Entegre Zararlı Yönetimi (IPM)

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⚠️ 重要:このページの情報は一般的な参考情報であり、診断や治療に代わるものではありません。確定診断には必ず獣医師に相談するか、認可された検査機関で検査を受けてください。薬剤は承認された製品のみを、添付文書と法定の休薬期間に従って使用してください。届出伝染病が疑われる場合は、家畜保健衛生所に連絡してください。

総合的有害生物管理(IPM、英語で “Integrated Pest Management”)は、薬剤を禁止するものではなく、薬剤を手順の最後の段階に位置づけます。まず計測し、要防除水準を確認し、予防し、化学的でない方法を試し、必要なら承認された薬剤を正しく使い、その結果をもう一度計測する、という順序です。目的は害虫をゼロにすることではなく、被害が出る水準より下に抑えることです。この考え方はバロアダニをはじめ、スムシ、スズメバチ、蜂児の病気にも同じように当てはまります。

基本的な考え方

暦に従って薬剤を使うのは簡単ですが、その代償は大きいものです。不要な処置は抵抗性を生み、蜂蜜や蜜ろうへの残留のリスクを高め、多くの場合、問題の本当の大きさを覆い隠してしまいます。IPMでは、あらゆる判断が計測に基づき、あらゆる処置の結果が再計測されます。

害虫を完全に根絶しようとするのは不可能であるうえ、薬剤の使いすぎにつながります。目標は、コロニーが健康でいられるレベルを保つことです。

6つの段階

1. モニタリング

害虫がどれだけいるかを知らずに下す判断は、当て推量にすぎません。バロアダニについて年に数回洗浄法で計数すること、毎回の内検で蜂児の並び、巣箱の前、落下トレイを確認することが、この段階に含まれます。結果は巣箱番号とともに記録しましょう。

くずと多数のダニが落ちている白い落下トレイ
落下トレイは、巣箱を開けずに情報を与えてくれます。ダニの落下、蜜ろうのくず、花粉、ほかの害虫の痕跡がここに現れます。ダニの落下が多ければ、洗浄法で詳しく計測する必要があります。 写真:APHA (National Bee Unit), Crown Copyright · Open Government Licence v3.0 (Crown Copyright)

2. 要防除水準

害虫が見られるたびに対処するのではなく、あらかじめ決めた水準を超えたときに対処します。バロアダニで一般的に使われる水準は、夏の間は蜂100匹あたりダニ2〜3匹です。春や越冬蜂が育つ時期には、より低い値を目標にします。水準は地域によって異なるので、養蜂組合や家畜保健衛生所の推奨に従ってください。

届出が義務づけられている病気(アメリカ腐蛆病・ヨーロッパ腐蛆病、スモールハイブビートル、Tropilaelaps)には水準はありません。疑った時点で届け出ます。

3. 予防

問題が起こる前に減らすのが、最も安上がりな方法です。

  • 強勢で栄養状態のよいコロニー:十分な蜂蜜と花粉、若く産卵力の高い女王蜂。
  • 遺伝:衛生行動が強く、地域の条件に適応した系統から女王蜂を選ぶこと。
  • 巣板の更新:黒ずんだ古い巣板を毎年一部ずつ入れ替えること。病原体や残留物の蓄積を減らします。
  • 衛生:コロニーごとに養蜂器具や手袋をきれいにすること。出所のわからない巣板や器具を入手しないこと。
  • 隔離(検疫):新たに入手したコロニーや捕獲した分蜂群を、しばらく別に置いて確認すること。
  • 盗蜂の防止:蜂蜜や糖液を出しっぱなしにせず、弱い群の巣門を狭めること。
  • 巣板の正しい保管:空の巣板を涼しく明るく風通しのよい場所に保管し、スムシがいないか定期的に確認すること。
有蓋蜂児と無蓋蜂児が整然と並ぶ健康な巣板
健康な蜂児の並び:有蓋蜂児の塊が途切れなく続き、無蓋の幼虫は白くふっくらしています。定期的な内検で、この姿からのずれが早期の警告になります。 写真:APHA (National Bee Unit), Crown Copyright · Open Government Licence v3.0 (Crown Copyright)
空の巣箱で糸に覆われた巣板とスムシの幼虫
空の巣箱に放置された巣板に見られる、スムシのひどい被害:絹糸の網と幼虫。強いコロニーと正しい保管が、薬剤を使わない最善の予防法です。 写真:APHA (National Bee Unit), Crown Copyright · Open Government Licence v3.0 (Crown Copyright)

4. 化学的でない対処

要防除水準を超えたとき、最初の選択肢が薬剤であるとは限りません。

  • 雄蜂児の切除:ダニが好む有蓋雄蜂児を切り取って捨てます。
  • 蜂児の中断:女王蜂の閉じ込めやトラップ巣板によって、コロニーを一時的に無蜂児にします。
  • 分割と人工分蜂:分蜂予防とダニの削減を同時に実現します。
  • 物理的な対策:スズメバチには巣門を狭めることとトラップ、スムシには巣板の選別と低温保管。
巣枠の下部につくられた有蓋雄蜂児の巣板を切り取っているところ
バロアダニ防除のための雄蜂児の切除:巣枠の下の空間につくられた有蓋雄蜂児を切り取り、巣箱から取り出します。ダニは減りますが、この方法だけでは通常は十分ではありません。 写真:APHA (National Bee Unit), Crown Copyright · Open Government Licence v3.0 (Crown Copyright)

5. 化学的な対処

必要なら薬剤を使いますが、次のルールに従います。

  • お住まいの国で承認された製品のみを使い、ラベルに記載された用量、期間、方法を守ること。
  • 有効成分を作用機構に基づいてローテーションすること。有機酸(シュウ酸、ギ酸)とチモールは抵抗性のリスクが低いため、プログラムの確かな柱になります。
  • 採蜜と継箱(貯蜜箱)に関するルールを守ること。残留のおそれのある処置は採蜜後に行うこと。
  • 未承認の混合物や自家製の処置を使わないこと。
  • ミツバチに抗生物質を使わないこと。症状を抑えるだけで病原体を排除せず、蜂蜜に残留します。
巣箱の巣枠の間にストリップを差し込んでいるところ
承認された殺ダニ剤のストリップを巣枠の間に差し込んでいるところ。ストリップの数、位置、期間は製品の説明書に従って決め、期間が過ぎたら取り出します。 写真:APHA (National Bee Unit), Crown Copyright · Open Government Licence v3.0 (Crown Copyright)

6. 評価:最も省かれがちな段階

IPMは薬剤で終わりではありません。処置期間が終わったら、同じ方法でもう一度計測しましょう。処置前と処置後の数の差が、あなたの養蜂場におけるその方法の本当の効果です。期待どおりに減っていなければ、用量、時期、再感染、抵抗性の可能性を調べましょう。

主な害虫・病気のIPMのまとめ

問題モニタリング予防と化学的でない方法化学的な方法(必要な場合)
バロアダニ洗浄法による計数、落下トレイ、雄蜂児を開ける雄蜂児の切除、蜂児の中断、分割、抵抗性のある系統承認された殺ダニ剤。有機酸とのローテーション
スムシ保管中の巣板や弱い群の巣板の確認強いコロニー、余分な巣板の撤去、涼しく明るい場所での保管、冷凍通常は不要。承認された保管用製品のみ
スズメバチ巣箱の前で狩られる蜂の数巣門を狭める、トラップ、巣が見つかれば専門家による駆除巣箱の中で薬剤は使わない
チョーク病、ノゼマ病蜂児の並び、巣箱の前、必要なら検査機関換気、湿気の管理、巣板の更新、強いコロニー、衛生行動の強い女王蜂通常は薬剤不要。承認された製品を獣医師の助言のもとでのみ
腐蛆病、スモールハイブビートル、Tropilaelaps毎回の内検で蜂児と巣箱の底を確認衛生、出所のわからない器具を入手しない自己判断での処置は不可。届出が義務
IPMは製品ではなく、手順の順序です。計測し、要防除水準を確認し、予防し、化学的でない方法を試し、必要なら薬剤を正しく使い、結果を計測する。この順序を守る養蜂家は、蜂も、手持ちの薬剤の効き目も守ることができます。

なぜ手間をかける価値があるのか

  • 抵抗性の発達が遅くなり、手持ちの製品がより長く効き続けます。
  • 蜂蜜や蜜ろうへの残留のリスクが減り、生産物の市場価値が守られます。
  • 不要な処置をしないので、コストが下がります。
  • 問題を早く発見できるので、群の損失が減ります。

この章で扱うテーマ

この見出しのもとで、バロアダニのモニタリング方法と要防除水準、殺ダニ剤抵抗性、蜂児中断の技術、届出が義務づけられている病気への対応手順を、それぞれ別のページで詳しく説明しています。

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