
- 秋の甘露: 地域によっては松の甘露が続くことがある――蜜をもたらすが越冬貯蜜には不適である。
最後の花粉の重要性
この時期に集めた花粉は、生産される最後の冬蜂世代の脂肪体になる。ゆえにこの時期の花粉源は越冬の成否に直接に影響する。キヅタのような遅い花粉源はそのために貴重であり、養蜂場をこれらの源に近づけることは冬蜂の質を高める。
越冬蜜の質
越冬する蜂は数か月飛べず、腸を空にできない。ゆえに越冬蜜は消化しにくい物質が少ないべきである。多くの花蜜は適する。甘露蜜(灰分が高い)や一部の速く結晶する蜜は適さない。地域に越冬不適の蜜があれば、これを抜き、代わりにシロップで清浄な貯蜜を築く。
蜜源が尽きたときの判断
天然の蜜源が尽きたと見ることが、給餌開始の合図である。この時期、養蜂家は花と秤を見る。秤が下がり始め、自然に蜜源が残らなければ、越冬貯蜜を仕上げる時である。
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採蜜
これは原則として採蜜の時期ではない。残る蜜は越冬の分であり、これに触れることは越冬を危険にさらす。ただし特別な場合には限定的あるいは必須の採蜜がありうる。
越冬分の不可侵
この時期に巣箱にある蜜は蜂群のものであり、養蜂家のものではない。目標貯蜜(15~20kg)は侵さぬ領域である。この線を下回る採蜜は給餌で補おうとするが、シロップは蜜を完全には代替せず、その費用はしばしば採った蜜の価値を上回る。ゆえにこの時期の採蜜はたいてい割に合わない。
限定的採蜜の例外
蜂群の貯蜜が目標より明らかに多く、余剰が継箱にあれば、余剰を採ってよい。基準は明確である。育児箱と越冬の環には触れず、継箱の余剰のみを採る。迷えば残す。貯蜜なく越冬させる費用は、数kgの蜜の価値の何倍もである。
必須の採蜜――甘露蜜
地域に甘露(松、樫)が来るなら、状況は逆転して採蜜が必須となる。甘露が越冬貯蜜として残れば、飛べない蜂群は下痢に見舞われ、巣箱が汚れ、ノゼマが誘発される。この場合は甘露を採る → 代わりに2:1のシロップで清浄な貯蜜を築く → この時期の終わりに給餌を終える。
巣脾の更新
この時期は古く黒ずんだ巣脾の選別に適する。越冬しない群の巣脾や取り除いた継箱を溶かす。古い巣脾は病原の芽胞と薬剤残留の貯蔵庫であり、巣脾の更新は越冬前に行う健康への投資である。得られた蜜蝋は別に集める。
プロポリス
この時期、蜂群は冬に備えてあらゆる隙間をプロポリスで固く塞ぎ、プロポリスの生産は高い。プロポリス採取器は生産的で、蜂群への負担は低い。ただしこの時期の終わりに向けては、蜂群が自ら隙間を塞ぐのを許すことも重要である――これは冬の断熱の一部である。
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資材
これは、備えた越冬資材を取り付け、巣箱を物理的に冬へ整える時期である。前の時期に準備が済んでいなければ、この時期の天候と時間はいずれも切迫する。
ネズミ返し――時機を得て付ける
寒さとともにネズミが巣箱を見出す。ネズミ返しはネズミが入る前に付けねばならない。あとに付ければネズミを中に閉じ込める。ネズミ返しは蜂が通りネズミが通れない隙間を持ち、死蜂が溜まって巣門を塞がぬよう設計されているべきである。
巣門縮小器
縮小は二つの働きをする。盗蜂への防衛と冬の熱損失の低減である。弱群では狭く、強群では広く。ただし完全には閉じない――冬には換気と排泄飛行のための巣門が要る。
換気の調整
冬の殺し手は湿気であるため、上部換気はこの時期に整える。小さな上部の穴、隙間をあけた蓋、あるいは吸湿材である。蜂球が生む水蒸気を上から出す。冬にこの調整は開けて変えられないため、いま正しく整えねばならない。
断熱
断熱は地域の厳しさに応じて決める。一般則は上を断熱し、下を換気するである。巣箱全体を包んで湿気を中に閉じ込めることは、しばしば益より害が多い。断熱材は乾いており、湿気を閉じ込めないものであるべきである。
給餌器
この時期は給餌が集中し、給餌器は最も使う資材である。漏れる給餌器は盗蜂を意味する――使う前に試す。給餌が終われば給餌器を外す。空の給餌器を巣箱に残すと、冬に暖められない死んだ空間となる。
巣箱の本体と底
これは本体に触れる最後の時期である。割れ目を直し、前への傾き(排水のため)を確かめ、巣箱を地面から(20~30cm)上げて底から湿気が上がらぬようにする。巣箱の蓋は重しやベルトで、風と動物に備えて固定する。
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蜂場の管理
この時期、養蜂場は冬の条件へと整えられる。この時期に下した立地の判断は冬には変えられない。ゆえにこの時期に養蜂場の冬の計画を実行する。
風――冬の第一の敵
冬に蜂群を消耗させるのは絶対的な寒さではなく、風が絶えず奪う熱である。風にさらされた巣箱は蜂球に絶えず発熱を強い、貯蜜が速く尽きる。
- 卓越風の向きを見定め、巣箱の背をそれに向ける。
- 天然の風よけ(灌木、壁、斜面)が良い。なければ人工の風よけを設ける。
- 巣門は風に向かってはならない。
排水と地面
冬の最も厄介な問題は水である。窪地に立つ巣箱は雨水に浸かる。底から湿気が上がり蜂群を終わらせる。
- 巣箱は地面から上げる――少なくとも20~30cm。
- 地面は水を溜めぬように。必要なら排水を設ける。
- 巣箱は前に傾けて置き、結露した水を排する。
- 小川や増水の氾濫線を確かめる。
日射――冬の友
夏の時期には日陰を求めたが、冬の準備では逆である。冬の日を浴びる巣箱は早く暖まり、蜂は排泄飛行に出やすく、湿気は速く放たれる。理想の立地は冬の日を浴び、風から守られる場所である。落葉樹の下は古典的な選択である――夏は日陰、冬は日である。
立地の清掃と齧歯類
巣箱の周りの雑草を清め、巣箱の下を換気の通るように保つ。養蜂場の周りの堆積物、廃物、丈高い草はネズミの数を養う。取り除く。ネズミ返しは防衛線だが、最良の防衛はネズミが養蜂場に来ないことである。
冬の立地の確定
越冬地を変えるならこの時期に済ませ、持続する寒さが定着する前に冬の立地を確定せねばならない。冬の立地には三つが要る。風からの遮蔽、排水、冬の日である。寒波のあとに巣箱を動かすことは蜂群を重大な危険にさらす。
防犯
冬は養蜂場を訪れる回数が減る。この時期に盗蜂、動物の害、転倒への対策を講じる。巣箱の蓋を固定し、柵と巣門を確かめる。
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学習
これは越冬入りの棚卸しを行い、来季の基盤を据える時期である。季節の帰趨を定める判断がここで下される。学ぶべきは、なぜそれらの判断を下したのかを理解することである。
越冬入りの棚卸し
この時期の終わりには、各蜂群について書かれた記録があるべきである。
- 入りの重量(kg)と蜂勢(枚)
- 女王蜂の齢と状態
- ヘギイタダニの対処――製品、日付、対処後の測定
- 与えたシロップの量と越冬貯蜜の由来(蜜/シロップ/混合)
- 行った合同
この記録は、春に損失が生じたとき原因を見出す唯一の道である。記録がなければ損失は「不運」と説明され、翌年も繰り返される。
この時期に学ぶべきこと
- 越冬の生理: 蜂球がどう働き、どう熱が生まれ、消費が何に依るか。
- 湿気の管理: 越冬損失で最も誤解される主題――殺し手は寒さでなく湿気である。
- 無蜂児期のヘギイタダニ対処: この時期の最も貴い機会を知る。
- 合同の技術: 新聞紙合同法とその代替。
- 越冬蜜の質: 甘露蜜、結晶、消化しにくい物質。
季節の総括
季節はまだ新しい。次の問いの答えをいま書くべきである。どの群が何を生産し、なぜか。主要流蜜はいつ来たか。何群を失い、真の原因は何か。どの判断が遅れたか。最後の問いが最も重要である。養蜂の誤りの多くは誤った判断ではなく遅れた判断だからである。
来季の計画
女王蜂の注文をしていなければ今はもう遅い。良い施設の春の女王は尽きる。資材の需要、群数の目標、養蜂場の立地、系統の選択はこの時期に固めるべきである。
冬への備え
冬は養蜂における読書と学びの時期である。この時期の終わりに、冬に何を学ぶかを決める。女王養成、病気の診断、製品の多様化、施設の経営である。冬に計画なく費やした時間は、春に不意を突かれる形で返ってくる。